ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2025.01.22
新たな口腔粘膜炎治療薬として有望な茶カテキン含有ゲル剤を開発
~使い勝手の良い口腔粘膜炎治療薬の開発に向けて~研究の要旨とポイント 口腔粘膜炎(口内炎)は患者のQOLに深く関わる症状であるにも関わらず、既存の治療薬には使い勝手の面で様々な課題があり、簡便かつ快適に使用できる製剤の開発が待たれています。 茶カテキンとキシログルカンからなる粘接付着性フ…
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2025.01.21
高瀬 幸造准教授の共同研究成果が日刊工業新聞に掲載
創域理工学部 建築学科 高瀬 幸造准教授の共同研究成果が日刊工業新聞に掲載されました。 本研究は、株式会社大京、フジモリ産業株式会社、東京大学との共同研究により行われ、マンションの限られた天井裏の空間にコンパクトな空調設備部材を設置すること…
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2025.01.20
東京理科大学 スペースシステム創造研究センター「第6回宇宙シンポジウム」開催のご案内
東京理科大学スペースシステム創造研究センターは、基礎研究から宇宙へのアクセス手段までを網羅して総合的に宇宙研究に取り組むことのできる宇宙共創の場の形成を目指しております。 今般、2025年3月6日(木)に、第6回宇宙シンポジウムを開催します…
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2025.01.16
同期理論で紐解くリカレントニューラルネットワークの予測機構と新学習法の提案
~ニューロンの状態から何を読み取り、カオスを予測しているのか?~研究の要旨とポイント 同期ダイナミクスに関する数学理論を応用し、リカレントニューラルネットワーク(RNN)によるカオス時系列予測の仕組みを数理的に解明しました。 近年数学的に証明された一般化同期写像を用いて、予測の“正解読み出し写像”を調べ…
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2025.01.15
カゴメ文様に秘められた磁場中分数量子状態
~フラストレーションと量子揺らぎで安定化するカゴメ磁性体の1/3磁化プラトーを発見~北海道大学 大阪大学 東京理科大学 ポイント 磁性元素を日本の伝統的幾何学文様であるカゴメ編みに織り込んだ新規量子磁性体の開発に成功。 強磁場中の精密磁化測定により、磁場に反応しない磁場中分数量子状態(磁化プラトー状態)を発見。 新物質開発…
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2025.01.14
工藤 昭彦教授の解説が東京新聞他に掲載
理学部第一部 応用化学科 工藤 昭彦教授の解説が東京新聞他に掲載されました。 光触媒に太陽光を当て、化学反応により水を分解しグリーン水素をつくる「人工光合成」を紹介する記事の中、工藤教授は光触媒研究をめぐる80年代の情勢や、グリーン水素の将…
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2025.01.14
量子の世界で「冷やす」を測る
量子回路中の光子吸収を量子ビットにより高速評価国立研究開発法人 産業技術総合研究所 東京理科大学 ポイント 量子ビットの周波数変化を用いて量子回路のエネルギー減少量を高速に評価 超伝導・常伝導接合による光子吸収後に量子回路に残った光子1粒以下のエネルギーを検出 より高速で高忠実度な量子…
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2025.01.09
タンパク質分子が細胞膜を通り抜ける過程の可視化に成功
〜ナノスケールの生命活動の動的な分子メカニズムの解明に新たな道拓く〜国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生命創成探究センター 東京理科大学 発表のポイント 細菌の生体膜をタンパク質が透過する際に、通り道を形成するSec…
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2024.12.26
特定健診による生活習慣病の予防効果を、累計30万人規模の医療ビッグデータを用いて検証
静岡社会健康医学大学院大学 東京理科大学 京都大学大学院 発表のポイント 2008年に開始された特定健診(通称:メタボ健診)は制度設計段階から現在に至るまで、生活習慣病の予防効果がどの程度あるのかに関して詳しくは検証されていません。 今回、…
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2024.12.13
CO₂還元触媒の性能は幾何構造と安定性で異なることが判明
─CO₂を二次利用して減らす高性能触媒開発の指針として脱炭素社会の実現に貢献─国立大学法人東北大学 東京理科大学 発表のポイント 電気化学的二酸化炭素還元(注1)触媒として機能する金属微粒子(金属ナノクラスター(NC)(注2))の精密合成に成功しました。 本手法により得られた二つの金属ナノクラスターの耐久性と生成物の…
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2024.12.10
詳細が未知の大規模視覚-言語モデルから不要な知識を『忘却』させる技術を開発
~より軽量かつ効率的な新しいモデルの構築につながる成果(NeurIPS 2024採択)~研究の要旨とポイント 大規模な事前学習モデルは優れた性能を示すものの計算コストが高いことから、不要な機能を“忘却”させることで効率化できると期待されています。しかし、多くの大規模モデルは詳細が公開されていないことが多く、“忘却”機能の実装は…
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2024.12.05
有機合成において重要なトランスアルケンを効率的に与えるHorner–Wadsworth–Emmons反応を開発
~薬理活性を持つ化合物の大量生産に一歩前進~研究の要旨とポイント Horner‒Wadsworth‒Emmons(HWE)反応は、有機合成における最も有用な反応の一つですが、立体選択性や頑健性など、応用上の課題がありました。 本研究では、開発後60年以上報告されてこなかったHWE反応…
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2024.12.03
サルはなぜB型肝炎ウイルスに感染しないのか
~ウイルス感染の「種間の壁」が生じる要因を解明~東京理科大学 横浜市立大学 京都大学 国立感染症研究所 研究の要旨とポイント B型肝炎ウイルスは胆汁酸輸送体(NTCP)を介してヒトやチンパンジーに感染しますが、遺伝系統的に近いアカゲザルやカニクイザルには感染しません。 カニクイザルとヒト…
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2024.11.26
金属材料WSi₂の横型熱電変換を実証
~次世代センサ技術の進展に大きく貢献~東京理科大学 埼玉大学 研究の要旨とポイント 横型熱電変換は、温度や熱流を計測可能なセンサの新たな基幹技術として注目されていますが、この特性を有する物質の報告例は少なく、新たな材料が模索されています。 本研究では、金属材料WSi2が横方向の…
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2024.11.25
低消費電力の色素増感太陽電池ベース光電子シナプス素子を開発
~エッジAIデバイスの実現に向けて、新たな可能性を開拓~研究の要旨とポイント 光電子シナプス素子を用いた物理リザバコンピューティングは、低消費電力のエッジAIデバイスの実現に向けて、大きな可能性を秘めています。 時定数が制御可能な色素増感太陽電池ベースの自己給電型光電子シナプス素子を開発し、物理…