Department of Medical and Robotic Engineering Design

先進工学部 機能デザイン工学科

「ヒトのカラダを助ける工学」実現のために
3つの柱で多角的にアプローチする

日本をはじめとする多くの先進国では、人口減少と高齢化という共通の問題を抱えています。ヒトが幸せに長生きするためにはQOL = Quality of Life(人生の質)の維持が重要です。
機能デザイン工学科は、現在はヒトの手で支えている“QOLを支える役割”を、減少するヒトの手に代わって担う「ヒトのカラダを助ける工学」を生み出しながら、その担い手を育成することを目的としています。「ヒトのカラダを助ける工学」を産むための研究の要素は、ナノ空間で医療問題に取り組むナノメディスン、頭脳や身体の機能を作り出すロボティクス、問題解決と解決策の社会実装を担うデザイン思考であり、この3要素の掛け合わせによりイノベーション創出を目指します。

  • 機能デザイン工学科の特徴1

    社会課題に向き合うために
    必要な論理的思考を習得

    1、2年次では理学・工学の基礎としての物理、化学、生物、数学に加え、デザイン思考の基礎を学び、社会課題に向き合うために必要な一般教養とともに、科学の基盤と論理的思考能力、コミュニケーション能力としての語学力を身に付けます。

  • 機能デザイン工学科の特徴2

    広い視野で学べる
    専門性の高い2コース

    3年次から「メディカル機能工学コース」と「運動機能工学コース」を軸に学びますが、どちらのコースの科目も選択科目として履修することができるので、コースの必修を修めつつ、広い視野で学べるよう工夫されています。

  • 機能デザイン工学科の特徴3

    将来幅広いフィールドで
    活躍できる3つの研究領域

    4年次では「メディカル機能」、「知能認識」、「運動ロボティクス」の3つの研究領域に属する12の研究室のいずれかに進み、卒業研究として社会における問題解決のためのデザイン思考を実践的に学びます。

基礎情報・資格 BASIC INFORMATION & CERTIFICATION

キャンパス 取得学位 在籍学生総数 目指せる資格
葛飾キャンパス 学士(工学)

129名
(男子90名/女子39名)

男子 70%/女子 30%

※2023年5月1日現在

カリキュラム CURRICULUM

■必修科目 ●選択必修科目 ◆選択科目

1年次 2年次 3年次 4年次
■デザイン思考入門/デザイン思考基礎/微分積分学1・2/線形代数学1・2/質点力学/電磁気学/物質化学/有機・無機化学/基礎生物学/生化学/プログラミング1・2/機能デザイン工学実験1・2 ■デザイン思考応用/応用数学/機能デザイン工学概論1/機能デザイン工学実験3/機能デザイン実習
◆高分子材料工学/薬理学/機器分析/無機材料工学/光デバイス学/人工知能/センシング工学/健康科学/イメージング/ロボット設計図法/ロボット運動機構/ロボット電子制御/波動と振動/身体機能サポート工学/ナノメディスン入門/工学のための英語/ロボット工学入門/機能デザインキャリア概論
■デザイン思考実践/機能デザイン工学概論2/機能デザイン工学概論3 ■卒業研究/既往研究調査法
メディカル機能分野 メディカル機能工学コース
メディカル機能工学実験1・2/細胞工学/生理学/バイオマテリアル/ドラッグデリバリー/バイオロジスティクス/生体分光学/イメージプロセシング
知能認識分野
運動機能工学コース
健康情報計測/剛体力学/スポーツ工学/ロボット設計工学/ロボット制御工学/ロボット運動工学/筋肉と神経の機能/運動機能工学実験1・2
運動ロボティクス分野

※3年次進学の際にいずれかのコースを選択します。選択したコースの科目が必修科目となり、もう一方のコースの科目が選択必修科目となります。

卒業研究・
研究室紹介
GRADUATE RESEARCH AND LABORATORIES

メディカル機能分野
ヒトの身体の中で起こる代謝に関わる機能を助ける工学の研究分野です。マテリアル、メカノバイオロジー、ナノメディスン、バイオロジスティクスの研究室で構成されています。ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、薬学の粋を集めて研究を展開します。
知能認識分野
ヒトの頭の中で行われる情報処理機能を助ける工学の研究です。フォトニクス、イメージプロセス、健康認知機能、デザイン学の研究室で構成されています。光の科学、画像処理技術、データサイエンス、メディアデザインを駆使して研究を展開します。
運動ロボティクス分野
ヒトの四肢の機能を助ける工学の研究を進める研究分野です。ロボティクス、障がい者スポーツ機能工学、ヒューマノイド運動機能、ヒューマノイド制御の研究室で構成されています。ロボットの四肢の新たな機能の開発とその制御に、最先端工学と数学の力で挑みます。

進路 CAREER

2023年4月新設のため、就職先の実績はありませんが、工学の知識、デザイン思考で磨かれた利用者目線と創造性を武器に、QOLを支える業種の企業などを中心に、幅広いフィールドでの活躍が期待されます。

想定される進路

医療機器・手術補助ロボット・障がい者サポート機器・歩行補助ロボット・作業補助ロボット・産業用ロボット等の機械器具関連分野、製薬・バイオマテリアル・バイオテクノロジー等の化学工業分野、画像処理・情報処理・情報通信等の情報処理サービスおよび情報提供サービス分野、経営コンサルティング等の専門・技術サービス分野、大学院進学 ほか
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