Department of Pharmacy
薬学部 薬学科
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薬学科の特徴1
複数の大学病院との
連携を強化医学部を持たないという本学の特徴を生かし、複数の大学病院と連携。筑波大学医学部、順天堂大学医学部、東京慈恵会医科大学、獨協医科大学、横浜市立大学医学部などとの研究・教育連携があり、先端医療に触れながら様々な視点から学べる機会を提供しています。
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薬学科の特徴2
薬剤師から企業勤務まで
目標に応じた履修をサポート履修年次に応じた履修モデルを作成し、学生が希望する進路に沿った学びのステップを示すことに注力しています。病院や薬局の薬剤師、企業勤務、公務員など、それぞれの将来の目標に応じて今学ぶべきことをより具体化・明確化した履修モデルを提案しています。
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薬学科の特徴3
海外研修や交換留学にも
チャレンジ可能国際性の強化を目標として、海外研修を検討するとともに、交換留学などにも積極的にチャレンジできる環境を整え、世界へ羽ばたける人材の育成を目指しています。学生たちは、薬に関わる様々な知識を包括的に学びながら、自分らしいキャリアを築くことができます。
基礎情報・資格 BASIC INFORMATION & CERTIFICATION
キャンパス | 取得学位 | 在籍学生総数 | 目指せる資格 |
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野田キャンパス
※2025年4月葛飾キャンパスへ移転予定 |
学士(薬学) |
565名 男子 33%/女子 67% ※2024年5月1日現在 |
・薬剤師 |
カリキュラム CURRICULUM
1年次 | 2年次 | 3年次 |
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■薬学入門/薬学情報科学1/早期体験学習/基礎化学/機能形態学1/生命科学/薬用植物学/有機化学1/機能形態学2/生化学/分析化学1/薬品物理化学1/有機化学2/基礎薬学実習 ●情報基礎/数学1/物理学1/数学2/物理学2 ◆薬学基礎(生物)/薬学基礎(数学)/有機化学1演習/有機化学2演習 |
■薬学情報科学2/分析化学実習/生薬学/微生物学/分子生物学/分析化学2/薬品物理化学2/薬理学総論/有機化学3及び演習/有機化学実習/病態・薬物治療学1/医薬資源学実習/栄養と健康/漢方概論/生物化学実習/免疫学/薬理学1/病態・薬物治療学2 ◆実践社会薬学/薬品物理化学3/医薬化学の基礎/データサイエンス・AI応用基礎/分子細胞生物学 |
■医薬化学/医薬品情報学/化学療法学/生活環境と健康/天然物化学/分析化学3/放射性医薬品学/薬剤学/薬品物理化学実習/薬理学2/薬理学実習/衛生薬学実習/病態・薬物治療学3/医薬品情報解析学/化学物質の生体影響/医療コミュニケーション/製剤学/薬剤学実習/薬事関係法規・制度/病態・薬物治療学4/薬物動態学/レギュラトリーサイエンス/集団の健康と疾病予防/生物有機化学 ●薬学英語 ◆バイオインフォマティクス/分子腫瘍科学/有機合成化学/分子科学/実験動物学/医療統計学/ケモインフォマティクス/医薬品合成化学実習/ゲノム創薬科学/裁判化学/創薬インフォマティクス/創薬化学/放射性医薬品学実習/薬効物理化学/製剤物理化学/発生と分化/薬学データサイエンス |
4年次 | 5年次 | 6年次 |
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■調剤学/薬学と社会/薬物治療の個別化/医療薬学実習/実務薬学事前実習/セルフメディケーション学/特別講義1/薬学科卒業研究A ◆物理系薬学演習/アカデミック・ディテーリング基礎演習/レギュラトリーサイエンス1/医療経済学 |
■ケアコロキウム/病院実習/薬局実習/薬学科卒業研究B ◆レギュラトリーサイエンス2/レギュラトリーサイエンス3/基礎薬学から学ぶ症例検討演習 |
■特別講義2/薬学科卒業研究C ◆実践薬物治療演習/実践院内製剤の開発/実践EBM |
基礎科目 | 専門科目 | 一般教養科目 | 合計 | ||||||||||
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専門基礎 | 基幹基礎 | 関連専門 基礎 |
2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 選択 | 一般教養科目 | 英語 | |||
必修 | 必修 | 選択必修 | 選択必修 | 必修 | 必修 | 必修 | 必修 | 必修 | 選択 | 選択 | 必修 | 選択必修 | |
21 | 7 | 2 | 2 | 30 | 43 | 21 | 28 | 11 | 10 | 16 | 4 | 4 | 199 |
卒業研究・
研究室紹介
GRADUATE RESEARCH AND LABORATORIES
- ■創薬科学分野
- 疾病に関わる遺伝子やタンパク質が解明されるようになってきました。それに伴い、現在の創薬研究では、これまでの合成化学的な手法に加え、ゲノム情報、コンピュータ科学を駆使した理論的なアプローチも加えて、新薬を創ることを目指します。
- ■環境・衛生薬学分野
- 疾病予防と健康増進は薬学の重要な使命です。環境・衛生薬学は、栄養学・食品衛生学、公衆衛生学、毒性学、環境衛生学を基盤として、原子・分子レベルから地球環境に至る広い視点で人の健康を科学する薬学の伝統的な領域であり、疾病予防と健康増進に貢献し続けています。
- ■生命薬学分野
- 生命の営みを遺伝子レベル、分子レベル、細胞レベル、生物個体レベルで多面的に学ぶとともに、がん、アルツハイマー病、糖尿病、免疫疾患、感染症などが起こるメカニズムを明らかにして、より優れた薬の開発に貢献します。
- ■医療・情報薬学分野
- 薬の効果・副作用・飲み合わせなどの情報を収集・活用したり、病状や薬の服用歴を考慮して薬を適正に使用したりして、患者さんの生活の質を向上させることができる薬剤師となるための学問です。
- 青山 研究室(医療薬学,薬物治療学,臨床薬学)■
- 礒濱 研究室(呼吸器病態生理学,呼吸器薬理学,漢方薬理学)■
- 市原 研究室(神経科学/ 毒性学,ナノトキシコロジー,環境腫瘍学)■
- 鍜冶 研究室(環境毒性学,環境細胞応答学,バイオオルガノメタリクス)■
- 斎藤 研究室(行動薬理学,創薬薬理学,神経科学)■
- 佐藤(聡)研究室(生化学,分子生物学,核酸化学)■
- 佐藤(嗣)研究室(薬剤疫学,医薬品リスク管理,社会薬学)■
- 鹿野 研究室(レギュラトリーサイエンス,医薬品規制)■
- 嶋田 研究室(医薬品情報学,臨床薬理学,薬剤学)■
- 鈴木 研究室(スポーツ科学,健康科学,禁煙学,臨床薬学)■
- 髙澤 研究室(医療分子生物学)■
- 高橋 研究室(創薬化学・臨床医薬品化学)■
- 月本 研究室(放射線生物学)■
- 西川 研究室(生物薬剤学,ドラッグデリバリーシステム)■
- 根岸 研究室(臨床薬学,実務薬学,医療薬学)■
- 野口 研究室(分子標的治療学,ウイルス学,腫瘍治療学)■
- 羽田 研究室(生薬学,天然物化学,糖化学)■
- 花輪 研究室 (臨床製剤設計学,医療デザイン学)■
- 東(恭) 研究室(病態分析化学,病態生化学)■
- 東(達) 研究室(臨床分析科学)■
- 堀口 研究室(リスクコミュニケーション,食品安全)■
- 牧野 研究室(ドラッグ・デリバリー・システム)■
- 真野 研究室(医療薬学,臨床薬剤学,医薬品情報学)■
- 安元 研究室(薬用植物学,天然物化学,天然医薬資源学)■
- 山下 研究室(ドラッグ・デリバリー・システム(DDS),再生医療,神経科学,凍結乾燥)■
- 吉澤 研究室(緩和医療薬学,臨床精神薬理学)■
- 伊集院 研究室(医療薬学,社会薬学,開局薬学) *1
- 鹿村 研究室(医療薬学,社会薬学) *1
- 櫻井 研究室(医薬品,再生医療等製品の品質確保) *2
*1医療薬学系実務家教員
*2社会連携講座(医薬品等品質・GMP講座)
*3寄付講座(創薬資源開発学講座)
*4薬学部医療薬学教育研究支援センター(神楽坂キャンパス)
進路 CAREER
2024年3月31日現在
主な就職先
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[化学工業]
アステラス製薬、アストラゼネカ、EAファーマ、エーザイ、大塚製薬、小野薬品工業、協和キリン、グラクソ・スミスクライン、小林製薬、塩野義製薬、第一三共、大正製薬、武田薬品工業、中外製薬、ツムラ、ファイザー -
[医療・福祉]
国立がん研究センター東病院、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療センター、千葉大学医学部附属病院、筑波大学附属病院、東京医科歯科大学病院、東京大学医学部附属病院、東北大学病院、名古屋大学医学部附属病院 -
[公務員、非営利団体]
厚生労働省、財務省、防衛省、医薬品医療機器総合機構
2021年3月~2023年3月卒業生
- ■青山 研究室
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[専攻]薬物治療学 [指導教員]青山 隆夫 教授 [キーワード]医療薬学,薬物治療学,臨床薬学
[テーマ例]❶アスピリンとNSAIDsとの薬物相互作用に関する研究 ❷結核および非結核性抗酸菌症治療薬の薬物相互作用に関する研究 ❸肝がんおよび乳がんに対するシスプラチンとカフェインの併用療法の開発本研究室では、薬物治療上の薬学的問題点を、抽出・解析し、その改善策を構築して臨床に還元することを目的とした研究を行っています。薬や食物との飲み合わせに関する薬物相互作用、新規薬物療法や市販されていない新規製剤の開発、注射薬の点滴ラインへの吸着による効果への影響、医薬品の適正使用、薬剤師の職能向上などテーマは広範囲であり、その多くが臨床現場との共同研究となっています。
※内容は取材当時のものです。
- ■礒濱 研究室
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[専攻]応用薬理学 [指導教員]礒濱 洋一郎 教授 [キーワード]呼吸器病態生理学,呼吸器薬理学,漢方薬理学
[テーマ例]❶アクアポリン水チャネルの機能および発現の薬理学的調節に関する研究 ❷気道粘液遺伝子の産生制御に関する薬理学的研究 ❸伝統医薬品の作用機序解明に関する研究本研究室では気管支喘息やCOPDなどの慢性炎症を基礎とする難治性呼吸器疾患の治療法を確立するために、病態が形成される仕組みや一定の効果が期待できる薬物の作用を調べています。特に、気道分泌を正常化するための新規標的分子の探索や漢方薬等の伝統医薬品に隠された薬理学的特徴の解明を通じて、新たな治療概念の提唱を目指します。
- ■市原 研究室
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[専攻]環境労働衛生学(衛生化学) [指導教員]市原 学 教授 [キーワード]神経科学/ 毒性学,ナノトキシコロジー,環境腫瘍学
[テーマ例]❶環境親電子性物質によるミクログリアを介した神経突起変性 ❷ナノ粒子による呼吸器、中枢神経系、循環器系、生殖系への影響 ❸炎症を介した環境発がんメカニズム環境化学物質・ナノ粒子による中枢神経障害、発がんの作用機序を解明します。環境要因がマクロファージやミクログリアなど炎症にかかわる免疫細胞を活性化し、病気を引き起こすことが明らかとなりつつあります。神経幹細胞、遺伝子改変動物、遺伝子発現・プロテオム解析技術を用いて、細胞間相互作用、未病(病気になる前の状態)の分子基盤を明らかにし、病気を予知するバイオマーカーを確立することで疾病を予防します。
- ■鍜冶 研究室
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[専攻]環境健康学 [指導教員]鍜冶 利幸 教授 [キーワード]環境毒性学,環境細胞応答学,バイオオルガノメタリクス
[テーマ例]❶環境汚染金属の血管毒性を担う分子標的と生体システム ❷微小環境変化に対する血管細胞の応答 ❸有機−無機ハイブリッド分子による血管細胞の機能制御と機能解析本研究室では、「環境と健康の接点を科学する」立場から、環境汚染物質の一つである重金属の毒性発現機構の解明に取り組むとともに、その機構の基盤となる微小環境の変化に対する細胞の異常な応答の解明も行っています。現在、有機−無機ハイブリッド分子の生物学─バイオオルガノメタリクス─を世界に先駆けて展開しています。
- ■斎藤 研究室
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[専攻]薬理学,精神・神経薬理学 [指導教員]斎藤 顕宜 教授 [キーワード]行動薬理学,創薬薬理学,神経科学
[テーマ例]❶オピオイド受容体をターゲットとした新規向精神薬の創薬 ❷オキシトシン受容体をターゲットとした新規認知症治療薬・向静新薬の創薬 ❸情動神経回路の理解に基づいた病態モデル動物の開発薬理学は、身体の仕組みを理解しながら、薬が持つ生体機能への影響を解析する学問です。本研究室では、心と脳神経系の病気、例えばうつ病・不安症・認知症がなぜ起きるのかを研究しています。病気のモデル動物・組織等を用いた実験から、関与する神経回路や生体物質を明らかにし、新しい治療薬・予防法の開発を目指しています。
- ■佐藤(聡) 研究室
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[専攻]生化学、分子生物学 [指導教員]佐藤 聡 講師 [キーワード]生化学,分子生物学,核酸化学
[テーマ例]❶ネクローシスとアポトーシスの細胞死制御機構の解明 ❷がん細胞の抗がん剤耐性機構の解明 ❸細胞死を制御するノンコーディングRNA(ncRNA)または薬剤耐性関連ncRNAを標的とする新規抗がん核酸医薬の開発 ❹ドラッグリポジショニングによる神経膠腫、膵臓癌などの難治癌に有効な新規抗がん剤の開発 ❺網膜色素上皮細胞の細胞死機序の解明と細胞死抑制分子の探索細胞の死とがんの薬剤耐性の仕組みに興味を持っています。当研究室は、細胞死、特にがん細胞の死と抗がん剤への耐性の仕組みの理解を通して、新たながん分子標的を見出し、それを標的とする核酸、低分子化合物などによるがん治療法の開発を目指しています。
- ■佐藤(嗣) 研究室
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[専攻]医薬品情報学 [指導教員]佐藤 嗣道 准教授 [キーワード]薬剤疫学,医薬品リスク管理,社会薬学
[テーマ例]❶疫学的手法を用いた医薬品の安全性評価 ❷医薬品のリスク最小化策の検討と評価 ❸医薬品情報の提供方法の検討最善の治療法を選択するには、薬のベネフィット(期待される効果)とリスク(副作用の可能性)を評価することが必要です。そして、より適切な使い方によりリスクを減らすことができます。本研究室では、医療現場で実際に使われている薬のリスクを評価し最小にすることを目的とした研究を行っています。
- ■鹿野 研究室
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[専攻]医薬品評価学 [指導教員]鹿野 真弓 教授 [キーワード]レギュラトリーサイエンス,医薬品規制
[テーマ例]❶医薬品・医療機器等に応用される革新的技術の早期探索 ❷医療情報の医薬品開発への利用 ❸ワクチン開発に関するガイドライン作成医薬品・医療機器等の開発グローバル化により開発・評価の考え方の国際調和が重要になっています。またAIやビッグデータ等の新技術の利用は、従来の評価の考え方や規制があてはまらない場合があります。本研究室では、規制当局とも連携し、医薬品・医療機器等に利用される革新的技術を早期に探索し、国際調和も視野に入れた対応方針を研究しています。
- ■嶋田 研究室
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[専攻]医薬品評価学 [指導教員]嶋田 修治 准教授 [キーワード]医薬品情報学,臨床薬理学,薬剤学
[テーマ例]❶統計的手法による医薬品評価 ❷薬剤学的手法による医薬品評価 ❸医薬品評価に基づいたエビデンスの構築先端技術の結晶である医薬品は、モノ(薬剤)と情報がそろったときに初めてその真価を発揮しますが、十分な情報が医療現場に提供されていない場合もあります。医薬品情報を適正に収集、評価および提供できる薬剤師は、患者の安全を守る最後の砦になるでしょう。本研究室では、医薬品の適正使用に向けた情報を医療現場に提供することを目指しています。
- ■鈴木 研究室
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[専攻]疾病病態学・臨床薬理学 [指導教員]鈴木 立紀 准教授 [キーワード]スポーツ科学,健康科学,禁煙学,臨床薬学
[テーマ例]❶脂質のエネルギー利用に関する研究 ❷食習慣と体格指数の関係に関する研究 ❸生涯スポーツ愛好家や精神科患者の薬剤使用に関する研究 ❹スポーツと喫煙に関する研究今後予想される超高齢化社会ではいかに健康寿命を延ばすかが重要で、生涯スポーツの拡大や禁煙化の推進もその一翼を担うと期待されています。本研究室では薬学的な視点から、生涯スポーツ愛好家がより健康にスポーツに取り組めるため、また、病気療養中の患者がより質の高い生活を送れるために、人を対象とした調査研究・臨床研究や実際の診療情報を用いた疫学研究を中心に行っています。
- ■髙澤 研究室
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[専攻]分子生物学 [指導教員]髙澤 涼子 准教授 [キーワード]医療分子生物学
[テーマ例]❶制がん剤開発のための分子標的のバリデーション ❷in silico創薬手法を用いた新規分子標的制がん剤リード化合物の創製近年、がん治療において、抗がん剤耐性がん細胞にも高い効果を示し、かつ、がん細胞に特異的に作用する新たな作用機序による治療薬の開発が求められています。本研究室は、がん細胞特異的エネルギー代謝に関わる因子やアポトーシス制御因子など、がん細胞の生存・増殖維に重要な役割をもつタンパク質をターゲットとし、in silico創薬手法を用いて、副作用の少ない新規分子標的制がん剤リード化合物の創製を目指します。
- ■高橋 研究室
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[専攻]薬化学 [指導教員]高橋 秀依 教授 [キーワード]創薬化学・臨床医薬品化学
[テーマ例]❶不斉炭素がないのにキラルな分子!をつくる ❷7員環を有する様々な医薬品候補化合物の創出 ❸Menkes病治療薬の開発医薬品は、平面で表される構造式からは想像もつかないような立体構造を持ち、それが薬理活性の鍵となります。私達は軸不斉という観点から立体化学を解析し、新たな医薬品を創出する創薬化学研究を行っています。また、医薬品の代謝や相互作用など、臨床現場と直結した様々なテーマに有機化学の力を使って取り組んでいます。
- ■月本 研究室
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[専攻]放射線生命科学[指導教員]月本 光俊 教授 [キーワード]放射線生物学
[テーマ例]❶放射線細胞作用におけるプリン介在型細胞間情報伝達の役割の解明 ❷がん細胞選択的な放射線増感剤と正常細胞を守る放射線防護剤の研究 ❸プリナージック・アンタゴニストによる高効率放射線がん治療法の開発放射線ダメージからの防護や医療への応用のためには、放射線による生体影響のメカニズムを解明する必要があります。本研究室では、薬学ならではの着眼点で放射線の生物への影響について研究した結果、放射線誘発プリン介在型細胞間情報伝達という新しいメカニズムを発見しました。現在、この発見を元に放射線がん治療の高効率化への応用を試みています。
- ■西川 研究室
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[専攻]生物薬剤学、薬物動態学 [指導教員]西川 元也 教授 [キーワード]生物薬剤学,ドラッグデリバリーシステム
[テーマ例]❶ナノ構造化核酸を基盤とする疾患治療システムの開発 ❷高機能・多機能化細胞治療システムの開発 ❸エクソソーム動態制御による疾患治療法の開発疾患治療を目的として生体に投与される「クスリ」がその機能を最大限発揮するには、クスリとヒトとの相互作用の解明が必須です。本研究室では、対象としてナノ医薬と細胞医薬を選択し、生物薬剤学・薬物動態学などの学問を基盤として投与方法の最適化に関する研究に取り組んでいます。
- ■根岸 研究室
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[専攻]臨床薬学、実務薬 [指導教員]根岸 健一 准教授 [キーワード]臨床薬学,実務薬学,医療薬学
[テーマ例]❶患者利便性・薬物療法の向上に関する研究 ❷薬剤師業務効率化・質的改善に関する研究 ❸薬剤師職位・職能向上に寄与する研究薬剤師が患者の薬物治療に責任を持ち貢献できることは、薬剤師の本質的な使命であると考えます。6年制教育では、それに必要な知識・技能・態度を学びますが、本研究室では、さらに実務を通じて、現状の課題や改善点を見つけ、解決策を提案・実行する実践的研究を行うことで、薬物治療向上に貢献できる薬剤師となってもらうことを目指しています。
- ■野口 研究室
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[専攻]感染分子標的学 [指導教員]野口 耕司 教授 [キーワード]分子標的治療学,ウイルス学,腫瘍治療学
[テーマ例]❶がんウイルスと感染免疫制御の分子機構解析 ❷がんとウイルス感染症の創薬分子標的の解析 ❸新規分子標的治療薬の探索・開発ひとの「がん」の原因になるウイルス感染症があります。このようなウイルス関連がんでは、生体防御機構における感染免疫システムを回避する悪性形質が知られており、治療のためにはそれを克服することが望まれます。また、新薬は医療現場に大きなブレークスルーを起こす力を持ち、患者さんに希望を与えます。私たちは、がんウイルスと感染免疫システムとの関係について研究し、革新的な分子標的創薬を目指しています。
- ■羽田 研究室
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[専攻]生薬学、薬用植物学、漢方医薬学 [指導教員]羽田 紀康 教授 [キーワード]生薬学,天然物化学,糖化学
[テーマ例]❶薬用植物(生薬)の薬用部位、生育時期の違いによる成分変動解析 ❷漢方薬の有効性を成分の相互作用から解明 ❸機能性植物の成分探索 ❹生物活性を有する複合糖質の合成研究自然が生み出す薬物を、植物内の成分の変動や漢方薬を構成する生薬に含まれる成分の相互作用からその有用性を解明し、人の健康に役立てようと試みています。
- ■花輪 研究室
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[専攻]製剤工学、臨床製剤学、医療薬学 [指導教員]花輪 剛久 教授 [キーワード]臨床製剤設計,医療デザイン学
[テーマ例]❶個別化医療の為の新規製剤の開発 ❷医療用高分子と医薬品の相互作用に関する研究 ❸難溶解性医薬品の溶解性向上に関する研究医薬品の有効性を最大限に発揮させるためには、適切な投与形態の選択と製剤設計が重要となります。本研究室では、実際の医療現場において求められる製剤として、半固形製剤、液状製剤、貼付型製剤などを開発しています。また、それらの製剤に含有させる医薬品の溶性や分散性向上を目的としたナノ粒子化に関する研究をしています。
- ■東(恭) 研究室
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[専攻]病態分析化学 [指導教員]東 恭平 講師 [キーワード]病態分析化学,病態生化学
[テーマ例]❶老化に伴うN-およびO-結合型糖鎖の構造変化とそのメカニズムの解明 ❷脳梗塞急性期における糖衣損傷機構の解明 ❸N-およびO-結合糖鎖の高感度分析法の開発私たちの身体を構成するタンパク質の約7割に糖鎖が付加されていますが、構造に多様性があるため分析が難しく、その機能はほとんど明らかとなっていません。本研究室では、信頼性が高く高感度な糖鎖分析法を駆使し、生体試料から抽出した糖鎖構造の解明とその機能性を調べています。更に、新しい微量分析法の開発に挑戦し、疾患に伴う糖鎖構造の変化から病態メカニズムの解明を目指しています。
- ■東(達) 研究室
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[専攻]分析科学 [指導教員]東 達也 教授 [キーワード]臨床分析科学
[テーマ例]❶唾液を検査試料とする無侵襲臨床検査法の開発 ❷生体分子の質量分析用高感度・高分離誘導体化法の開発 ❸生理活性ステロイドの分析科学的研究病気を治すためには、まず何の病気かを診断し、進行具合を適切に把握しなければなりません。「被験者の負担の少ない試料(例えば唾液や爪)からピコ(1兆分の1)グラムレベルの生体分子情報を取り出して診断・治療に役立てる。」これが本研究室の目指すものです。高速液体クロマトグラフィー/質量分析を基盤としてこの課題にチャレンジしています。
- ■堀口 研究室
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[専攻]公衆衛生学 [指導教員]堀口 逸子 教授 [キーワード]リスクコミュニケーション,食品安全
[テーマ例]❶健康・環境・食品等の分野におけるリスク認知 ❷健康食品等の利用に関する研究 ❸リスクの理解促進のための教材開発公衆衛生学は「組織された地域社会の努力を通じて、疾病予防、寿命の延長、身体・精神的機能の増進を図る、科学であり技術」です。薬学、医療だけでなく、社会保障制度や健康教育も含みます。既存のデータやアンケート、インタビューによって、人々の知識、意識、態度、行動等を明らかにし、教育のための教材を開発します。
- ■牧野 研究室
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[専攻]薬品物理化学、DDS、界面科学 [指導教員]牧野 公子 教授 [キーワード]ドラッグ・デリバリー・システム
[テーマ例]❶ 肺がん、結核治療を目的とした肺へのDDS ❷皮膚から薬物を吸収させるDDS ❸投与一定時間後に薬物を放出するDDS「身体が必要としているときにだけ、必要な部位にだけ、必要最小限量の薬を到達させる」というドラッグ・デリバリー・システム(DDS)の概念を、種々の疾病治療に対して実現するためには、薬をいつ、どこから入れるか? どんな速度で出すか? そして、どのようにして、ある臓器に集める(標的化する)かが重要です。
- ■真野 研究室
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[専攻]臨床薬剤情報学 [指導教員]真野 泰成 准教授 [キーワード]医療薬学,臨床薬剤学,医薬品情報学
[テーマ例]❶新規化合物の体内動態の検討 ❷大規模医療データベースを用いたがん予防剤の開発 ❸高齢者・フレイル(虚弱)の安全な薬物治療実施に向けた研究本研究室では臨床現場で直面するさまざまな問題点を抽出し、その問題点の解明とともに新たな薬学的エビデンスを構築し臨床にフィードバックすることを目指しています。医薬品の体内動態や薬効・副作用を考慮した最適な投与設計法の開発や、大規模医療データベース(いわゆる医療ビッグデータ)を利用した医薬品適正使用に関する研究を行っています。
- ■安元 研究室
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[専攻]天然物化学 [指導教員]安元 加奈未 講師 [キーワード]薬用植物学,天然物化学,天然医薬資源学
[テーマ例]❶ 薬用資源から熱帯感染症治療薬シーズの探索 ❷伝統医療に用いられる植物成分の研究 ❸熱帯・亜熱帯産植物の成分研究と生理活性の検討古来から植物は人間の衣食住に深く関わり、医薬資源としても重要な役割を果たしてきました。植物が作り出す未知の化学物質は、薬として利用できる可能性があります。本研究室では、難治性熱帯感染症に対して有効な植物の化学成分を探索し、治療薬に繋げることを目標にしています。また、熱帯地域などで伝統的に医療に用いられている薬用植物について、有効成分とその機能の解明などにも取り組みます
- ■山下 研究室
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[専攻]DDS・製剤設計学[指導教員]山下 親正 教授 [キーワード]ドラッグ・デリバリー・システム(DDS),再生医療,神経科学,凍結乾燥
[テーマ例]❶肺胞再生を目指したCOPD根治治療法の開発 ❷新しい概念に基づいたDDS技術を用いたうつ病や認知症の治療薬の開発 ❸臨床応用できる幹細胞製剤と粉末吸入システムの開発本研究室では、新しい概念に基づいた臨床応用できるDDSを開発しています。1つ目は世界第3位の死亡原因の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の根治治療を目指して肺胞を再生させる新しい化合物を見出し、その化合物を作用点まで効率良く送り届けるシステムの開発です。2つ目は、既成概念を覆し、うつ病や認知症を治療できる神経ペプチドを、鼻から脳へデリバリーさせる臨床応用可能なDDSを開発し、その脳への移行機構を解明しています。
- ■吉澤 研究室
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[専攻]疾患薬理学 [指導教員]吉澤 一巳 准教授 [キーワード]緩和医療薬学,臨床精神薬理学
[テーマ例]❶ 抗がん剤やオピオイド鎮痛薬の副作用軽減に関する研究 ❷慢性疼痛下における不安や睡眠障害に関する研究 ❸がん関連疲労の予防と対策に関する研究日本人の死亡原因第1位は悪性新生物、つまり“がん”です。したがって、がん治療・がん研究の発展は日本にとって急務な課題です。そのがん治療と両輪をなす緩和医療とは、がん患者の抱える痛みやつらさに耳を傾け、その症状を緩和する医療です。本研究室では、緩和医療の中心である“こころとからだの痛み”に焦点を当てた薬学研究を行っています。
- 伊集院 研究室
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[専攻]薬局管理学 [指導教員]伊集院 一成 教授 [キーワード]医療薬学,社会薬学,開局薬学
[テーマ例]❶ ヘルス・ヴィジランス研究(医薬品使用量の確率論的解析) ❷副作用発現時期に則した服薬指導支援 ❸IoTを活用した薬剤師支援薬局薬剤師としての立場からみた現場に役立つ仕組みを提案します。IoTを活用した薬剤師を支援するシステムに関する研究、具体的には電子薬歴システムの薬剤師支援ツール開発、経験からエビデンスに基づく在庫管理方法の提唱、アプリを利用した地域住民の健康支援に関する研究等、現場に密着した研究をしています。
- 鹿村 研究室
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[専攻]薬局管理学 [指導教員]鹿村 恵明 教授 [キーワード]医療薬学,社会薬学
[テーマ例]❶ 薬局薬剤師の業務を支援するツールの開発 ❷薬剤師が医師に対して行う疑義照会の効果の研究 ❸OTC医薬品の活用法に関する研究本研究室では薬局業務全般において、医薬品関連情報の収集、コミュニケーションスキルを活用した患者・顧客からの情報収集、そしてこれらの収集した情報の評価と活用、医師や医療関係者への情報提供等の業務について、その有用性を検証していきます。また、薬局薬剤師の業務を支援するツールの開発をしています。
- 櫻井 研究室
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[専攻]医薬品等品質・GMP講座 [指導教員]櫻井 信豪 教授 [キーワード]医薬品・再生医療等製品の品質確保
[テーマ例]❶ 医薬品、再生医療等製品、医療機器の製造管理、品質管理のガイドラインの国際整合化に関する研究 ❷再生医療等製品(細胞加工製品)の品質管理手法に関する研究 ❸医薬品、再生医療等製品の人材育成に関する研究医薬品や再生医療等製品の品質確保は、製造所の製造管理や品質管理の基準を明確にし、それを製造現場で運用することが大切です。科学や学問の進歩や国際化の観点からこの基準を研究し、行政機関と製造業者等に明示し、規制の調和(レギュラトリーサイエンス)を図ること、さらに得られた最新の知識を人材育成に繋げることを研究室の課題としています。最終的に患者さんの安心・安全を目指した総合的な研究活動を行います。