「サステナビリティ(SUSTAINABILITY)=持続可能性」とは、自然環境や人間社会が長期にわたって良好な状態であるように維持しようとする考え方のことを指します。これを具体的な目標に定めたのが、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(Sustainable
Development Goals:SDGs)」です。2030年までに、貧困に終止符を打ち、地球環境を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できる世界を実現することを目指しています。
本学は以前より教育・研究活動で使用される化学物質が環境へ悪影響を及ぼすことのないように環境保全センター(現環境安全センター)を設置するなど、環境へ配慮した教育・研究を行ってきました。これからも科学技術の創造による持続可能な世界の実現を目指して、人材の育成、理科大ならではの研究の推進、研究成果の社会への還元などに取り組んでいきます。
本学が掲げる教育研究理念「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造-Building a Better Future with
Science-」は、持続可能な世界の実現を目指すSDGsの精神と一致しています。本学の学問分野は理学・工学・薬学・生命医科学・経営学にわたり、学部・研究科がそれぞれ世界レベルの独創的な研究を展開するとともに、総合研究院では学問分野の壁を取り除いた「理科大ならではの融合的連携研究」を推進し、SDGsが示す地球規模の課題の解決に協働して取り組んでいます。