Department of Electrical Engineering

工学部 電気工学科

ハードウェアとソフトフェアを結び付け、
自ら問題を発見し解決する人材を育成

インターネット、携帯電話などの通信技術は常に発展しています。身近な家電製品や産業機器にはコンピュータによる各種制御システムが組み込まれており、電力・エネルギーもますます重要な問題となっている現在。電気工学科では、これらの通信、情報、制御、計測、電力、エネルギーといった様々な分野に、それを支える材料・デバイスを加えた、幅広い分野の教育・研究を行っています。このような先端技術分野は、企画・計画、研究・開発、設計・製造、運用によって支えられています。本学科は各段階におけるソフト・ハードの両面で活躍できる人材を育てることを目標としています。

概要図
  • 電気工学科の特徴1

    学科独自の基礎科目で
    理解を深める

    電気工学の基本は、物理、特に電気・磁気、電子の分野です。また、電気現象や電子・光の働きを的確に表現するための数学も重要な要素です。本学科では物理と数学の結びつきを理解するため、1年次に「電気回路基礎」「電気磁気学基礎」という独自科目を用意しています。

  • 電気工学科の特徴2

    問題解決能力を養う
    実験・実習

    実験科目として「物理学実験」「電気基礎実験」「電気工学実験1・2・3」があり、1年次から3年次まで毎週1回6時間、実験を通して問題解決能力や表現力の向上を図っています。また、実験・実習・演習科目ではコンピュータを利用するテーマ・課題を多く取り入れています。

  • 電気工学科の特徴3

    実社会で活躍する
    優秀な技術者を輩出

    知識を身につけるだけでなく、考える力、ものを分析しデザインする力、創造する力を養うことを重視。卒業研究ではさらに研究能力、表現能力を養うことに力点を置いています。このような4年間の積み重ねにより、技術者として社会で実力を発揮できる人材を育てています。

基礎情報・資格 BASIC INFORMATION & CERTIFICATION

キャンパス 取得学位 在籍学生総数 目指せる資格
葛飾キャンパス 学士(工学)

433名
(男子390名/女子43名)

男子 90%/女子 10%

※2023年5月1日現在

・電気主任技術者
・電気通信主任技術者
・第1級陸上特殊無線技士
・第3級海上特殊無線技士

カリキュラム CURRICULUM

■必修科目 ●選択必修科目 ◆選択科目

1年次 2年次 3年次 4年次
■微分積分1・2/線形代数1・2/物理学1・2/化学/物理学実験/電気基礎実験/電気回路基礎/電気回路1/電気磁気学基礎/電気電子情報基礎/基礎情報工学/プログラミングとアルゴリズム1
●コンピュータ概論
■電気回路2/電気磁気学1及び演習/電気磁気学2及び演習/電気工学実験1-A・1-B/電子回路1/情報理論/制御工学1/電子工学基礎
●情報数学/電気数学/プログラミングとアルゴリズム2
◆数値計算プログラミング
■電気工学実験2・3/電子回路2・3
●計測工学/技術英語
◆コンピュータシミュレーション/人工知能
■卒業研究/文献講読
通信・情報分野 ●通信方式1 ●通信方式2/コンピュータアーキテクチャー/コンピュータネットワーク/フィルタデザイン/画像情報工学
◆アンテナ・伝搬/音声処理・音響工学/通信用LSI/情報セキュリティ/マイクロ波工学/電波法規/画像情報の圧縮と認識
◆コンピュータ管理
エネルギー・制御分野 ●電気機器学/エネルギー工学 ●送配電工学/パワーエレクトロニクス/電力システム工学/メカトロ二クス
◆制御工学2/発変電工学/高電圧工学/電気法規及び施設管理/電気エネルギー応用
◆電気機器設計及び製図
材料・エレクトロニクス分野 ●量子力学/電子工学1 ●医用電子工学
◆光エレクトロニクス/電気材料学/電子工学2/知能処理集積回路/電子デバイス

2023年度 学修簿 卒業所要単位表

専門
科目
基礎科目 一般教養科目 自由
科目
合計
専門基礎 基幹基礎 関連専門
基礎
自然を学ぶ
科目群
人間と
社会を学ぶ
科目群
キャリア
形成を学ぶ
科目群
外国語を
学ぶ
科目群
領域を
超えて学ぶ
科目群
68 32 30 - 130

卒業研究・
研究室紹介
GRADUATE RESEARCH AND LABORATORIES

通信・情報分野
遠く離れた相手に音声や映像などのさまざまな情報を場所や時間を意識せずに安全に伝えたい。どこからでも通信が行えるようにするにはどうしたらよいか、情報の誤りをどうしたら検出・訂正できるか、解決しなければならない問題がたくさんあります。また、音声・映像分野では分析、合成、認識といった研究が大きく進展し、高機能・大規模化が進むLSI技術と融合して更なる発展が期待されています。
エネルギー・制御分野
クリーンエネルギーである電気をどのように発電し、送電、蓄積し利用していくかということは重要な課題です。個人の家で電気を作り、それを売ったり買ったりする場合にどのような電力システムにすべきか、発電所を無駄なく運転する研究をしています。また、的確に周辺状況を認識し、安全に効率的に動作するための自動運転や、人間との親和性を重視したコミュニケーションロボットの研究を行っています。
材料・エレクトロニクス分野
持続可能であり生活をより豊かにできる技術革新には、基本に立ち返った材料・エレクトロニクスの研究が重要です。成熟したIT時代の今は技術の大変化点であり、電子工学の新たな応用が広がります。太陽電池や各種光デバイス用の化合物半導体、新熱発電素子、超低消費電力な人工知能回路、電荷とスピンの両方を活用する素子、高速大容量フォトニックネットワークシステムなどに取り組んでいます。

学生の声 VOICE

イメージセンサのノイズ軽減に向け進学後も山積みの課題に取り組む

学生の声

浜本・佐藤研究室 4年 寺西 洋平
静岡県・県立静岡高等学校出身

印象的な授業 画像処理・画像符号化

※内容は取材当時のものです。

ワイヤレス電力伝送を効率化し社会の利便性アップに貢献したい

学生の声

小泉研究室 4年 大島 静菜
長野県・県立松本深志高等学校出身

印象的な授業 物理学実験

※内容は取材当時のものです。

進路 CAREER

進路グラフ

2023年3月31日現在

主な就職先

  • [情報通信業]
    NECソリューションイノベータ、NHK、NTT コミュニケーションズ、NTT コムウエア、NTT データ、NTT 東日本、ソフトバンク、TIS、DTS、日立システムズ、BIPROGY、富士通、富士通エフサス

  • [機械器具]
    スズキ、セイコーエプソン、ダイキン工業、東京エレクトロン、東芝インフラシステムズ、トヨタ自動車、日産車体、ボッシュ、ホンダ

  • [電子部品]
    アズビル、アルプスアルパイン、JVCケンウッド、TDK、パナソニック、浜松ホトニクス、プライムプラネットエナジー&ソリューションズ、マイクロンメモリジャパン

2020年3月~2022年3月卒業生

イメージセンサのノイズ軽減に向け進学後も山積みの課題に取り組む

学生の声

浜本・佐藤研究室 4年 寺西 洋平
静岡県・県立静岡高等学校出身

カメラ好きの父の影響もあって画像処理に興味を持ち、イメージセンサの研究開発を行う浜本・佐藤研究室に入りました。今は、撮影時に避けられないノイズの軽減方法について研究中で、画像ができ上がる前段階で複数のデータを取り込むという実現手段が見えてきています。ただ、仮にシミュレーションが成功しても、目的はその先の回路設計なので、まだやることは山積みです。大学院進学後も試行錯誤を続けていきます。

画像処理・画像符号化

画像の拡大縮小といった基本的な処理技術の原理について学ぶ授業。実際に自らプログラミングするため、理解も深まります。常日頃何気なく行っていた画像処理の仕組みを知る機会になり、また今の研究室を選ぶきっかけにもなりました。

1 高電圧工学
2 電子回路2 国際関係論1 電気工学実験
3
3 パワーエレク
トロニクス
電子工学2 通信方式2 計測工学1
4 画像処理
・画像符号化
マイクロ波
工学
5 送配電工学1 コンピュータ
シミュレ
ーション
6

レポートの量は多いのに提出までの期間が短くなり、また1、2年次の時より深い部分を学びました。理大祭では実行委員としてウェブサイト制作を担当。とにかく忙しくて大変でした。

※内容は取材当時のものです。

ワイヤレス電力伝送を効率化し社会の利便性アップに貢献したい

学生の声

小泉研究室 4年 大島 静菜
長野県・県立松本深志高等学校出身

スマートフォンのワイヤレス充電器は、ケースの有無や置き方などの細かい条件によって電力の伝送効率が変わってしまいます。私は、このワイヤレス電力伝送に欠かせない「電力変換回路」のさらなる高周波化・高効率化を目指しています。実現すれば、電子機器の省エネルギー化や、小型化・軽量化などに大きく貢献できるはず。自分の知識が、実社会を便利にする技術につながっていくことにやりがいを感じます。

物理学実験

水曜日に3コマ連続で実験し、翌週月曜日にレポートを提出します。慣れるまでは大変でしたが、実験結果を考察しレポートにまとめるという一連の流れを掴むことができました。協力して取り組んだメンバーは、今でも特別仲の良い友人です。

1 コンピュータ
概論
微分積分1 美術史
2 プログラミン
グ基礎
電気回路基礎 物理学実験 A英語2 数学演習
3 現代技術論 電気電子
情報基礎
科学論 科学史1
4 A英語1 線形代数1 物理学1
5 体育実技1
6

毎週、実験からレポート提出までを軸に過ごし、講義終了後は毎日レポートを書いていました。また、工学部女子を増やそうというサークルにも参加。忙しくも充実した毎日でした。

※内容は取材当時のものです。

安藤 研究室

[専攻]半導体材料工学 [指導教員]安藤 靜敏 教授 [キーワード]エネルギー変換デバイス,薄膜太陽電池
[テーマ例]❶CIGS系薄膜およびその薄膜太陽電池の低コスト化  ❷太陽電池の高効率化を目指した波長変換素子の開発  ❸次世代太陽電池としての酸化化合物系薄膜太陽電池の開発

現在、太陽電池の約95%はシリコン(Si)系太陽電池です。本研究室では、脱Si系太陽電池を目指し、Cu(In・Ga)Se2(CIGS)系薄膜太陽電池の低コスト化・大面積化および高速製造工程の追究を研究テーマとして行っています。高効率化技術として太陽電池の変換効率の損失を軽減するために、蛍光染料を用いた波長変換素子を開発しています。さらに、地球環境性を配慮した次世代太陽電池として酸化化合物系の太陽電池材料の開発もしています。

岩村 研究室

[専攻]情報セキュリティ [指導教員]岩村 惠市 教授 [キーワード]暗号,電子透かし
[テーマ例]❶ビッグデータとIoTの利活用、及びプライバシー保護を両立する秘匿計算法に関する研究  ❷編集可能なコンテンツに対する著作権保護に関する研究  ❸現実世界とサイバー世界を安全につなぐリンク技術に関する研究

本研究室では、ビッグデータに対するセキュリティ技術、IoTに対するセキュリティ技術、ユーザが発信するCGMコンテンツに対する著作権保護技術などを研究しています。また、画像や音楽の保護に不可欠な電子透かしや、現実世界とサイバーな世界をシームレスにつなぐ、リアル&サイバー関連技術についても研究を行っています。

植田 研究室

[専攻]電力・エネルギー工学 [指導教員]植田 譲 教授 [キーワード]太陽光発電,エネルギーマネジメント
[テーマ例] ❶太陽光発電システムの高効率化と発電特性評価に関する研究 ❷太陽光発電・蓄電池等を用いた需要家エネルギーマネジメント ❸系統安定化に貢献する需要家アグリゲーション手法の開発

エネルギー資源問題と環境問題の解決に向け、再生可能エネルギーの大量導入を実現すべく、太陽光発電システム技術や分散型電源の電力系統への統合技術、電力エネルギーマネジメント技術について研究を行っています。フィールド調査やコンピュータ・シミュレーションを通じて、より効率よく、より環境に負荷をかけず、より快適に電気を使うための基盤技術の確立を目指します。

河原 研究室

[専攻]サステナブル電子工学 [指導教員]河原 尊之 教授 [キーワード]極低電力回路・システム,環境情報計測 /AI処理,スピン流応用
[テーマ例]❶人工知能(AI)チップ用回路 ❷スウォームAI ❸スピン・軌道相互作用応用

物理世界の(アナログ)情報とクラウド等にて扱うデジタルビットの情報とをAIも活用して賢くつなぐ部分の拡張・深掘りを進めています。素子・回路・システムの各階層にて新たな原理も探究しながら多様な処理を高速かつ低電力にて行います。サステナブル社会を支えるエレクトロニクスの研究です。

小泉 研究室

[専攻]パワーエレクトロニクス [指導教員]小泉 裕孝 教授 [キーワード]高周波高効率電源,ワイヤレス電力伝達,電力変換回路
[テーマ例] ❶高周波高効率電源 ❷分散型電源用電力変換回路 ❸蓄電池用補助回路 ❹エナジーハーベスト ❺ワイヤレス電力伝送

地球環境問題の主要因の一つはエネルギー消費です。現在および近未来におけるエネルギーの主役は「電力」であり、電力を自在に変換するパワーエレクトロニクスは、省エネルギー、エネルギー有効利用の鍵となる技術です。本研究室では、高周波高効率電源の研究を基に、ワイヤレス電力伝送、太陽光発電などの分散型電源用電力変換回路、蓄電池用の補助回路、温度差や振動などの微小なエネルギーを利用するエナジーハーベストといった研究を進めていきます。

阪田 研究室

[専攻]信号処理・計測・制御 [指導教員]阪田 治 教授 [キーワード]生体信号処理,計測・制御,医療,農業・食品
[テーマ例] ❶生体信号解析技術の研究 ❷計測・制御技術の研究 ❸医療機器の開発 ❹農業・食品機械の高知能化

信号処理・計測・制御の技術開発、さらにそれらの実社会への応用のために医療機器や農業・食品機械の研究開発を行います。特に電子情報工学の学問をベースとして、機械学習、臨床医工学、感性工学といった広い学際領域に関わります。

西川 研究室

[専攻]表面物性 [指導教員]西川 英一 教授 [キーワード]カーボンファミリーの合成,液相中プラズマ
[テーマ例] ❶低電流アーク放電によるカーボンナノチューブの合成 ❷溶液を炭素供給源とするカーボンマテリアルの合成 ❸カーボン薄膜の新合成方法の開発

炭素原子のみで構成されるフラーレン(C60)やカーボンナノチューブ(CNT)のようなナノサイズ(10−9m)の物質や炭素を含む材料物質(ナノマテリアル)の新しい合成方法や評価方法およびそれらの応用に関して研究を行っています。また炭素薄膜の新しい合成に関しても研究を行っています。

長谷川 研究室

[専攻]通信・ネットワーク工学 [指導教員]長谷川 幹雄 教授 [キーワード]モバイルネットワーク,量子コンピュータ最適化 ,人工知能(AI)・ニューラルネットワーク,IoT
[テーマ例] ❶AI、機械学習等の最先端数理を応用した通信、ネットワークに関する研究 ❷コグニティブ無線ネットワーク ❸量子コンピュータやカオス複雑系数理を応用した最適化アルゴリズムの研究

スマートフォンやタブレット端末の普及により、モバイルトラフィックが急増しています。高速化・大容量化のためには、無線ネットワークを高効率化していくことが重要となります。本研究室では、コグニティブ無線システムや最適化アルゴリズムの研究を進めています。AI、機械学習等の最先端数理を用い、新しい通信システムの実現を目指しています。

浜本・佐藤 研究室

[専攻]情報センシング [指導教員]浜本 隆之 教授・佐藤 俊一 准教授 [キーワード]画像処理,集積回路,人工知能(AI)
[テーマ例] ❶大きな明暗差があってもきれいに撮像できるイメージセンサLSIの研究 ❷多眼カメラを用いた3次元画像入力・画像処理システムの研究 ❸画像センシングのセキュリティ応用の研究

イメージセンサは、人間の身体でいうと眼に相当する役割を担うLSIで、ディジタルカメラやスマートフォン用カメラ等に用いられています。われわれは、撮像回路とさまざまな信号処理回路を同じLSI上に統合した、「賢い」イメージセンサの研究を行っています。また、本研究室で開発したイメージセンサを用いることで、従来の20倍以上の高速で動物体を追跡する等といった、高性能な画像処理システムの構築に取り組んでいます。

福地 研究室

[専攻]光通信工学、光エレクトロニクス [指導教員]福地 裕 准教授 [キーワード]光情報伝送・処理,光電融合デバイス
[テーマ例]❶超高速光情報伝送 ❷光情報処理システム ❸コヒーレント光源

将来の光通信システムでは、エクサビット毎秒級の超大容量性が要求されます。このようなシステムを構築するには、光領域の多重化技術や符号化技術、超高速の光情報処理システム、高機能なコヒーレント光源等の開発が必須です。本研究室では、ディジタルコヒーレント技術を駆使した光ファイバ伝送路の長距離大容量化や、非線形光学効果を用いた全光スマート情報処理、多波長超短パルスレーザ、新世代の光電融合素子・集積回路等の研究を行っています。

山口 研究室

[専攻]電力システム工学 [指導教員]山口 順之 准教授 [キーワード]電力ネットワーク,機械学習,再生可能エネルギー
[テーマ例]❶電力需給・ネットワーク運用の機械学習 ❷電力市場と再生可能エネルギーのシナリオ分析 ❸ビル省エネ・レジリエンス化

カーボンニュートラル社会に向けて、再生可能エネルギーや水素を最大限に活用できる電力システムを研究します。AI・機械学習を応用したスマートグリッドの運用・制御の開発や、エネルギーミックスと電力市場に関する2050年のシナリオ分析、平時は省エネで災害にも強いレジリエンスなビルのエネルギーマネジメント方策の検討などを行っています。

吉田 研究室

[専攻]センシング情報処理工学 [指導教員]吉田 孝博 教授 [キーワード]音響・画像情報処理,バイオメトリクスセキュリティ,過渡信号解析,静電気放電(ESD),電磁干渉(EMI)
[テーマ例] ❶ディジタル音響機器・映像機器の音質・画質劣化要因の解明と改善手法の開発 ❷静電気放電等の過渡電磁ノイズによるウェアラブル機器などの誤作動現象の解明とシミュレーション手法の開発 ❸携帯端末に適用可能な個人認証技術の開発

オーディオ信号、静電気放電電流、電磁ノイズなど、身の回りのさまざまな電気信号は刻々と変化する信号です。これらの信号をセンシング(計測)して解析することで、電子機器に影響を及ぼす要因やメカニズムを解明します。さらに、影響を低減し性能を改善するための電子回路や信号処理手法を、ハードウェア・ソフトウェア双方から追究します。

和田 研究室

[専攻]移動ロボット工学 [指導教員]和田 正義 教授 [キーワード]ロボティクス,メカトロニクス,制御理論
[テーマ例] ❶アクティブキャスタを用いた全方向移動ロボット ❷車いすの電動化装置とその制御 ❸電気自動車の充放電監視制御 ❹自動車運転操作支援システム

車輪式移動ロボット、自動車、車いすなど移動体に関連するシステムに関する研究を行っています。特に人が搭乗できる規模の移動体の研究を「ライディング・ロボティクス」と称し、人間の移動に利用する装置の提案や制御・計測などを広く研究テーマとしています。そのためのシステム設計、電気・電子回路設計、ソフトウェアプログラミングなど広い領域にわたる知識と技術を身につけることを目標としています。

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