時代を拓くデザイン力を備えた
イノベーションリーダーへ

従来の理論やアプローチでは経営や社会課題解決がままならなくなっている今。人が持つ潜在的な課題や気持ちなどのいわゆる「インサイト」を読み解く力が求められています。その資質を備えるスペシャリストの一つがデザイナーだとされており、その思考とセンスを経営に生かす「デザイン経営」が世界中で注目されています。国際デザイン経営学科は、これからの経営に必須となるデジタル技術に関する知識を培いながら、先を見通すことが難しい時代を切り拓くデザイン力を備え、創造性と国際性の豊かなイノベーションリーダーの育成を目指します。

概要図
  • 国際デザイン経営学科の特徴1

    デザイン表現と
    共感力を養う

    デザイン系科目の講義や演習を通じて、生活者に寄り添い、その見えないニーズや課題を拾い上げる「観察力」を養います。また、実践型の授業を取り入れ、人々の気持ちや置かれた状況から解決すべき本質的なニーズや課題を見出す「共感」のスキルを磨きます。

  • 国際デザイン経営学科の特徴2

    デジタル技術と
    ビジネスの架け橋に

    1・2年次は基礎的な数理分野やプログラミングを学び、3年次以降は応用的なデータ分析やデジタル技術の活用方法を学習します。問題解決につながるプロダクトやサービスの開発能力を養い、デジタル技術とビジネスの架け橋となる人材の育成を目指します。

  • 国際デザイン経営学科の特徴3

    異文化への
    対応力を養成

    グローバル社会において、お互いのバックグラウンドの違いを生かせるような高いコミュニケーション力を養います。3年次進級及び卒業研究履修条件にTOEICスコアを設定するほか、英語での授業も用意し、実践的な語学力を養成。アイルランドの大学との遠隔授業や海外研修も行います。

基礎情報・資格 BASIC INFORMATION & CERTIFICATION

キャンパス 取得学位 在籍学生総数 目指せる資格
北海道・長万部キャンパス(1年次)
神楽坂キャンパス(2年次以降)
学士(経営学)

504名
(男子264名/女子240名)

男子 52%/女子 48%

※2025年5月1日現在

※経営学部 国際デザイン経営学科は1年次は北海道・長万部キャンパス(全寮制)で、2年次以降は神楽坂キャンパスで学びます。

【長万部の寮生活について】
https://www.tus.ac.jp/tuslife/campus/oshamambe/about/

カリキュラム CURRICULUM

■必修科目 ●選択必修科目 ◆選択科目

1年次 2年次 3年次 4年次
■国際デザイン経営概論/線形代数学および演習1・2/微分積分学および演習1・2/情報基礎および演習1・2/プログラミング基礎1・2/統計入門 ◆キャリアデザイン ◆イノベーション・チーム・ラボ ■卒業研究1・2
デザイン系 ■コ・デザインプロジェクト ■Representation in Design(Basic)/立体デザイン論/Creative Confidence
●デザイン系ゼミナール1
◆ミーティングデザイン
■Design Thinking (Basic)
●デザイン系ゼミナール2
◆Global Public Life/ナラティブ理論/Design Thinking (Advanced)/
Entrepreneurship and Innovation
デジタル系 ■テック基礎 ■デジタル技術の基礎数理/データ分析入門/
Information Systems Design
●デジタル系ゼミナール1
■Enterprise Architecture with Digital IT Strategy
●デジタル系ゼミナール2
◆情報セキュリティ/プログラミング応用/Data Strategy/Project Management/Information Ethics/デジタル・ヘルスケア
国際系 ■Global Leadership/
Introduction to European Studies1・2
●国際系ゼミナール1
◆基礎異文化コミュニケーション
■International Management
●国際系ゼミナール2
◆アジア事情/応用異文化コミュニケーション/
Ecosystem and Standardization/Japan in a Global Context
経営学系 ■経営学入門 ■経営管理論/Operations Management/企業倫理
●経営学系ゼミナール1
◆経営の経済学/会計学概論
■Management Information Systems
●経営学系ゼミナール2
◆Digital Marketing/Information Systems Strategy and Management/Data Visualization for Business/経営組織論/経営分析/経営戦略論/イノベーションマネジメント/ビジネスゲーム/ビジネス法務/Service Science/営業の科学

※2年次から3年次への進級には関門制度があります。指定された条件(TOEIC550点以上取得を含む)を満たさなければ進級できません。

※英語表記科目は英語により開講します。

※ Introduction to European Studies 2はアイルランド・メイヌース大学での短期研修プログラムで、参加費用として学費とは別に550,000円程度(為替により変動)の費用を徴収します。
上記プログラムに参加しない場合は、本学の募集する他の海外留学プログラムへの参加を卒業要件とします。

2025年度 学修簿 卒業所要単位表

専門
科目
基礎科目 一般教養科目 自由
科目
合計
必修 選択必修 選択 専門基礎 基幹基礎 関連専門
基礎
選択 必修(英語) 選択必修(英語)
27 4 26 17 14 2 20 8 2 8 128

卒業研究・
研究室紹介
GRADUATE RESEARCH AND LABORATORIES

デザイン系
デザインは「よりよく生きるために何ができるかを問い、問いに対する答えを生み出す活動」です。論理的な思考、直感的な洞察、直観的なひらめき、多様な要求を止揚し、有形か無形かを問わず、自らが動いて具体的に表現します。
デジタル系
ビジネスや社会の「やっかいな問題」に対して、デジタル技術をどのように適用し、課題解決に繋げていくことができるのか、理論と実践の両面から掘り下げます。具体的には、DX、データアナリティクス、UX/UIデザインなどに取り組みます。
国際系
日本や地域をグローバルな視点で捉えることで、どんな課題や可能性が見えてくるのか?デジタル技術の導入が引き起こす諸問題に対して、倫理的にどう対処すべきか?製品やサービスの海外展開にも、方策の「デザイン」として向き合います。
経営学系
デザインされた製品やサービスを、ビジネスとして持続可能な形で社会にどのように展開していくか、経営学で培われてきた様々な理論を学びながら考えます。また経営方針の策定に、「デザイン」の思考を活かしていく手法も探求します。

学生の声 VOICE

進路 CAREER

進路グラフ

2025年3月31日現在

2021年4月新設のため、主な就職先は記載していませんが、特に、デジタル技術を社会やビジネスに生かす「橋渡し」を行うことのできる人材として、幅広い領域が活躍フィールドと想定されています。

飯島 研究室

[専攻]企業工学 [指導教員]飯島 淳一 教授 [キーワード]ビジネスアーキテクチャ,システム論,IT-CMF
[テーマ例]❶ビジネスアーキテクチャに対する構成モデル表現 ❷ビジネスダイナミクスによるモデリングとシミュレーション ❸IT実践活用力およびデジタルへの備えに関する評価分析

システム理論およびシステム思考を基礎として、企業活動の骨格を捉えるモデリング方法論であるDEMOや、ビジネスや社会における「やっかいな問題」に潜む複雑な因果関係を捉えるモデリングとシミュレーション技法(ビジネスダイナミクス)、さらに、ITやデジタル技術の利活用を、マネジメントの問題として捉え、デザイン思考との相乗効果をいかにしてイノベーションにつなげるかについて研究します。

佐藤 研究室

[専攻]経営学 [指導教員]佐藤 亮 教授 [キーワード]進化発生のデザイン経営
[テーマ例]❶IoTビッグデータを使って環境不確実性を転換する経営戦略 ❷経営戦略の理論を験すビジネスゲームの方法論 ❸日本のソーシャルゲーム業界のプラットフォーム戦略

プラットフォーム、IoTビッグデータ、サービス化といったビジネスの大きな変化をとらえて、基幹業務デザインと組織デザインの進化を理解する概念を作っていく研究を行います。新しい経営現象だけに目を奪われるのでなく、大量消費社会以降の、経営戦略の変化、情報技術とオペレーションの結合システム、進化を可能にする組織、いろいろなプラットフォームとしてのビジネスモデルの発生と進化を、概念の歴史的発展に注目して分析します。

鈴木 研究室

[専攻]建築設計,建築計画 [指導教員]鈴木 美央 講師 [キーワード]パブリックスペース,マーケット
[テーマ例]❶個の集合体としてのまち ❷セーフティネットとしてのパブリックスペース ❸親子の居場所 ❹消費行動とまち

パブリックスペースがどのように存在し、どのように使われるかはまちに過ごす人々の生活の質に、大きく影響します。毎日通る道に馴染みのコーヒースタンドがある、悲しいことがあって一人になりたい時に一人になれる、こどもがのびのびと遊べる場所がある、そうしたまちを作るにはどうしたらいいのか?場所のコンセプトから設計、活用まで一つながりで捉え、実践と研究の両輪によりアプローチします。

八木澤 研究室

[専攻]デザイン [指導教員]八木澤 優記 准教授 [キーワード]クリエイティブコンフィデンス,デザイン表現
[テーマ例]❶非デザイン系の人達のためのデッサン教育 ❷絵や形にすることで可能になるコミュニケーションの研究 ❸アイディアの社会配置の手法の研究

手や体を動かし表現することで自分の中の創造性や自分自身の考え方を知ることができます。新しい問を作り出し、解決するためのアイディアを生み出すには欠かせない、それらの感覚を獲得する為の教育と表現の実践について研究します。「いいアイディア」は簡単にたくさん出てくるものではありません。だからといってすぐに評価されそうな安易な提案に逃げるのではなく、あらゆる可能性に目を向けそれに切り込む勇気を持った学生を歓迎します。

リー 研究室

[専攻]情報システム学 [指導教員]リー・ヘジュン 准教授 [キーワード]デジタル変革時代の経営
[テーマ例]❶デジタル変革時代の「ワークデザイン理論」 ❷ICTを使った創造性を生み出す小規模組織活動 ❸データとICTを用いたビジネスモデル開発

情報通信技術は、人々の生活と働き方に大きな影響を与えています。インターネット、デジタル技術、ビッグデータ、AIは単なるツールではなく、それ自体がビジネスに大きなインパクトを与えるものです。本研究室では、デジタル変革の時代に新しいサービスを創造する小規模な組織(スタートアップ、R&Dチームなど)に焦点を当てた研究を行います。国際的なベストプラクティスを確認し、ベンチマークすることにより、主要な成功要因を見つけることを目指します。

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