Department of Chemistry
理学部第二部 化学科
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化学科の特徴1
化学の本質を理解して
専門性を深化本学科では、化学の本質を理解するために不可欠な無機化学、有機化学、物理化学を重点的に学び、その上で膨張し、かつ細分化されつつある化学に対処できる人間を育成することを目指しています。幅広い基礎知識を養うとともに、一人ひとりの興味を伸ばす多様な科目も用意しています。
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化学科の特徴2
各自の学習計画に基づく
自由度が高いカリキュラム化学や医薬の分野ですでに活躍している人、専門学校とのダブルスクールで学ぶ人など、本学科に所属する学生の背景は様々で、興味の対象も多岐にわたります。そのため、各自の学習計画に基づいて時間割を設定できるよう、柔軟で自由度の高いカリキュラムを構成しています。
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化学科の特徴3
研究生として
最先端の研究に従事4年次には、卒業研究生として1年間研究室に所属します。本学科の研究室だけでなく、第一部化学科、応用化学科の研究室から選択することも可能です。教員の個人指導のもと、大学院生や同級生と切磋琢磨しつつ最先端の研究を行い、学問を自主的に追究する姿勢を身につけます。
基礎情報・資格 BASIC INFORMATION & CERTIFICATION
キャンパス | 取得学位 | 在籍学生総数 | 目指せる資格 |
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神楽坂キャンパス | 学士(理学) |
519名 男子 68%/女子 32% ※2024年5月1日現在 |
・中学校教諭1種免許状(理科) ・高等学校教諭1種免許状(理科) |
カリキュラム CURRICULUM
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
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■情報処理および演習1・2/基礎化学実験/数学1・2/物理学1・2 ●応用物理学1・2/微分積分学1・2/生物学1・2 ◆基礎化学1・2/生化学3 |
■分析化学1/機器分析学1/一般化学実験 ◆物理学実験/地球環境化学/情報科学 |
◆理科教育論1・2/化学のための英語/英語で考える化学1・2 | ●A・B・C卒業研究 | |
有機化学分野 | ■基礎有機化学 | ■有機化学1-1・1-2 ◆有機化学0・3・4・5 |
■有機化学2-1/有機化学実験 ◆有機化学2-2/有機工業化学3/生化学1・2/機器分析学2 |
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無機化学分野 | ■基礎無機化学 | ■無機化学1-1・1-2/無機化学実験 ◆錯体化学概論/放射化学/分析化学2/電気化学 |
■無機化学2-1 ◆無機化学2-2/材料科学1・3 |
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物理化学分野 | ■基礎物理化学 | ■物理化学1-1・1-2 ◆高分子概論/化学熱力学概論 |
■物理化学2-1/物理化学実験 ◆物理化学2-2/反応速度論概論/分子構造論1・2/材料科学2 |
専門科目 | 基礎科目 | 一般教養科目 | 合計 | ||||||
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必修 | 選択必修 | 選択 | 専門基礎 | 基幹基礎 | 関連専門 基礎 |
必修(外国語) | 選択必修(外国語) | 選択 | |
36 | 4 | 30 | 12 | 8 | 8 | 4 | 4 | 18 | 124 |
卒業研究・
研究室紹介
GRADUATE RESEARCH AND LABORATORIES
- ■有機化学分野
- 有機化合物を主に扱う化学です。有機化合物は、炭素を基本元素として水素や酸素、窒素、硫黄などの元素と共有結合を形成している化合物です。生命体の基本物質など多種多様な化合物がこれに属します。
- ■無機化学分野
- 基本的にはCとHが結合してできる化合物以外のすべての物質に関する化学です。原子番号1番から既知118番までの元素の単体やあらゆる組み合わせでできる化合物の性質や反応を調べる分野です。
- ■物理化学分野
- 化学反応はなぜ起こるのだろう?物質の性質はどのように決まっているのだろう?こんな疑問に答えていくのが物理化学です。物理法則から化学現象を読み解き、「つまり、どういうことか」を調べます。
進路 CAREER
2024年3月31日現在
主な就職先
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[情報通信業]
NECソリューションイノベータ、NTTテクノクロス、コムシス、コムチュア、CTCテクノロジー、東邦システムサイエンス、トレンドマイクロ、日本IBM、ビジネスブレイン太田昭和、富士通 -
[教育・学習支援業]
埼玉県公立高等学校、東京都公立高等学校、神奈川県公立中学校、埼玉県公立中学校、千葉県公立中学校、東京都公立中学校、福島県公立中学校、宮城県公立中学校、私立中学校・高等学校 -
[サービス業、機械器具、化学工業]
アウトソーシングテクノロジー、荏原製作所、スズキ、日本化薬、日本自動車連盟、富士電機、フタムラ化学
2021年3月~2023年3月卒業生
- ■青木 研究室
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[専攻]物理化学 [指導教員]青木 健一 准教授 [キーワード]機能性高分子材料
[テーマ例]❶デンドリマーの大量合成法に関する研究 ❷デンドリマーの機能化に関する研究 ❸機能性ゲル化剤に関する研究本研究室では、デンドリマーと呼ばれる球状の高分子化合物や、光を当てるとπ共役ポリマーを形成する機能性有機ゲルに関する研究をしています。デンドリマーの末端にさまざまな機能性部位を導入したり、π共役ポリマーの構造や物性を制御したりして、これまでにないナノ材料を創り出すことを目指しています。
- ■秋津 研究室
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[専攻]無機化学 [指導教員]秋津 貴城 教授 [キーワード]錯体化学,物理無機化学
[テーマ例]❶機能性金属錯体の合成と性質 ❷金属錯体の結晶構造ー電子物性相関 ❸有機・無機複合ナノ機能材料や生物無機化学への応用金属イオンと有機配位子からなる金属錯体を上手にデザインして合成し、X線結晶構造解析、物性測定、理論計算などの方法を用いて、構造と電子状態を明らかにしています。さらにこの原理を、有機・無機複合ナノ材料や生物無機化学も援用して、新奇な物性機能を引き出すために、分子磁性体、均一系触媒・金属酵素(モデル)錯体との複合体の創製や、新しい測定法の利用などの研究を行っています。
- ■木村 研究室
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[専攻]有機化学 [指導教員]木村 力 准教授 [キーワード]有機合成化学,有機金属化学
[テーマ例]❶金属カルベノイドの特異な反応性を利用する炭素-炭素結合形成反応の開発 ❷計算化学に基づく金属カルベノイドの解析 ❸硫黄原子のキラリティーを活用する不斉合成有機化合物を効率的かつ高選択的に合成できる革新的な反応の開発に取り組んでいます。一つの炭素原子に金属とハロゲンが結合した「金属カルベノイド」は、特異な反応性を有しています。その反応性を利用して、さまざまな炭素-炭素結合形成反応を開発しています。金属カルベノイドの特異な反応性の起源や反応機構について計算化学を用いて研究しています。
- ■佐々木 研究室
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[専攻]物理化学 [指導教員]佐々木 健夫 教授 [キーワード]分子組織体の光学,光化学特性
[テーマ例]❶液晶性高分子のフォトリフラクティブ効果 ❷強誘電性液晶のフォトリフラクティブ効果 ❸光分解性高分子の合成有機物を使って、光に応答する物質の研究をしています。また、分子を設計して合成し、組み合わさってできる物質の光機能性をさまざまな角度から研究しています。分子間相互作用を制御した液晶性化合物や高分子物質を合成し、光化学反応や、非線形光学効果などを実際に測定する研究をしています。
- ■佐竹 研究室
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[専攻]有機化学・有機合成化学 [指導教員]佐竹 彰治 教授 [キーワード]超分子化学・光合成関連化学・機能分子化学
[テーマ例]❶ナノメートルサイズポルフィリンリングの構築と機能開拓 ❷超分子ポルフィリンワイヤーの化学 ❸光合成反応中心モデルを光増感剤とする光触媒反応超分子とは複数の分子同士が比較的弱い相互作用によって自己組織化したものをいい、超分子を形成すると単独では見られない特有の機能を発現することがあります。本研究室では、光・電子機能性にすぐれた分子を集積した超分子を用いて分子変換触媒や光触媒の開発、光合成に関連する機能の創出を行っています。
- ■中 研究室
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[専攻]物理化学 [指導教員]中 裕美子 准教授 [キーワード]機能性高分子,液晶化学
[テーマ例]❶構造精密制御高分子における空孔形成 ❷液晶性ビオロゲンの光応答本研究室では、高分子化学、液晶、光化学を軸として、機能性高分子材料の研究を行っています。特に、星型高分子やブラシ型高分子など、特殊な構造をした高分子に着目し、新機能もしくは高性能な光応答性材料、液晶性材料、撥水撥油性材料の創製を目指しています。また、次世代材料に繋がる新物性の探索にも取り組みます。
- ■山田 研究室
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[専攻]無機化学 [指導教員]山田 康洋 教授 [キーワード]低温化学,放射化学,気相化学
[テーマ例]❶低温マトリックス単離法による不安定化学種の研究 ❷気相クラスターによる化学反応の研究 ❸メスバウアー分光法による鉄核スピン配向の研究物質の構造や反応に関する基本的なことを研究しています。真空中で少数原子で構成されるナノサイズの物質を合成したり、極低温の環境下で不完全な形を持った化合物を捕まえたりします。また、強いレーザー光や原子核反応を使うと普通の状態では得られないような化合物を作ることができます。本研究室では、このような普通ではない方法を使って、普通ではない化合物を作る研究をしています。このような研究によって、逆に当たり前だと思っているような普通の化合物をよく理解することができます。
- ■原口 研究室
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[専攻]無機化学 [指導教員]原口 知之 講師 [キーワード]錯体化学,固体物性化学
[テーマ例]❶ナノ界面歪みを利用した物性制御 ❷階層的な構造制御による一方向伝導性の創成 ❸プリンタブルな多孔性金属錯体配向膜の設計・構築法の開拓金属イオンと有機分子から自己集合的に組みあがる「多孔性金属錯体」のサイズ、ナノ界面、配列などに着目し機能開拓を行っています。多孔性金属錯体を薄膜化し、ナノメートルサイズまで小さくするだけで、従来の大きなスケールでは見られなかった性質が現れることがあります。さらに積み木細工のように組み上げていき階層的な構造制御を行うことで、新たな機能の創出に取り組んでいます。