社会連携講座 RESEARCH

社会連携講座は、民間企業または研究機関等の学外機関との連携により、一定期間継続して特定の課題や専門分野に関する教育研究の推進及び充実を図り、人材育成を活性化させ、学術の推進及び社会の発展に寄与することを目的とする制度です。

社会連携講座一覧

2023年4月1日現在設置講座

設置年度 部局名 講座名称 設置期間
2020年度 薬学部 医薬品等品質・GMP講座 2020年7月1日~2023年6月30日
2021年度 先進工学部 無機・非晶質材料創成学研究講座 2021年4月1日~2026年3月31日
2022年度 創域理工学研究科 eモビリティ理工学講座 2022年4月1日~2026年3月31日
2023年度 創域理工学研究科 実践建築構造工学講座 2023年4月1日~2026年3月31日

本学薬学部には、医療機関、製薬企業および医療行政などをつなぎ、充実した薬学教育および研究を支援するための医療薬学教育研究支援センターが併設されています。
同センターの活動をより活発にするため、共同研究の枠組みのもと、GMP※や品質管理の専門家を迎え、本講座を開設しました。本講座は医薬品等の品質確保、GMPに関するアカデミアにおける研究と教育を通じて、下記の3つの目的に貢献します。

  1. 高品質の医薬品等の流通
  2. 効率的な革新的製造技術の適用
  3. 適切かつ効率的な品質関連規制の運用

本講座は、研究、教育を通じ、医薬品業界、医療業界、患者さんの生命と健康に貢献する多くの有為な人材を輩出してまいります。

※GMP:Good Manufacturing Practiceの略であり、医薬品等の製造所に求められる製造管理及び品質管理の基準のこと。

近年半導体の高度化や5G時代の到来に伴い、高機能ガラス材料のニーズが広がっています。中でもその材料特性を決める因子を解明することが、多様かつ新しい機能を発現するために重要となります。

今般開設する社会連携講座は、東京理科大学が材料工学などの幅広い領域において保有する最先端の学術的知見と、AGCが100年以上にわたり培ってきた材料設計、製造プロセスなどのガラス関連技術を融合することにより、ガラス材料の微細構造とその機能創出に関する研究を深め、高機能な新材料を創生することを目的とし設立しました。

東京理科大学とAGCは、本連携講座を通じ教育及び研究の進展と充実を図り、将来の日本の学術と産業を支える人材の育成を活性化するとともに、学術・産業の発展に寄与することを目指します。

各国が2050年まで温室効果ガス排出ゼロに向け電気自動車(EV)の実用化に舵を切っていますが、電池の大量使用には製造時のCO2排出に大きな問題があります。この問題に対応するため東京理科大学と株式会社ダイヘンは、走行中EVへのワイヤレス給電の共同研究を実施してきました。

今回、EV時代に直面するエネルギー問題を解決する研究にいち早く取組み産業界への社会貢献することを目的に社会連携講座を設立しました。

本講座により、東京理科大学の研究・教育の充実を図り、将来の日本の自動車産業を幅広く支える人材を育成し学術・産業の発展に寄与していきます。

近年、カーボンニュートラル、環境保護、森林保全、SDGs、ESG投資などへの関心の高まりから、建築分野においても木材のさらなる利活用が期待されています。欧米を中心に海外では、中規模(中層)建物や大規模(高層)建物の木造化が進められており、20階を超える高層木造建築物も実現しています。日本国内でも同様の取り組みが推進されていますが、地震や耐火規制などの日本特有の条件への対応が必要とされています。

今般開設する社会連携講座では、東京理科大学と株式会社フジタが持つ、免震構造・制振構造の設計・施工・維持管理に関する技術や、木造建築物の耐震・耐火技術に関する知見等を統合することによって、日本の中大規模・中高層木造建築等における防災・減災技術を幅広く支える優れた人材を育成し、学術・産業の発展に寄与することを目指していきます。

社会連携講座制度リーフレット

お問い合わせ先

産学連携機構

TEL.03-5228-7440
https://www.tus.ac.jp/ura/contact/collaboration_inquiry/

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