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東京理科大学から
世界の未来を拓く人材を輩出していく

140 年を超える歴史を持つ東京理科大学は、創立以来変わらぬ伝統を堅持しつつ、科学技術と社会に対して真正面から向き合い続けてきました。その結果、高度な研究力と教育力で日本における私学随一の理工系総合大学という確固たる地位を築いています。建学の精神「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」に込められた創設者たちの熱い想いは、本学の伝統である教育方針「実力主義」とともに脈々と引き継がれ、日々、熱意を持った研究力の高い教員が教育にあたっています。

今日、人類の前には地球規模の気候変動、自然災害、国際的な対立・抗争など様々な課題が立ちはだかっており、たゆまなくそれらの課題の解決に挑む人材が求められています。現代社会は科学技術をベースに動いており、科学技術が社会を牽引していると言えるでしょう。加えて、変化のスピードが速く、大学でひとつの分野を究めたからといって生涯にわたって通用する時代ではなくなっています。そのような時代において、本学で学ぶ皆さんには、専門分野だけでなく、学びを他分野へと展開する力、既存の学問分野を超えた融合を生み出す力を身に付け、さまざまな課題に立ち向かう力だけでなく、独創的なものを作り出していく力を育んでほしいと強く願っています。

本学では、個々に合わせたキャリアプランを設計し、躊躇なく新しい分野へと移行できるカリキュラムや制度を整備するとともに、横断的な教育研究を推進し、学問分野の枠を超えた連携・融合を生み出す環境を整備しています。2025年度には、薬学部、薬学研究科が葛飾キャンパスに移転します。これにより、分野を横断した融合・連携をさらに生み出し、新たな教育・研究拠点を創出します。それと同時に、異なる考え方や価値観を持った人が共に学べる環境づくりも推進していきます。

また、本学では、学生の創造性とチャレンジマインドを醸成するために、「正当な失敗は褒めよう」という文化を根付かせようとしています。独創的な研究や新規分野へのチャレンジにはリスクが伴いますが、準備段階で得た情報を基に、そのチャレンジには価値があると判断して実行した結果、仮に失敗しても、「正当な失敗」として高く評価しようと努めています。何度も失敗するでしょう。失敗すれば批判もされるでしょう。しかし、そこから次の大きな成功が生まれることが期待できます。本学では、挑戦を応援し、「正しい失敗」は褒める文化を醸成していきます。

このような充実した教育研究環境の中で、今後も変わることのない教育方針の下、今日の科学技術を支える人材、近い将来に求められる社会価値を自ら創造できる人材、まだ見ぬ未来に起こる変化や不確実性に対応できる人材など、多様な卒業生を輩出していきます。

さまざまな特性・経歴・考え方を持つ人を大事にし、新たなチャンスを見出せる場、何かが生まれる場が東京理科大学です。東京理科大学は、誰もやっていないことをやりたいという情熱を持った学生や、社会課題の解決やイノベーションにつながる新しい研究にチャレンジする心を持った学生を歓迎します。こうした考え方に共鳴いただける方々と共に学べる日を楽しみにしています。

人物写真
東京理科大学
学長
石川 正俊
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