ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
-
2025.03.21
イリジウム添加による鉄-コバルト合金の磁気特性の増強メカニズムを解明
~放射光計測と高品質薄膜技術で磁性材料の精密評価を実現~東京理科大学 高輝度光科学研究センター 兵庫県立大学 研究の要旨とポイント 鉄(Fe)-コバルト(Co)-イリジウム(Ir)合金は優れた磁気特性を有することが知られていますが、その特性の起源については未解明のままでした。 組成傾斜を有する高…
-
2025.03.04
優れた性能を示す電極触媒を簡便に作製する手法を開発
~少ない貴金属で白金触媒と同等の性能、水素社会の実現に貢献~研究の要旨とポイント 水素社会の実現に向け、効率的な水素発生反応を可能にする電極触媒の開発が求められています。 気液界面合成と電気化学的酸化法を用いた簡便な手法で合成することで、最も優れた水素発生反応触媒として知られる白金と同等の顕著な触媒…
-
2025.02.19
堀 洋一教授の解説と居村 岳広准教授の研究が産経新聞他に掲載
創域理工学部 電気電子情報工学科 堀 洋一教授の解説と居村 岳広准教授の研究が産経新聞他に掲載されました。 記事では、電気自動車(EV)の走行中ワイヤレス給電に関する堀教授の解説や居村准教授の実証実験を紹介しています。 詳細は掲載紙をご覧く…
-
2025.02.12
ワンポットで3種類のクリック反応を連続的に実行可能に
~わずか3工程で高機能分子を合成~研究の要旨とポイント 3種類の異なる置換基(アジド基、アルキニル基、フッ化スルホニル基)を有するプラットフォーム分子を合成することに成功しました。 プラットフォーム分子で連続したクリック反応を実現し、部品となる分子を3工程で集積できるワンポ…
-
2025.02.03
チオキサントン類を短工程で合成できる新たな手法を開発
~アライン中間体がチオカルボニル基に2度挿入される特異な反応~研究の要旨とポイント アライン中間体とチオ尿素の反応によって、チオキサントンを簡便に合成できる新たな手法を開発しました。 反応機構の詳細解明にも成功し、チオカルボニル基に2分子のアライン中間体が挿入される特異な反応機構を経て合成されることを…
-
2025.01.27
電気化学小角X線散乱法により、酸化還元酵素の酸化体・還元体の構造を解明
~生物学的試料における初の試み~研究の要旨とポイント 酸化還元酵素において、酸化体、還元体の詳細な構造を理解することは、より優れたバイオデバイスの開発に必要不可欠です。 本研究では、電気化学小角X線散乱法(EC-SAXS)を用いて、電気化学的に酸化還元させたビリルビンオキ…
-
2025.01.21
合成技術の「新旧融合」二酸化マンガンを極小ナノ粒子に
~極小ナノ領域のユニークな粒子形態によって次世代蓄電池や触媒が高性能に~北海道大学 東北大学 東京大学 芝浦工業大学 東京理科大学 ポイント アルファ型二酸化マンガンの極小ナノ粒子を短時間で合成する「アルコール溶液法」を開発。 極小ナノ粒子化によって粒子のアスペクト比が低下し棒状の結晶が球状の結晶に変化。 次世…
-
2025.01.21
高瀬 幸造准教授の共同研究成果が日刊工業新聞に掲載
創域理工学部 建築学科 高瀬 幸造准教授の共同研究成果が日刊工業新聞に掲載されました。 本研究は、株式会社大京、フジモリ産業株式会社、東京大学との共同研究により行われ、マンションの限られた天井裏の空間にコンパクトな空調設備部材を設置すること…
-
2025.01.15
カゴメ文様に秘められた磁場中分数量子状態
~フラストレーションと量子揺らぎで安定化するカゴメ磁性体の1/3磁化プラトーを発見~北海道大学 大阪大学 東京理科大学 ポイント 磁性元素を日本の伝統的幾何学文様であるカゴメ編みに織り込んだ新規量子磁性体の開発に成功。 強磁場中の精密磁化測定により、磁場に反応しない磁場中分数量子状態(磁化プラトー状態)を発見。 新物質開発…
-
2025.01.14
山本 貴博教授の寄稿が「現代思想」に掲載
理学部第一部 物理学科の山本 貴博教授の寄稿が「現代思想」(2025年1月号)に掲載されました。 山本教授は、永久機関を中心に、科学におけるロスト・セオリーの役割について述べています。 詳細は掲載誌をご覧ください。 掲載誌 「現代思想」 (…
-
2025.01.14
工藤 昭彦教授の解説が東京新聞他に掲載
理学部第一部 応用化学科 工藤 昭彦教授の解説が東京新聞他に掲載されました。 光触媒に太陽光を当て、化学反応により水を分解しグリーン水素をつくる「人工光合成」を紹介する記事の中、工藤教授は光触媒研究をめぐる80年代の情勢や、グリーン水素の将…
-
2025.01.14
山本 貴博教授のインタビューが「Newton」に掲載
理学部第一部 物理学科の山本 貴博教授のインタビューが科学雑誌「Newton」(2025年2月号)に掲載されました。 山本教授は記事の中で、量子力学の特徴や利点、受け入れ方やAIの活用方法などを紹介し、今後量子力学の発展や新たな物理学の誕生…
-
2024.12.13
CO₂還元触媒の性能は幾何構造と安定性で異なることが判明
─CO₂を二次利用して減らす高性能触媒開発の指針として脱炭素社会の実現に貢献─国立大学法人東北大学 東京理科大学 発表のポイント 電気化学的二酸化炭素還元(注1)触媒として機能する金属微粒子(金属ナノクラスター(NC)(注2))の精密合成に成功しました。 本手法により得られた二つの金属ナノクラスターの耐久性と生成物の…
-
2024.12.11
電流の44%をCO₂からメタノールの生成に利用できる高効率触媒を開発
─カーボンニュートラルへの貢献に期待─国立大学法人東北大学 東京理科大学 発表のポイント 欠陥を導入することで特有の活性を持つ金属微粒子(金属ナノクラスター)(注1)の精密合成に成功しました。 本手法により得られた新規金属ナノクラスターは、電気化学的二酸化炭素(CO2)還元(注…
-
2024.12.10
金属酸化物結晶中のネットワーク構造の乱れが電池の負極特性を低下させることを解明
~リチウムイオン電池の放電容量と安全性の向上に寄与~東京理科大学 名古屋工業大学 岡山大学 島根大学 研究の要旨とポイント Wadsley–Roth相のTiNb2O7は、優れた放電容量と安全性を備えたリチウムイオン電池の負極材料として注目されています。 本研究では、中性子・X線全散乱測定とパ…