ニュース&イベント NEWS & EVENTS
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2022.08.02
1,2-ジクロロプロパン曝露による胆管がん発症にはたらく遺伝子群を特定
~免疫細胞を介してDNA損傷を引き起こす発がん物質の検出~研究の要旨とポイント 職業性胆管がんの原因物質である1,2-ジクロロプロパン(DCP)が、胆管がんを引き起こす際にはたらく遺伝子群を、トランスクリプトーム解析により特定しました。 胆管細胞と免疫細胞であるマクロファージを共培養し、DCPに曝…
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2022.08.01
超音波の調べ:超音波暴露がラットに抗うつ様作用をもたらすことを発見
~精神疾患の非侵襲的な予防・治療法の開発に寄与~超音波の調べ:超音波暴露がラットに抗うつ様作用をもたらすことを発見東京理科大学 株式会社フジミック 研究の要旨とポイント 超音波は、生物の脳の活性化に良い影響を与えることが知られていますが、精神状態への影響やその作用機序については、ほとんどわかっていませんでした。 ラットに50kHz帯域の超音波を暴露する…
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2022.07.14
無機ナノ粒子表面でのタンパク質の挙動の一端を解明
~実験と計算科学を組み合わせた新たなアプローチで医学応用可能な新材料の開発に挑む~研究の要旨とポイント 無機ナノ粒子表面でのタンパク質の二次構造の変化は疾病予防などに重要でありながら、複雑すぎることから分析が困難で世界的にも研究が進んでおらず、その原理は解明されていません。 本研究では、赤外分光法によりタンパク質の二次構…
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2022.07.13
優れた抗がん作用を示すトリプチセン-ペプチドハイブリッド化合物の創製に成功
~プログラム細胞死誘導機構の解明に大きく寄与~研究の要旨とポイント 多細胞生物の機能であるプログラム細胞死(※1)にはさまざまな誘導機構があり、その反応の詳細については未解明な部分が多く残されていました。 新たに3種類のトリプチセン-ペプチドハイブリッド化合物(TPHs)を…
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2022.07.04
優れた抗菌作用を示すアミノ酸シッフ塩基銅(II)錯体の合成および機能評価に成功
~芳香環上の塩素原子の数と位置が機能の鍵~研究の要旨とポイント メタノールを溶媒としてマイクロ波を照射することで有機化学変換を加速させるマイクロ波合成法により、芳香環部位に塩素原子を1つ導入した12種類のアミノ酸シッフ塩基銅(II)錯体を短時間で合成することに成功しました。 今回合…
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2022.06.27
単一細胞レベルで微量なRNAを高感度かつ高精度に検出、解析する新技術の開発に成功
~既存技術では検出が難しい細胞間コミュニケーションの検出も可能に~東京理科大学 筑波大学 日本医療研究開発機構 研究の要旨とポイント 既存技術よりも高感度かつ高精度に1細胞中の微量なRNAを解析できる1細胞RNAシーケンス解析法「TAS-Seq法」を新たに開発しました。 TAS-Seqは発現遺伝子の検出感…
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2022.05.26
機能性成分コンドロイチン硫酸およびプロテオグリカンの代替的資源候補の発見
~未利用資源であるチョウザメ頭部軟骨の有効活用へ~研究の要旨とポイント 10種類の食用硬骨魚類の頭部軟骨に含まれるプロテオグリカンおよびその酸性糖鎖であるコンドロイチン硫酸 (CS)を網羅的に調べました。 硬骨魚類の頭部軟骨にはプロテオグリカンが豊富に含まれており、プロテオグリカンの一種で…
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2022.05.09
「上皮細胞らしさ」を決定するリン脂質を発見
~がん転移や線維症で問題となる、上皮間葉転換の機構解明に期待~東京理科大学 日本医療研究開発機構 研究の要旨とポイント 「上皮細胞らしさ」の維持や獲得に、細胞膜を構成するリン脂質の一つであるホスファチジルイノシトール(4,5)−二リン酸(Phosphatidylinositol 4,5-bisphos…
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2022.04.25
オピオイドδ受容体作動薬の作用部位、シグナル伝達の詳細を解明
~新規向精神薬の実現へまた一歩前進~研究の要旨とポイント オピオイドδ受容体作動薬KNT-127には不安や恐怖などの記憶消去を促進する作用があり、精神疾患の新規治療薬として注目されていますが、詳しい作用機序については部分的にしか解明されていませんでした。 本研究では…
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2022.04.18
神経細胞の挙動を模倣した数学的モデルの新たな性質を解明、脳の情報処理機構解明へ一歩前進
~Izhikevichニューロンモデルは実際の神経細胞の応答と同じ周期性を示す~神経細胞の挙動を模倣した数学的モデルの新たな性質を解明研究の要旨とポイント 脳を構成する神経細胞の挙動の解明を目指し、数学的手法による理論研究と実際の神経細胞での実験研究が行われています。近年、Izhikevichニューロンモデルという計算効率の高い数学的手法が新たに提案され、有望視されていま…
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2022.04.14
アルコール依存症治療薬「ジスルフィラム」が抗不安様作用を示すことを発見
~新たな作用機序を有する新規治療薬の実現に期待~アルコール依存症治療薬「ジスルフィラム」が抗不安様作用を示すことを発見研究の要旨とポイント ベンゾジアゼピン系薬剤などの既存の向精神薬については、協調運動障害や記憶力の低下などの副作用があり、患者が使用しにくいことが課題でした。 本研究では、アルコール依存症治療薬として知られるジスルフィラムが、ベンゾジアゼピ…
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2022.03.07
グルコースが連なったオリゴ糖に作用する新規な糖転移酵素の発見
~新規なオリゴ糖配糖体の合成法の開発に貢献~グルコースが連なったオリゴ糖に作用する新規な糖転移酵素の発見東京理科大学 新潟大学 研究の要旨とポイント 糖鎖には人にとって有用な機能をもつものが多数ありますが、実用的な量を合成できるものは少なく、多くの場合、研究や利用が難しいという問題があります。 今回、グルコースが連なったオリゴ糖に作用する新規…
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2022.02.14
食用トウモロコシから、がん細胞増殖抑制効果のあるナノ粒子を作製
~安価で大量に作製できる治療薬として、がん治療などへの応用に期待~食用トウモロコシから、がん細胞増殖抑制効果のあるナノ粒子を作製研究の要旨とポイント 食用トウモコロシから、簡単な手法で、均一サイズのナノ粒子を大量に作製することに成功しました。この手法は、合成ナノ粒子における生産性とコスト面の問題を解決します。 作製したトウモロコシ由来ナノ粒子は、がん細胞に優先的に取…
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2022.02.09
ネオエキヌリンBおよび16種の誘導体の新規合成法の確立に成功
~C型肝炎ウイルスや新型コロナウイルスの抗ウイルス薬の開発に寄与~ネオエキヌリンBおよび16種の誘導体の新規合成法の確立に成功東京理科大学 国立感染症研究所 麻布大学 お茶の水女子大学 研究の要旨とポイント ネオエキヌリンBはC型肝炎ウイルスやポリオウイルスに対して抗ウイルス活性を示す天然物として知られていますが、合成例が非常に少なく、高効率な新規合成法の確立が課…
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2022.01.20
がん免疫療法薬剤の新たな評価系となるモデルマウスの作製に成功
~腫瘍特異的T細胞応答への影響の正確な評価が可能に~がん免疫療法薬剤の新たな評価系となるモデルマウスの作製に成功研究の要旨とポイント 免疫チェックポイント阻害剤による抗腫瘍免疫応答の活性化を定量的に評価する手法として、腫瘍反応性T細胞の応答を網羅的に解析できるT細胞受容体(TCR)レパトア解析が注目されていますが、治療前後でのTCRレパトアの変化と治…