ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2022.08.01
超音波の調べ:超音波暴露がラットに抗うつ様作用をもたらすことを発見
~精神疾患の非侵襲的な予防・治療法の開発に寄与~超音波の調べ:超音波暴露がラットに抗うつ様作用をもたらすことを発見東京理科大学 株式会社フジミック 研究の要旨とポイント 超音波は、生物の脳の活性化に良い影響を与えることが知られていますが、精神状態への影響やその作用機序については、ほとんどわかっていませんでした。 ラットに50kHz帯域の超音波を暴露する…
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2022.07.29
短時間のデータから、光電脈波特性の推定誤差の評価に成功
~測定精度の向上により、ウェアラブルデバイスへの応用に寄与~短時間のデータから、光電脈波特性の推定誤差の評価に成功研究の要旨とポイント 光電脈波法(PPG, ※1)は、心拍や血圧などの生体内情報を非侵襲的に測定できますが、ノイズの影響や、実用的場面で得られる時系列データが短いことなどの課題があり、高い精度が必要とされる高度な分析には不向きでした。 PP…
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2022.07.27
世界最高のイオン伝導性を示す固体マグネシウムイオン伝導体を創出
~次世代固体電池の実現に向けた新たな電解質材料の候補を開拓~研究の要旨 リチウムなどの希少金属を用いない理想的な蓄電デバイスの一つとして、将来的な固体マグネシウムイオン二次電池の開発が期待されています。 本研究では、二次電池電解質として実用的な伝導度である約10–3 S cm–1のイオン伝導度を室温…
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2022.07.25
争点とする政策によって、政党の分裂は左右される
~⽇本の政党政策の対⽴構造を理解する新たな視点~研究の要旨とポイント ⽇本政治における度重なる野党の分裂は、有権者の政党政策判断に混乱をきたす原因となっています。 日本政治の専門家を対象に調査を実施し、特に2017年の民進党の分裂に着目して、回答者の個性を加味し、補正する新たな手法で解析…
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2022.07.22
ユニークな酸化還元特性と整流作用を示すヘテロ積層体のワンポット合成法を開発
~液液界面反応を利用して複数の異なる層を段階的に積層~研究の要旨とポイント 金属イオンを含む水溶液と配位子を含むジクロロメタン溶液の界面を利用したヘテロ積層膜の合成および2段階の工程から成るワンポット合成法の確立に成功しました。 ヘテロ積層膜の成長方向を明らかにし、得られた構造体が特徴的な酸化…
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2022.07.21
クェーサーが周辺ガスに与える「非等方的」な影響の謎を解明
国立大学法人信州大学 国立大学法人東京大学大学院理学系研究科 東京理科大学 研究成果のポイント 遠方宇宙に存在する明るい銀河の中心核(クェーサー)の内部構造(ダストトーラス)が、周囲の広大な領域に分布するガス(銀河間ガス)に対して「非等方的…
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2022.07.19
高温で多重プロトン輸送を可能にするスターバースト型分子プロトン伝導体
~高温領域で働く、高効率な燃料電池の開発へ向けたプロトン伝導体の分子設計~研究の要旨とポイント 燃料電池は環境にやさしい次世代のエネルギー源として期待されています。しかし、プロトン伝導の媒体として水を使うため、100℃以上の高温下での使用が困難です。高温領域で効率よくプロトンを受け渡す新しいプロトン伝…
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2022.07.14
無機ナノ粒子表面でのタンパク質の挙動の一端を解明
~実験と計算科学を組み合わせた新たなアプローチで医学応用可能な新材料の開発に挑む~研究の要旨とポイント 無機ナノ粒子表面でのタンパク質の二次構造の変化は疾病予防などに重要でありながら、複雑すぎることから分析が困難で世界的にも研究が進んでおらず、その原理は解明されていません。 本研究では、赤外分光法によりタンパク質の二次構…
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2022.07.13
優れた抗がん作用を示すトリプチセン-ペプチドハイブリッド化合物の創製に成功
~プログラム細胞死誘導機構の解明に大きく寄与~研究の要旨とポイント 多細胞生物の機能であるプログラム細胞死(※1)にはさまざまな誘導機構があり、その反応の詳細については未解明な部分が多く残されていました。 新たに3種類のトリプチセン-ペプチドハイブリッド化合物(TPHs)を…
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2022.07.06
個性的な名前は1980年代から40年間にわたって増加している
~地方自治体の広報誌に掲載された新生児の名前を分析~研究の要旨とポイント 地方自治体の広報誌に掲載された、1979年から2018年に生まれた新生児の名前を対象に、個性的な名前の割合の経時的変化を分析しました。 分析の結果、個性的な名前の割合は40年間にわたって増加していました。個性や他者との…
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2022.07.04
優れた抗菌作用を示すアミノ酸シッフ塩基銅(II)錯体の合成および機能評価に成功
~芳香環上の塩素原子の数と位置が機能の鍵~研究の要旨とポイント メタノールを溶媒としてマイクロ波を照射することで有機化学変換を加速させるマイクロ波合成法により、芳香環部位に塩素原子を1つ導入した12種類のアミノ酸シッフ塩基銅(II)錯体を短時間で合成することに成功しました。 今回合…
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2022.07.01
計算×情報×実験により 人間の経験則を超えた磁性材料の創製に成功
〜未踏物質の発見をアシスト〜計算×情報×実験により 人間の経験則を超えた磁性材料の創製に成功東京理科大学 科学技術振興機構 ポイント 次世代スピントロニクス材料では複雑な相互作用が関与するため、機能開発に膨大な労力が費やされていた。 計算科学・情報科学・実験科学を融合し、高い結晶磁気異方性をもつ材料を効率的に探索し、実際に作製する…
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2022.06.27
単一細胞レベルで微量なRNAを高感度かつ高精度に検出、解析する新技術の開発に成功
~既存技術では検出が難しい細胞間コミュニケーションの検出も可能に~東京理科大学 筑波大学 日本医療研究開発機構 研究の要旨とポイント 既存技術よりも高感度かつ高精度に1細胞中の微量なRNAを解析できる1細胞RNAシーケンス解析法「TAS-Seq法」を新たに開発しました。 TAS-Seqは発現遺伝子の検出感…
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2022.06.21
複数の金属元素を有するナノ材料の新規合成法の開発に成功
~金属錯体モノマーの共重合化により、高分子金属錯体の構造予測や制御が可能に~複数の金属元素を有するナノ材料の新規合成法の開発に成功研究の要旨とポイント モノマーを錯体化した後で共重合化することにより、側鎖に2種類の異なる金属錯体を有する高分子金属錯体を合成することに成功しました。 モノマーの混合比を調整することで、高分子金属錯体の構造予測や金属組成比の制御が可能である…
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2022.06.16
コーヒー粕と茶殻から過酸化水素を生産、さらにバイオプロセスへ応用
~未利用バイオマス資源を利用したサステナブルな物質生産を実現~研究の要旨とポイント コーヒーやお茶に豊富に含まれるポリフェノールは、酸素と反応すると過酸化水素を生成して、抗菌活性等を示すことが知られています。 本研究では、物質生産の観点から、この過酸化水素の生成に着目しました。未利用バイオマス資源であ…