ニュース&イベント NEWS & EVENTS
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2025.04.10
透明な紙コップ!?海にやさしい透明な板紙を開発
―深海プラスチック汚染の要因である包装容器の代替に期待―国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京大学 東京理科大学 発表のポイント 環境調和性に優れた素材であり、紙パックなど包装容器として利用される板紙は、プラスチック容器と比べると「白く」不透明で商品の中身が見えないという欠点があった…
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2024.12.12
全国の水系で回収されるプラスチックごみは年間およそ1000トン
~プラスチックごみ回収量を全国規模で初めて定量的に評価~研究の要旨とポイント マイクロプラスチック問題解決のためには、プラスチックごみの排出削減に加え、清掃活動による回収も重要な役割を果たすと考えられますが、あまり研究は進んでいません。 日本全国の河川清掃活動のごみ回収量データから、年間およそ1…
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2024.11.18
炭酸水を用いて調製したアルギン酸ゲルにおいてCO₂の放出挙動が架橋度に及ぼす影響を解明
~ゲルの物性を制御する重要知見、サステナブルな材料開発に貢献~研究の要旨とポイント アルギン酸ゲルから放出されるCO2の挙動とハイドロゲルのpHの経時変化、さらに架橋度との相関性について詳細を明らかにしました。 アルギン酸ゲル表面からCO2が急激に放出されると、ハイドロゲルのpHが短時間で上昇し、架橋…
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2024.11.14
ウイルス感染に関わるプロセスの連続的な映像化に成功
~映像教材としての有用性も期待~研究の要旨とポイント ミミウイルスは450nmから800nmと著しく大きい巨大ウイルスで、ウイルスとしては例外的に、光学顕微鏡で観察できます。 今回、このミミウイルスが宿主であるアカントアメーバの細胞内で増殖して放出されるまでの様子を動画で…
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2024.10.07
光触媒の水素生成面を選んで極微細な助触媒を担持する技術を開発
─ 水に太陽光を当てるだけの水素製造技術の実用化に期待 ─国立大学法人東北大学 東京理科大学 発表のポイント 粒径1nm程度の極微細なロジウム(Rh)・クロム(Cr)複合酸化物(Rh2‒xCrxO3)助触媒を水分解光触媒のチタン酸ストロンチウム(STO)表面で水素ガス(H2)生成する結晶面だけに選…
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2024.07.19
プラスチック微粒子の質量を精度よく推計
プラスチック微粒子の質量と投影面積の幾何学的関係を解明愛媛大学 東京理科大学 ポイント 国内17河川35地点において5-25mmのメソプラスチック及び5mm未満のマイクロプラスチック(プラスチック微粒子)を4390個採取して、それら個々の粒子の質量を計測しました。 プラスチック微粒子の質量と投…
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2024.03.21
日本動物学会関東支部第76回大会において本学学生らが優秀発表賞を受賞
日本動物学会関東支部第76回大会において本学学生らが優秀発表賞を受賞しました。 受賞者 : 創域理工学部 生命生物科学科 学部4年 田名網 花奈 指導教員 : 創域理工学部 生命生物科学科 教授 和田 直之 創域理工学部 生命生物科学科 助…
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2024.03.21
ローズ精油を利用したトマトの害虫防御技術を開発
~害虫抵抗性を高めるだけでなく、天敵の誘引作用も~研究の要旨とポイント ローズ精油がトマトの葉の防御遺伝子の発現量を増加させ、害虫抵抗性を向上させることを明らかにしました。 圃場での実験からは、ローズ精油で土壌を処理すると、害虫による食害が54.5%にまで減少することが実証さ…
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2024.03.08
大学 SDGs ACTION! AWARDS 2024において本学大学院生が自治体(鹿児島県瀬戸内町)賞を受賞
3月6日(水)、朝日新聞社が主催する「大学 SDGs ACTION! AWARDS 2024」において本学大学院生が自治体(鹿児島県瀬戸内町)賞を受賞しました。 大学SDGs ACTION! AWARDSは、SDGs(持続可能な開発目標)の…
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2024.01.24
植物の活性酸素種生成酵素の活性化メカニズムを解明
~鍵はカルシウムイオンの結合とリン酸化。
植物のさまざまな生理機能の制御に向けた基礎的知見~研究の要旨とポイント 活性酸素は、一般に毒性の高い物質と考えられていますが、植物は、活性酸素種生成酵素を持ち、活性酸素を積極的に生成して免疫や成長など多様な役割に活用しています。 毒性の高い活性酸素種を生成する酵素の活性は、厳密に制御される…
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2023.12.15
海岸に漂着した海藻の成分と炭酸水を用いて高機能な創傷治療用ゲルを開発
~従来の創傷治療用ゲルと真逆の低皮膚接着性・低膨潤性が創傷部の拡張を抑制する~研究の要旨とポイント 海岸に漂着した海藻から抽出されたアルギン酸塩と炭酸カルシウム、炭酸水を材料に、生体適合性が高く医療現場で簡便に使用可能な創傷治療用ゲルを作製することに成功しました。 これまでの創傷治療用ゲルと真逆の特性である低接着性・…
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2023.11.16
本学教員らの研究成果が北海道新聞に掲載
先進工学部 電子システム工学科 佐竹 信一教授、植木 祥高准教授、教養教育研究院 北海道・長万部キャンパス教養部 竹内 謙教授らの研究成果が北海道新聞に掲載されました。 ケガニは日本において高級食材として珍重されています。北海道では甲長8c…
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2023.11.14
漁師の経験を深層学習が実現!
~深層学習を用いて甲羅の背側から性判別に成功、鍵は漁師からの一言~研究の要旨とポイント ケガニの雌雄は腹側の形態で容易に判別できるが、背側の形態に雌雄で明確な違いはない。しかし、漁師は背側をみて判別が簡単だと語る。 深層学習を用いてケガニの腹側の画像からのみならず背側の画像から性判別を実現した。 ケガニの…
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2023.05.23
クロロフィルdを持つシアノバクテリアから調製した光化学系I複合体の分子特性
静岡大学 東京理科大学 研究のポイント クロロフィルdを持つアカリオの光化学系I単量体と三量体の精製に成功しました。 低エネルギークロロフィルはPSI三量体でのみ見出されました。 PSI単量体間相互作用が低エネルギークロロフィルの形成に重要…
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2023.05.12
ズワイガニの最終脱皮前後で生じる生理学的な変化の一端を明らかに!
金沢大学 基礎生物学研究所 東京理科大学 高知大学 神奈川大学 金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設の豊田賢治特任助教、水産研究・教育機構の山本岳男主任研究員と馬久地みゆき主任研究員、基礎生物学研究所の森友子技術班長と重信秀治教授…