ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2022.05.09
「上皮細胞らしさ」を決定するリン脂質を発見
~がん転移や線維症で問題となる、上皮間葉転換の機構解明に期待~東京理科大学 日本医療研究開発機構 研究の要旨とポイント 「上皮細胞らしさ」の維持や獲得に、細胞膜を構成するリン脂質の一つであるホスファチジルイノシトール(4,5)−二リン酸(Phosphatidylinositol 4,5-bisphos…
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2022.04.25
オピオイドδ受容体作動薬の作用部位、シグナル伝達の詳細を解明
~新規向精神薬の実現へまた一歩前進~研究の要旨とポイント オピオイドδ受容体作動薬KNT-127には不安や恐怖などの記憶消去を促進する作用があり、精神疾患の新規治療薬として注目されていますが、詳しい作用機序については部分的にしか解明されていませんでした。 本研究では…
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2022.04.18
神経細胞の挙動を模倣した数学的モデルの新たな性質を解明、脳の情報処理機構解明へ一歩前進
~Izhikevichニューロンモデルは実際の神経細胞の応答と同じ周期性を示す~神経細胞の挙動を模倣した数学的モデルの新たな性質を解明研究の要旨とポイント 脳を構成する神経細胞の挙動の解明を目指し、数学的手法による理論研究と実際の神経細胞での実験研究が行われています。近年、Izhikevichニューロンモデルという計算効率の高い数学的手法が新たに提案され、有望視されていま…
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2022.04.14
アルコール依存症治療薬「ジスルフィラム」が抗不安様作用を示すことを発見
~新たな作用機序を有する新規治療薬の実現に期待~アルコール依存症治療薬「ジスルフィラム」が抗不安様作用を示すことを発見研究の要旨とポイント ベンゾジアゼピン系薬剤などの既存の向精神薬については、協調運動障害や記憶力の低下などの副作用があり、患者が使用しにくいことが課題でした。 本研究では、アルコール依存症治療薬として知られるジスルフィラムが、ベンゾジアゼピ…
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2022.03.07
グルコースが連なったオリゴ糖に作用する新規な糖転移酵素の発見
~新規なオリゴ糖配糖体の合成法の開発に貢献~グルコースが連なったオリゴ糖に作用する新規な糖転移酵素の発見東京理科大学 新潟大学 研究の要旨とポイント 糖鎖には人にとって有用な機能をもつものが多数ありますが、実用的な量を合成できるものは少なく、多くの場合、研究や利用が難しいという問題があります。 今回、グルコースが連なったオリゴ糖に作用する新規…
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2022.02.14
食用トウモロコシから、がん細胞増殖抑制効果のあるナノ粒子を作製
~安価で大量に作製できる治療薬として、がん治療などへの応用に期待~食用トウモロコシから、がん細胞増殖抑制効果のあるナノ粒子を作製研究の要旨とポイント 食用トウモコロシから、簡単な手法で、均一サイズのナノ粒子を大量に作製することに成功しました。この手法は、合成ナノ粒子における生産性とコスト面の問題を解決します。 作製したトウモロコシ由来ナノ粒子は、がん細胞に優先的に取…
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2022.02.09
ネオエキヌリンBおよび16種の誘導体の新規合成法の確立に成功
~C型肝炎ウイルスや新型コロナウイルスの抗ウイルス薬の開発に寄与~ネオエキヌリンBおよび16種の誘導体の新規合成法の確立に成功東京理科大学 国立感染症研究所 麻布大学 お茶の水女子大学 研究の要旨とポイント ネオエキヌリンBはC型肝炎ウイルスやポリオウイルスに対して抗ウイルス活性を示す天然物として知られていますが、合成例が非常に少なく、高効率な新規合成法の確立が課…
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2022.01.20
がん免疫療法薬剤の新たな評価系となるモデルマウスの作製に成功
~腫瘍特異的T細胞応答への影響の正確な評価が可能に~がん免疫療法薬剤の新たな評価系となるモデルマウスの作製に成功研究の要旨とポイント 免疫チェックポイント阻害剤による抗腫瘍免疫応答の活性化を定量的に評価する手法として、腫瘍反応性T細胞の応答を網羅的に解析できるT細胞受容体(TCR)レパトア解析が注目されていますが、治療前後でのTCRレパトアの変化と治…
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2022.01.13
蛍光タンパク質の蛍光強度を維持したまま組織・器官を透明化できる 動植物共通の透明化法開発に成功
~農作物の品種改良や脳の診断法開発に貢献~ 動植物共通の透明化法開発に成功東京大学大阪大学神戸大学横浜市立大学東京理科大学 発表者 発表のポイント 発表概要 発表内容 発表雑誌 研究室 東京理科大学について 1. 発表者: 坂本 勇貴 (大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻 助教) 酒井 友希 (神戸大学大学院理…
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2022.01.13
脳動脈瘤の発生要因を世界で初めて発生前のデータから流体力学的に解析
~血流による血管壁への引張力とエネルギー損失が影響~脳動脈瘤の発生要因を発生前のデータから流体力学的に解析東京慈恵会医科大学 東京理科大学 概要 お問合せ先 背景 手法 成果 今後の応用、展開 脚注、用語説明 研究室 東京理科大学について 東京慈恵会医科大学 脳神経外科 村山雄一 教授と東京理科大学 工学部 機械工学科 藤村宗一郎 日本学術振興…
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2021.12.13
アレルギー性疾患に重要なケモカインTARC/CCL17発現制御機構の解明
~免疫反応を応用した新たな治療法の開発に寄与~アレルギー性疾患に重要なケモカインTARC/CCL17発現制御機構解明研究の要旨とポイント ケモカインの1種であるTARC/CCL17はアレルギー性疾患との関わりが深く、生体内において重要な役割を担っていますが、その発現制御機構については未解明のままでした。 今回、樹状細胞がTARCを発現する仕組みとして、2…
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2021.12.08
膵液瘻を予防する新しいハイドロゲル製剤の開発に成功
~既存のポリマーで簡便に作れて薬物投与キャリアにもなる新材料~膵液瘻を予防する新しいハイドロゲル製剤の開発に成功研究の要旨とポイント 膵液瘻は、膵臓手術後に高頻度で発生する合併症ですが、これまで有効な予防法はありませんでした。 今回、腹腔内に留置するハイドロゲル製剤を、これまでに既存のポリマーから合成する簡便な手法の開発に成功しました。このゲルを用い…
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2021.11.25
シアル酸除去による関節リウマチや多発性硬化症等の治療
~骨代謝系と免疫システムを抑制する新たな制御機構の解明~学校法人 東北医科薬科大学 東京理科大学 研究のポイント 今回、私たちはアシアロ二本鎖N型糖鎖注1がヒトおよびマウスDCIR注2のスイッチ物質(機能的リガンド)であることを初めて発見しました。 DCIRとアシアロ二本鎖N型糖鎖の相互作用は、…
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2021.11.24
キラルなスルホキシドの新規合成法を開発
~薬効の高い光学活性医薬品や機能材料製造に新たな光~キラルなスルホキシドの新規合成法を開発研究の要旨とポイント キラルなスルホキシドは、重要な生理活性化合物であり、化学反応の中間体でもありますが、高価な不斉触媒を用いても基質によっては高い不斉収率が得られないなどの問題点があり、より効率的な合成手法の開発が期待されています。 今回…
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2021.10.25
INGOTプロジェクト
~革新的な次世代核酸医薬開発の大型プロジェクトがスタート~東京理科大学 東京医科歯科大学 千葉工業大学 東京大学 背景と体制 研究概要と研究分担 新たな試み 今後の展望 関連リンク 用語説明 問い合わせ先 研究室 東京理科大学について 要旨 東京理科大学(総代表研究機関及び総代表研究者 薬学部生命…