ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2024.12.12
全国の水系で回収されるプラスチックごみは年間およそ1000トン
~プラスチックごみ回収量を全国規模で初めて定量的に評価~研究の要旨とポイント マイクロプラスチック問題解決のためには、プラスチックごみの排出削減に加え、清掃活動による回収も重要な役割を果たすと考えられますが、あまり研究は進んでいません。 日本全国の河川清掃活動のごみ回収量データから、年間およそ1…
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2024.12.10
詳細が未知の大規模視覚-言語モデルから不要な知識を『忘却』させる技術を開発
~より軽量かつ効率的な新しいモデルの構築につながる成果(NeurIPS 2024採択)~研究の要旨とポイント 大規模な事前学習モデルは優れた性能を示すものの計算コストが高いことから、不要な機能を“忘却”させることで効率化できると期待されています。しかし、多くの大規模モデルは詳細が公開されていないことが多く、“忘却”機能の実装は…
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2024.10.07
光触媒の水素生成面を選んで極微細な助触媒を担持する技術を開発
─ 水に太陽光を当てるだけの水素製造技術の実用化に期待 ─国立大学法人東北大学 東京理科大学 発表のポイント 粒径1nm程度の極微細なロジウム(Rh)・クロム(Cr)複合酸化物(Rh2‒xCrxO3)助触媒を水分解光触媒のチタン酸ストロンチウム(STO)表面で水素ガス(H2)生成する結晶面だけに選…
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2024.08.09
飯田 努教授の共同研究テーマが2024年度NEDO先導研究プログラムに採択
飯田 努教授の共同研究テーマが2024年度NEDO先導研究プログラムに採択されました。 2024年5月20日、先進工学部 マテリアル創成工学科 飯田 努教授の共同研究テーマ「製造加熱プロセス熱流計測によるデジタルツイン高度化の研究開発」が2…
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2024.07.19
プラスチック微粒子の質量を精度よく推計
プラスチック微粒子の質量と投影面積の幾何学的関係を解明愛媛大学 東京理科大学 ポイント 国内17河川35地点において5-25mmのメソプラスチック及び5mm未満のマイクロプラスチック(プラスチック微粒子)を4390個採取して、それら個々の粒子の質量を計測しました。 プラスチック微粒子の質量と投…
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2024.07.16
アンモニアを安定に吸脱着できる単分子結晶吸着材を開発
-水素キャリアであるアンモニアの貯蔵材料の新候補-東京工業大学 東京理科大学 要点 アンモニアを高密度で吸着する、リング状有機分子の単分子結晶材料を開発 アンモニアを繰り返し吸脱着することができ、材料の再生も簡便に行うことが可能 水素キャリアであるアンモニアの貯蔵/運搬材料の新候補として期…
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2024.03.08
大学 SDGs ACTION! AWARDS 2024において本学大学院生が自治体(鹿児島県瀬戸内町)賞を受賞
3月6日(水)、朝日新聞社が主催する「大学 SDGs ACTION! AWARDS 2024」において本学大学院生が自治体(鹿児島県瀬戸内町)賞を受賞しました。 大学SDGs ACTION! AWARDSは、SDGs(持続可能な開発目標)の…
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2024.02.20
データ駆動型アプローチで探る単分子磁石の設計指針
~超高密度記録デバイスの実現に向けた基礎的知見~研究の要旨とポイント 単分子磁石は、超高密度磁気記録デバイスや量子コンピュータへの応用が期待される材料ですが、分子設計の指針は確立されていません。 深層学習を用いて、分子構造のみから約70%という高い精度で単分子磁石特性を示すかどうかを予測…
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2024.01.25
過塩素酸塩化合物の爆発性を司る部位を深層学習を用いて予測
~危険な化学物質の理論的予測につながる新手法~研究の要旨とポイント 過塩素酸塩化合物は爆発性をもつ危険な物質ですが、爆発に関する実際の実験には危険が伴うことから、結晶構造から爆発性を予測する手法の開発が求められています。 深層学習を用いて、結晶構造データベースに登録されている金属サレン…
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2023.12.15
海岸に漂着した海藻の成分と炭酸水を用いて高機能な創傷治療用ゲルを開発
~従来の創傷治療用ゲルと真逆の低皮膚接着性・低膨潤性が創傷部の拡張を抑制する~研究の要旨とポイント 海岸に漂着した海藻から抽出されたアルギン酸塩と炭酸カルシウム、炭酸水を材料に、生体適合性が高く医療現場で簡便に使用可能な創傷治療用ゲルを作製することに成功しました。 これまでの創傷治療用ゲルと真逆の特性である低接着性・…
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2023.11.20
本学教員が5年連続でClarivate AnalyticsのHighly Cited Researchersに選出
English 11月15日(水)、Clarivate(クラリベイト)がHighly Cited Researchers(高被引用論文著者)2023年版で、影響力のある科学研究者およびその機関を発表し、理学部第一部 応用化学科 駒場 慎一教…
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2023.10.31
本学大学院生及び教員らの研究成果が「日刊工業新聞」に掲載
掲載:2023年10月19日 更新:2023年10月31日 理学研究科 化学専攻 修士課程2年 松浦 佐和さん、理学部第一部 応用化学科 岩田 直人助教、古海 誓一教授の研究成果が高分子学会・第72回高分子討論会 広報活動「運営委員会オスス…
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2023.09.05
液中プラズマ処理で酸化チタンが二酸化炭素還元に良好な電極材料に
~液体燃料の出発物質である一酸化炭素と水素を好適な比率で生成に成功~研究の要旨とポイント カーボンニュートラル社会の実現に向け、二酸化炭素を還元して、多様な有用物質を製造する技術が注目されています。 本研究では、液中プラズマ処理を施した酸化チタンを担体として、Ag触媒を複合化した電極材料を開発し、二酸化炭素…
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2023.06.08
藤本 憲次郎教授が無機マテリアル学会において学術賞を受賞
創域理工学部 先端化学科 藤本 憲次郎教授が無機マテリアル学会において学術賞を受賞しました。 受賞者 創域理工学部 先端化学科 教授 藤本 憲次郎 受賞題目 無機粉体材料のためのコンビナトリアル研究 内容 近年活発になってきている材料のイン…
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2023.04.20
優れた弾性熱量効果と疲労破壊特性を示す合金を開発
~Cu系超弾性形状記憶合金の結晶粒の成長により合成~研究の要旨とポイント 圧延処理とサイクル型熱処理を最適化することにより、68Cu-16Al-16Zn合金中の結晶粒を成長させることに成功しました。 2%の歪を繰り返し与える応力負荷試験を6万サイクル実施しても金属疲労が見られず…