ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
-
2022.12.09
マーカーレスで簡便かつ高精度な歩行分析法を開発
~医療・スポーツなど幅広い分野での運動解析に寄与~研究の要旨とポイント 治療方法の立案や経過観察など、医療・福祉の分野では、簡便で高精度の歩行分析法(※1)が求められてきました。 本研究では、1台のRGBカメラの映像と1~2個の小型慣性計測ユニットから得られた情報を組み合わせた新たな歩行分…
-
2022.11.21
フロント(FROUNT:ケモカイン受容体シグナル制御分子)を阻害する作用をもつ
アルコール依存症治療薬「ジスルフィラム」が腎臓病の悪化を抑制することを発見
~マクロファージの動きと活性化を調節する新しい腎炎治療薬開発への新たな道~東京理科大学 日本医科大学 研究の要旨とポイント 腎臓にある糸球体は原尿をつくる重要な役割を担っており、ここに障害が起こる糸球体腎炎は、腎臓がうまく働かなくなる腎不全の主原因疾患の一つです。現在の糸球体腎炎に対する治療の中心であるステロイド…
-
2022.11.14
神経科学の既成概念をくつがえす新たな中枢デリバリー技術の作用機序を解明
~経鼻投与された神経ペプチド誘導体が神経細胞を乗り継ぎ脳へ移行する~研究の要旨とポイント 抗うつ薬など中枢神経系疾患治療薬の開発では、薬剤を作用部位である中枢神経に効率よく送達する技術が求められています。 本研究グループが開発した新規の神経ペプチド誘導体「PAS-CPP-GLP-2」は、経鼻投与されると、鼻…
-
2022.10.24
オキシトシン経鼻投与でアルツハイマー型認知症に関連する認知行動障害を改善
~アルツハイマー型認知症の新たな治療薬開発へ一歩前進~研究の要旨とポイント アミロイドベータ(Aβ)投与により作製されたアルツハイマー型認知症モデルマウスを用いて、マウスの認知行動障害に対するオキシトシンの作用を調べました。 オキシトシンの脳室内投与、および脳内への移行性を向上させた…
-
2022.09.27
第5回 東京理科大学・野田市・流山市 包括連携協定講演会について(開催報告)
2022年9月24日(土)に、本学野田キャンパス7号館6階講堂において、野田市・流山市との包括連携協定に基づく第5回の講演会が開催されました。 第4回に続き、感染対策の観点から来場者数を制限し、オンライン(Zoom)の同時配信で、本学教養教…
-
2022.09.27
池口 徹 教授らの研究内容が『日刊工業新聞』に掲載
本学 工学部 情報工学科 池口 徹 教授らの研究内容が『日刊工業新聞』に掲載されました。 池口教授ら研究グループは、多数のニューロンが同時に発火する現象『同時発火』を引き起こす入力信号を推定する手法を開発しました。 本研究を発展させることで…
-
2022.09.01
泡タイプのエタノール消毒剤、抗菌剤の実現に光
~高濃度エタノール水溶液によって形成される泡の安定化に成功~研究の要旨とポイント 陰イオン界面活性剤、高級アルコール、無機塩を組み合わせて添加することにより、高濃度エタノール水溶液が形成する泡を安定化させることに成功しました。 ステアロイルメチルタウリンナトリウム(SMT)と1-テトラデカノールの共…
-
2022.08.24
細胞が物質を取り込む現象(エンドサイトーシス)の新しい制御機構の発見
~Eps15/Pan1によるエンドサイトーシスの制御機構を解明~東京理科大学 東京工科大学 研究の要旨とポイント 細胞が外部から物質を取り込む現象であるエンドサイトーシスは、外部から栄養物質の取り込み、細胞増殖の制御、神経伝達物質の放出サイクルなど、様々な生命現象において非常に重要です。 本研究では、エ…
-
2022.08.22
地域の特性に応じた自殺対策の推進へ
~政策単位間での自殺の地域差を可視化~九州大学 千葉大学 国立長寿医療研究センター 浜松医科大学 東京理科大学 芝浦工業大学 岡山大学 宮崎大学 ポイント 自殺対策の基礎資料となる自殺の地域格差を可視化した。 2009〜2018年の自殺統計資料から自殺の割合の高低を数値化し、政…
-
2022.08.09
半導体製造の次世代技術『UVナノインプリントリソグラフィ』普及へ大きな一歩
~樹脂の選択・設計の指針を提示、半導体製造の効率化に貢献~研究の要旨とポイント UVナノインプリントリソグラフィは、紫外線を利用した微細加工技術で、プロセス速度に優れ、大面積加工が可能であることから、大量生産に適した低コストな技術として注目されています。 本研究では、UVナノインプリントリソグラフ…
-
2022.08.09
抗うつ薬の効果を高める分子スイッチを発見
日本医科大学 東京理科大学 久留米大学 研究の概要 研究の背景 研究成果の概要 研究の意義・今後の展開 用語解説 論文情報 お問い合わせ 研究室 研究の概要 日本医科大学薬理学の小林克典准教授らの研究グループは、東京理科大学の瀬木(西田)恵…
-
2022.08.03
樹状細胞免疫受容体(DCIR)の機能阻害により、大腸炎や大腸腫瘍を抑制できることを発見
~全く新しい作用機序をもつ新規治療薬の開発に期待~研究の要旨とポイント C型レクチン受容体(*1)の一つであるDCIR(*2)を欠損させたマウスでは、デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)投与により大腸炎を誘導したとき、症状が軽くなることを発見しました。 同様にア…
-
2022.08.02
1,2-ジクロロプロパン曝露による胆管がん発症にはたらく遺伝子群を特定
~免疫細胞を介してDNA損傷を引き起こす発がん物質の検出~研究の要旨とポイント 職業性胆管がんの原因物質である1,2-ジクロロプロパン(DCP)が、胆管がんを引き起こす際にはたらく遺伝子群を、トランスクリプトーム解析により特定しました。 胆管細胞と免疫細胞であるマクロファージを共培養し、DCPに曝…
-
2022.08.01
超音波の調べ:超音波暴露がラットに抗うつ様作用をもたらすことを発見
~精神疾患の非侵襲的な予防・治療法の開発に寄与~超音波の調べ:超音波暴露がラットに抗うつ様作用をもたらすことを発見東京理科大学 株式会社フジミック 研究の要旨とポイント 超音波は、生物の脳の活性化に良い影響を与えることが知られていますが、精神状態への影響やその作用機序については、ほとんどわかっていませんでした。 ラットに50kHz帯域の超音波を暴露する…
-
2022.07.14
無機ナノ粒子表面でのタンパク質の挙動の一端を解明
~実験と計算科学を組み合わせた新たなアプローチで医学応用可能な新材料の開発に挑む~研究の要旨とポイント 無機ナノ粒子表面でのタンパク質の二次構造の変化は疾病予防などに重要でありながら、複雑すぎることから分析が困難で世界的にも研究が進んでおらず、その原理は解明されていません。 本研究では、赤外分光法によりタンパク質の二次構…