ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2023.06.06
逆転の発想で、無駄なく目的のキラル化合物だけを増やして回収する
~キラル化合物を高収率で選択的に合成する新たなリサイクルフォトリアクターを開発~研究の要旨とポイント 光ラセミ化反応を利用して、キラルなスルホキシドの一方のエナンチオマー(※1)を高収率かつ高光学純度で得られる「リサイクルフォトリアクター」を開発しました。 不要なエナンチオマーをあえて一度ラセミ化(R…
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2023.05.25
銅錯体とリゾチームを組み合わせた新規複合タンパク質の合成に成功
~金属錯体の機能を保持したタンパク質の実現に寄与、医療応用に期待~研究の要旨とポイント 銅(Cu)錯体とリゾチームを組み合わせた複合タンパク質(CuST@lysozyme)を合成し、その結晶構造と分光学的、電気化学的特性を明らかにしました。 今回合成した複合タンパク質が、既報の銅化合…
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2023.05.23
クロロフィルdを持つシアノバクテリアから調製した光化学系I複合体の分子特性
静岡大学 東京理科大学 研究のポイント クロロフィルdを持つアカリオの光化学系I単量体と三量体の精製に成功しました。 低エネルギークロロフィルはPSI三量体でのみ見出されました。 PSI単量体間相互作用が低エネルギークロロフィルの形成に重要…
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2023.05.23
1000台のIoT端末を用いた超高密度な屋外無線通信実験に成功
~Asynchronous Pulse Code Multiple Access(APCMA)方式~東京理科大学 大阪大学 国立研究開発法人情報通信研究機構 研究の要旨 東京理科大学工学部電気工学科 長谷川幹雄教授、大阪大学大学院情報科学研究科 若宮直紀教授、および国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー)) ペパー…
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2023.05.22
サブテラヘルツ波が水とタンパク質のミクロな混合を加速
水素結合の組み替えに直接的に作用し、不均一なタンパク質表面への水和を早める産業技術総合研究所 東京大学 筑波大学 東京理科大学 ポイント サブテラヘルツ波を照射しながらタンパク質の水和状態の変化を解析する技術を開発 サブテラヘルツ波の照射でタンパク質の水和が促進されることを発見 サブテラヘルツ照射は水和を変える新…
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2023.05.12
ズワイガニの最終脱皮前後で生じる生理学的な変化の一端を明らかに!
金沢大学 基礎生物学研究所 東京理科大学 高知大学 神奈川大学 金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設の豊田賢治特任助教、水産研究・教育機構の山本岳男主任研究員と馬久地みゆき主任研究員、基礎生物学研究所の森友子技術班長と重信秀治教授…
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2023.05.09
「プロシューマー(生産消費者)」が電力市場に与える影響を解明
~「デス・スパイラル」の抑制に有効な対策を提案~研究の要旨とポイント 完全競争下または不完全競争下の電力市場において、自ら発電した電力を使用し、余剰電力を売る「プロシューマー(生産消費者)」の増加が市場に与える影響を解明することに成功しました。 プロシューマーに適切な税制を課すことで、太…
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2023.05.08
オピオイドδ受容体作動薬KNT-127の作用機序を解明
~抗うつ様作用に加え、抗ストレス作用を示す新たなうつ病治療薬の実現へ~研究の要旨とポイント オピオイドδ受容体(DOP)作動薬はうつ病治療薬として高いポテンシャルを持つことが報告されていましたが、その詳細な作用メカニズムについては未解明のままでした。 本研究グループは、これまでに、選択的DOP作動薬…
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2023.04.27
第三の固体状態「準結晶」の磁気特性の解明に光
~高い相純度の実現ならびに組成の制御に成功~東京理科大学 科学技術振興機構(JST) 研究の要旨とポイント 金(Au)・ガリウム(Ga)・ジスプロシウム(Dy)の3種の元素からなる金属合金で、強磁性転移を示す単相の準結晶の合成に成功しました。合成した準結晶は組成を調整することも可能で…
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2023.04.20
優れた弾性熱量効果と疲労破壊特性を示す合金を開発
~Cu系超弾性形状記憶合金の結晶粒の成長により合成~研究の要旨とポイント 圧延処理とサイクル型熱処理を最適化することにより、68Cu-16Al-16Zn合金中の結晶粒を成長させることに成功しました。 2%の歪を繰り返し与える応力負荷試験を6万サイクル実施しても金属疲労が…
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2023.04.19
東京理科大学 2024年度総合型選抜(女子)を新設
東京理科大学(学長:石川正俊)は、2024年度入学試験より、新たな入試制度として「総合型選抜(女子)※1」を新設します。これまでも取り組んできたダイバーシティ推進の動きをより加速させるとともに、女性の理工系分野への進学を積極的に支援すること…
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2023.04.18
果実の皮成分と炭酸水で高機能なハイドロゲルを創製
~環境負荷を低減しつつ、医療分野に応用可能な材料~研究の要旨とポイント 低メトキシ化ペクチンと炭酸カルシウムの混合溶液に、炭酸水を加えることで、均一な網目構造を有するハイドロゲルを簡便に調製することに成功しました。 炭酸水のpHによってハイドロゲルの物性を制御可能であることを明らかにすると…
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2023.04.17
優れた酸素還元活性を有する白金ナノクラスター担持触媒の創製とその原理解明に成功
~水素を利用した低炭素社会の実現にまた一歩前進~研究の要旨とポイント 精密白金ナノクラスターを前駆体として用いることで、原子精度で制御された白金ナノクラスター担持触媒を創出することに成功しました。 現在市販されている触媒と比較して、2.1倍も高い酸素還元活性を有していることを実証しました…
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2023.04.13
学校法人東京理科大学、東京理科大学、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社、東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社及び奈良県五條市との連携に関する協定を締結
2023年4月10日(月)、学校法人東京理科大学、東京理科大学、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社、東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社及び奈良県五條市は、地方創生とSDGsの実現に向けて相互に協力していくことを目…
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2023.04.11
リグニン合成にはたらく活性酸素種生成酵素RBOHの制御機構は種子植物間で広く保存されている~活性酸素種を利用した、植物の物質生産への第一歩~
研究の要旨とポイント リグニン合成にはたらくと考えられる「活性酸素種生成酵素RBOH」について、裸子植物で初めて制御機構を解明しました。 RBOHは、Ca2+およびリン酸化によって相乗的に活性化されることがわかりました。こ…