ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2022.09.15
ニューロンの同期発火を引き起こす入力信号を推定する手法を開発
~観測が難しい入力信号を出力信号から再構成、さまざまな非線形系へ応用可能~研究の要旨とポイント ニューロンの集合体(アセンブリ)に共通入力信号が送られることで、多数のニューロンが同時に発火する同期発火現象は、脳の情報処理原理を解明する上で重要な現象です。しかし、共通入力信号の観測は困難であり、その全貌はまだよくわ…
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2022.09.05
人工知能(AI)が効率的な混ぜ方を自動で学習
~流体混合問題に対する強化学習の有効性を実証、環境低負荷型社会実現への貢献に期待~研究の要旨とポイント 流体混合は、さまざまな工業プロセスにおいて重要な役割を担っているにもかかわらず、流体混合を最適化する手法は確立されていません。 本研究では応用数学的アプローチから、機械学習の一種である強化学習が流体混合の最適化手法とし…
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2022.09.01
量子コンピュータに最適な量子演算シーケンスをシステマティックに見つける手法を開発
国立研究開発法人情報通信研究機構 慶應義塾大学 東京理科大学 東京大学大学院理学系研究科 ポイント 量子コンピュータに最適な量子演算シーケンスを見つける新しい手法を開発 新手法はGRAPEに基づき、量子演算シーケンスをシステマティックに見つ…
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2022.09.01
泡タイプのエタノール消毒剤、抗菌剤の実現に光
~高濃度エタノール水溶液によって形成される泡の安定化に成功~研究の要旨とポイント 陰イオン界面活性剤、高級アルコール、無機塩を組み合わせて添加することにより、高濃度エタノール水溶液が形成する泡を安定化させることに成功しました。 ステアロイルメチルタウリンナトリウム(SMT)と1-テトラデカノールの共…
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2022.08.31
オートファジーががん細胞を排除することを発見、新たながん治療法開発に期待
~細胞競合によるがん細胞除去におけるオートファジーの役割を解明~研究の要旨 近年、腫瘍発生を防ぐ仕組みとして、上皮層に発生したがん変異細胞を正常上皮細胞が排除する細胞競合という生命現象が注目されています。しかし、細胞競合を制御する分⼦論的メカニズムの全容は解明されていません。 今回、正常細胞に囲まれたが…
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2022.08.25
なぜ宇宙再電離は非一様に進んだのか?
東京大学 名古屋大学 信州大学 東京理科大学 発表者 発表のポイント 発表概要 発表内容 発表雑誌 問い合わせ先 用語解説 添付資料 研究室 東京理科大学について 1. 発表者: 石本 梨花子(東京大学大学院理学系研究科 天文学専攻 博士課…
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2022.08.24
野田市「中央の杜」ネーミングライツ取得に係る 「東京理科大学ふれあいの杜」愛称看板設置お披露目会
東京理科大学(学長:石川正俊)は、2022年7月20日、野田市「中央の杜」のネーミングライツ取得契約を締結し、「東京理科大学ふれあいの杜」と愛称を決定するとともに、同施設内に愛称看板を設置いたします。同施設は、みどりと直接親しめる場を提供す…
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2022.08.24
細胞が物質を取り込む現象(エンドサイトーシス)の新しい制御機構の発見
~Eps15/Pan1によるエンドサイトーシスの制御機構を解明~東京理科大学 東京工科大学 研究の要旨とポイント 細胞が外部から物質を取り込む現象であるエンドサイトーシスは、外部から栄養物質の取り込み、細胞増殖の制御、神経伝達物質の放出サイクルなど、様々な生命現象において非常に重要です。 本研究では、エ…
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2022.08.23
河川のマイクロプラスチック汚染を十分な精度で調査できるサンプリング回数を決定する方法を提案
~現場サンプリングのコスト抑制に貢献~河川のマイクロプラスチック汚染を十分な精度で調査できるサンプリング回数を決定する方法を提案東京理科大学 愛媛大学 研究の要旨とポイント 淡水環境におけるマイクロプラスチックの分布が完全にランダムな過程に従うことを突き止め、さらに、現場サンプリングで必要となるサンプリング回数を決定する方法を提案しました。 この手法により、適切なサ…
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2022.08.22
地域の特性に応じた自殺対策の推進へ
~政策単位間での自殺の地域差を可視化~九州大学 千葉大学 国立長寿医療研究センター 浜松医科大学 東京理科大学 芝浦工業大学 岡山大学 宮崎大学 ポイント 自殺対策の基礎資料となる自殺の地域格差を可視化した。 2009〜2018年の自殺統計資料から自殺の割合の高低を数値化し、政…
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2022.08.09
金と炭素がつくりだす新たな動的共有結合性を利用した新たな炭素ナノリングの合成法の確立
研究の要旨とポイント シクロパラフェニレン(CPP)はナノサイズの環状化合物で、環状のπ共役系に基づく多彩な電子的・光学的性質を持つ機能性有機化合物です。 本研究では、以前に著者らの研究グループが発見した環状有機金錯体を経由するCPP…
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2022.08.09
半導体製造の次世代技術『UVナノインプリントリソグラフィ』普及へ大きな一歩
~樹脂の選択・設計の指針を提示、半導体製造の効率化に貢献~研究の要旨とポイント UVナノインプリントリソグラフィは、紫外線を利用した微細加工技術で、プロセス速度に優れ、大面積加工が可能であることから、大量生産に適した低コストな技術として注目されています。 本研究では、UVナノインプリントリソグラフ…
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2022.08.09
抗うつ薬の効果を高める分子スイッチを発見
日本医科大学 東京理科大学 久留米大学 研究の概要 研究の背景 研究成果の概要 研究の意義・今後の展開 用語解説 論文情報 お問い合わせ 研究室 研究の概要 日本医科大学薬理学の小林克典准教授らの研究グループは、東京理科大学の瀬木(西田)恵…
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2022.08.03
樹状細胞免疫受容体(DCIR)の機能阻害により、大腸炎や大腸腫瘍を抑制できることを発見
~全く新しい作用機序をもつ新規治療薬の開発に期待~研究の要旨とポイント C型レクチン受容体(*1)の一つであるDCIR(*2)を欠損させたマウスでは、デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)投与により大腸炎を誘導したとき、症状が軽くなることを発見しました。 同様にア…
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2022.08.02
1,2-ジクロロプロパン曝露による胆管がん発症にはたらく遺伝子群を特定
~免疫細胞を介してDNA損傷を引き起こす発がん物質の検出~研究の要旨とポイント 職業性胆管がんの原因物質である1,2-ジクロロプロパン(DCP)が、胆管がんを引き起こす際にはたらく遺伝子群を、トランスクリプトーム解析により特定しました。 胆管細胞と免疫細胞であるマクロファージを共培養し、DCPに曝…