ニュース&イベント NEWS & EVENTS
-
2021.05.31
ゼロエミッション社会においても持続的な経済成長が可能
~数理モデルが示す持続可能な社会構築へのヒント~研究の要旨とポイント 人間の活動による排出物をゼロにすることを目指す「ゼロエミッション」に向けたさまざまな取り組みが行われており、経済成長との両立が課題となっています。 本研究では、CO2排出実質ゼロ(ネットゼロエミッション)社会においても…
-
2021.05.27
植食者の唾液中に共生する微生物が、被食者である植物の防御応答を調節
~植物と害虫の多様な相互作用メカニズムの一端が明らかに~研究の要旨とポイント 害虫の唾液内で共生する微生物が、植物の防御応答に影響を及ぼしていることが明らかになりつつありますが、いまだ詳細は不明確で十分な理解には至っていません。 本研究では、ハスモンヨトウの唾液中の共生微生物のうち表皮ブドウ球菌…
-
2021.05.24
炭素繊維強化プラスチックの高自由度設計技術を開発
~強度を保持し軽量化に成功、よりエコな部品の実現に期待~研究の要旨とポイント 航空機の主要な部品の材料として多く用いられる炭素繊維強化プラスチックの積層構造を、従来の手法よりも高い自由度で設計できる新たな手法を開発しました。この手法は、計算コストが低いという点でも優れています。 本研究で開発され…
-
2021.05.21
スピン流を超簡単にon/offスイッチング〜結晶を曲げるだけでトポロジカル相を自在に制御〜
東京大学大阪大学北海道大学学習院大学理化学研究所東京理科大学 発表者 発表のポイント 発表概要 発表内容 発表雑誌 問い合わせ先 研究室 東京理科大学について 1. 発表者: Chun Lin(東京大学物性研究所 附属極限コヒーレント光科学…
-
2021.05.19
コロナ禍における通所介護の利用控え、訪問介護ではなく女性による家庭内介護が代替に
~家庭内介護と就労の両立を可能にする施策が急務~研究の要旨とポイント 本研究では、地域レベルの集計データを用いて、日本におけるCOVID-19の第一波感染拡大が、在宅介護と労働に与えた影響を解析しました。 その結果、通所介護だけではなく、政府が代替を推奨している訪問介護でも利用控えが起き…
-
2021.05.18
細胞内抗体プローブを用いて
遺伝子の転写が活性化している細胞を生体内で特定することに成功東京大学山形大学東京工業大学科学技術振興機構東京理科大学 発表者 発表のポイント 発表概要 発表内容 発表雑誌 問い合わせ先 研究室 東京理科大学について 1. 発表者: 澁田 未央(山形大学学術研究院(理学部担当) 助教/研究当時:東京大…
-
2021.05.17
オキシトシンの分泌を制御するタンパク質を発見!
~自閉症の早期分子診断法や治療法開発に光~研究の要旨とポイント 自閉症は社会的相互作用やコミュニケーションの欠損などを特徴とする発達障害の一種であり、高い有病率を示します。その発症メカニズムはまだ解明されていませんが、一部の自閉症患者では、神経ペプチドや生体アミンの分泌を促進するC…
-
2021.05.13
単一光子検出型撮像方式の新たな画像再構成法を開発、被写体ブレを抑えて高画質化を実現
~暗い環境下でも被写体ブレを抑制し、高画質映像や超スーパースロー映像の取得が可能に~研究の要旨とポイント 次世代の撮像技術である単一光子検出型撮像方式は、高い感度を有するため光子の少ない暗い環境でも撮像できますが、時間解像度が高いため、再構成処理を工夫することで、単なる高感度化だけでなく、優れた画質の映像を取得することがで…
-
2021.05.07
統計数理研究所と東京理科大学が 連携交流協定を締結
統計数理研究所と東京理科大学は、統計数理科学に関わる研究の促進および人材の育成に資するため、研究および教育に関する連携交流協定を締結しました。今後は統計数理科学の研究や教育の更なる連携を通して、広く社会に貢献していきます。 大学共同利用機関…
-
2021.04.28
ミントに含まれるメントールをアミノ酸で修飾した誘導体が、植物の免疫力を高めることを発見
~植物工場や園芸農場向けの安心・安全な免疫活性化剤としての利用を期待~【研究の要旨とポイント】 ・農作物の栽培において大量に使用される農薬や化学肥料の環境汚染や生態系への影響が懸念されており、環境や生態系に安心・安全な栽培技術の確立が求められています。 ・本研究では、ミントに含まれるメントールをアミノ酸の一種…
-
2021.04.26
反強磁性モット絶縁物質におけるフェムト秒の電子スピン配列振動を発見
― 超高速磁性ダイナミクスの探査手法を提案 ―国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構東京理科大学 【発表のポイント】 ・超高速光励起-X線プローブ実験を模した理論モデルを構築し、反強磁性モット絶縁物質の光励起応答をシミュレーション ・数十フェムト秒の光励起によって、プローブX線の散乱…
-
2021.04.15
農業用ドローンを用いた害虫防除は、既存技術よりもコストが低い
~日本の水稲栽培におけるスマート農業の更なる普及拡大に期待~研究の要旨とポイント ●農業の現場では高齢化や労働者人口の減少により労働者不足が深刻な問題となっており、スマート農業は、こうした問題解決の切り札として期待されています。 ●本研究は、スマート農業実現のために不可欠なツールである農業用ドローン…
-
2021.04.14
植物の免疫システムを活性化する微生物の簡便なスクリーニング手法を開発
〜微生物と植物との細胞間相互作用に着目〜研究の要旨とポイント ●微生物を植物培養細胞と試験管内で接触させ、植物培養細胞の免疫応答の指標として活性酸素種の生成を計測することにより、微生物の植物免疫活性化能を評価する手法を開発しました。 ●有機栽培で育てられたコマツナの内部から約30…
-
2021.04.12
微小環境の変化に応答して薬物放出するハイドロゲルの簡便な調製方法の開発に成功
~より効果的に標的部位に薬剤を送達できるがん治療技術への応用に期待~研究の要旨とポイント ●ハイドロゲルは水を多く含み、様々な刺激に対して応答する機能を持つように設計できることから、がん治療におけるドラッグデリバリーシステムのキャリアとして有望視されています。 ●本研究では、温度、pH、還元環境に応答するハ…
-
2021.04.01
東京理科大学 共創プロジェクトを創設
「花王Kireiな未来共創プロジェクト」設置2021年4月1日 東京理科大学花王株式会社 東京理科大学(以下、「理科大」)は、2021年4月1日付けで理科大内の研究推進機構 総合研究院に「共創プロジェクト」を創設しました。これは、理科大の教員が実施する共同研究のうち、社会課題の解決に…