ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2023.07.06
汗中イオン濃度をリアルタイムに測定できるウェアラブルデバイスを開発
~脱水症状や熱中症の早期発見に有用~研究の要旨とポイント 人の汗に含まれるさまざまなイオンの濃度を測定できるイオンセンサを開発しました。 開発したイオンセンサを熱転写印刷で衣類に取り付けることで、ウェアラブルデバイスとして使用可能であることを実証しました。 汗に含まれるイオン…
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2023.07.03
Liイオンの酸化還元反応を利用した高性能トランジスタの開発に成功
~ニューロモルフィックコンピューティング技術の実現に貢献~研究の要旨とポイント 人工知能(AI)技術をはじめとしたコンピューティング技術の多くは、莫大なエネルギーを消費するため、より環境負荷を低減した高性能なハードウェアの開発が急務となっています。 タングステン酸リチウム(LixWO3)薄膜とリチ…
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2023.06.29
クラスター配列が鍵!金属クラスターの可逆的な構造制御に成功
東京都公立大学法人 東京都立大学 帝京科学大学 公益財団法人 高輝度光科学研究センター 東京理科大学 ポイント クラウン構造をもつカチオン性[MtAu8(PPh3)8]2+(Mt = Pd, Pt)に対し、比較的小さいクラスターであるアニオ…
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2023.05.23
クロロフィルdを持つシアノバクテリアから調製した光化学系I複合体の分子特性
静岡大学 東京理科大学 研究のポイント クロロフィルdを持つアカリオの光化学系I単量体と三量体の精製に成功しました。 低エネルギークロロフィルはPSI三量体でのみ見出されました。 PSI単量体間相互作用が低エネルギークロロフィルの形成に重要…
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2023.05.09
「プロシューマー(生産消費者)」が電力市場に与える影響を解明
~「デス・スパイラル」の抑制に有効な対策を提案~研究の要旨とポイント 完全競争下または不完全競争下の電力市場において、自ら発電した電力を使用し、余剰電力を売る「プロシューマー(生産消費者)」の増加が市場に与える影響を解明することに成功しました。 プロシューマーに適切な税制を課すことで、太…
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2023.04.20
優れた弾性熱量効果と疲労破壊特性を示す合金を開発
~Cu系超弾性形状記憶合金の結晶粒の成長により合成~研究の要旨とポイント 圧延処理とサイクル型熱処理を最適化することにより、68Cu-16Al-16Zn合金中の結晶粒を成長させることに成功しました。 2%の歪を繰り返し与える応力負荷試験を6万サイクル実施しても金属疲労が見られず…
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2023.04.17
優れた酸素還元活性を有する白金ナノクラスター担持触媒の創製とその原理解明に成功
~水素を利用した低炭素社会の実現にまた一歩前進~研究の要旨とポイント 精密白金ナノクラスターを前駆体として用いることで、原子精度で制御された白金ナノクラスター担持触媒を創出することに成功しました。 現在市販されている触媒と比較して、2.1倍も高い酸素還元活性を有していることを実証しました…
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2023.03.28
安定的で高効率発光を示すラジカルを開発
樹状高分子を結合することで発光効率と安定性が向上九州大学 京都大学 産業技術総合研究所 東京理科大学 ポイント 高効率な発光材料には有機ELデバイスやバイオイメージングなどの用途がある 発光ラジカルに樹状高分子(デンドリマー)を結合することで安定化と高効率化が出来ることを世界で初めて発見…
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2023.03.22
広範囲な発光の時間変化を数秒で計測する技術を開発
深層学習を活用した次世代有機EL材料開発の新たな道を拓く産業技術総合研究所 東京理科大学 ポイント 熱活性型遅延蛍光材料から放射される光の強度の時間変化を迅速に計測できる装置を開発 数時間の測定を数秒に短縮、7桁を超える発光信号強度の検出も実現 大量の実験データを利用した深層学習による新しい材料…
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2023.03.10
髙嶋 隆太教授らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載
理工学部 経営工学科 髙嶋 隆太教授らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載されました。 髙嶋教授らは、省エネ住宅の効果とコスト意識の選択型実験を行い、政府補助金額の設定は、より真剣なターゲットに対する調査が欠かせないことを確かめました。 詳細…
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2023.03.06
全固体リチウムイオン電池の充電特性の向上に期待
~電気二重層効果の制御により電気二重層の充電におけるスイッチング応答速度を大幅に改善~研究の要旨とポイント 全固体電池は次世代電池の最有力候補として注目されていますが、固体/固体電解質界面の電気二重層効果(*1)の影響で出力が低下することが疑われています。 イオンを透過しないというダイヤモンドの特性を利用し、種…
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2023.02.24
本学教員らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載
理工学部 先端化学科 井手本 康教授及び北村 尚斗准教授らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載されました。 マグネシウム二次電池は安全で扱いやすく資源量も豊富なため、低コスト化が期待できると同時に、体積当たりの放電容量も大きく、リチウムイオン…
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2023.02.15
優れた電池特性を有するマグネシウム正極材料の開発に成功
~高エネルギー密度のマグネシウム二次電池の実現に向け大きく前進~研究の要旨とポイント スピネル型構造(※1)を有するマグネシウム酸化物(Mg1.33V1.67-xMnxO4)の合成および結晶構造、電子状態の解明に成功しました。 Mg1.33V1.57Mn0.1O4(x = 0.1)を正極材…
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2022.12.05
3次元網目構造を有する次世代の多孔質材料『TUS-84』の創製に成功
~物質の吸着と放出を自在に制御可能、薬剤送達などへの応用に期待~研究の要旨とポイント 共有結合性有機構造体(COF: Covalent Organic Framework)は、熱安定性や化学安定性に優れた多孔質材料として注目されています。 新たな3次元網目構造を有するCOF『TUS-84』を合成し、ドラ…
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2022.12.01
AIで新たな物理モデルを設計し、電気自動車の燃費向上に挑む
~拡張型ランダウ自由エネルギーモデルを軟磁性材料に適用、実材料の機能解明に光明~研究の要旨とポイント 電気自動車のモーター駆動効率を決定づける「保磁力」のメカニズムを解明。 情報科学でランダウ自由エネルギーを拡張し、ミクロ構造とマクロ機能を超階層で接続。 複雑な保磁力の予測と物理的な解釈を世界で初めて実現。 電気自動車…