ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2025.03.21
イリジウム添加による鉄-コバルト合金の磁気特性の増強メカニズムを解明
~放射光計測と高品質薄膜技術で磁性材料の精密評価を実現~東京理科大学 高輝度光科学研究センター 兵庫県立大学 研究の要旨とポイント 鉄(Fe)-コバルト(Co)-イリジウム(Ir)合金は優れた磁気特性を有することが知られていますが、その特性の起源については未解明のままでした。 組成傾斜を有する高…
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2025.03.17
植物の防御応答を制御する新規分子を重要害虫ナミハダニから発見、機能を解明
〜農薬を用いない新たな害虫防除技術につながる成果〜研究の要旨とポイント 植物の防御応答を引き起こす防御応答誘導因子はエリシターと呼ばれ、農薬を用いない防除技術としての応用が期待されています。 今回、重要害虫であるナミハダニのだ液中に含まれる新たなタンパク質エリシター(テトラニン:Tet3,…
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2025.03.14
2024年度 東京理科大学学生表彰式において学業・研究、課外活動の成果が優秀な学生を表彰(3/6)
3月6日(木)に「2024年度東京理科大学学生表彰式」が神楽坂キャンパスで行われました。 この表彰は、学業・研究等の成果が特に優れていると認められる学生、また課外活動において優秀な成績や功績のあった団体、個人を対象としています。2024年度…
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2025.03.06
希少なオリゴ糖に作用するユニークな基質特性を持つ新規酵素を発見
~新たな機能を持つ糖鎖の合成、利用の可能性を拓く~東京理科大学 新潟大学 香川大学 研究の要旨とポイント ガラクトースを含む糖鎖はプレバイオティクスとして近年注目が集まっており、より有用性の高い物質がまだ多数存在すると推測されます。 今回、腸内細菌の一種から、新規な基質特異性を持つガラクト…
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2025.03.04
優れた性能を示す電極触媒を簡便に作製する手法を開発
~少ない貴金属で白金触媒と同等の性能、水素社会の実現に貢献~研究の要旨とポイント 水素社会の実現に向け、効率的な水素発生反応を可能にする電極触媒の開発が求められています。 気液界面合成と電気化学的酸化法を用いた簡便な手法で合成することで、最も優れた水素発生反応触媒として知られる白金と同等の顕著な触媒…
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2025.02.27
Reprimoタンパク質が細胞外から細胞死を誘導する新規経路を発見
副作用の少ない新薬開発に期待国立研究開発法人国立がん研究センター 東京理科大学 国立大学法人千葉大学 国立大学法人長崎大学 国立大学法人熊本大学 千葉県がんセンター 発表のポイント これまでにReprimoはがん抑制的に働いていると考えられてきましたが、その分子メカニ…
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2025.02.26
JAXA宇宙探査イノベーションハブ 次世代探査コンセプト(ハビテーション領域)検討活動への協力
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2025.02.13
優れた徐放性を有するDNAハイドロゲル
~構成ユニットであるDNAナノ構造体の最小化・最適化に成功~研究の要旨とポイント DNAハイドロゲルは有望な薬物送達システム(DDS)として期待されていますが、ゲルの構成ユニットであるDNAナノ構造体の形成には多種類の比較的長い核酸を必要とすることが、臨床応用に向けた課題でした。 本研究では、2種類…
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2025.02.12
ワンポットで3種類のクリック反応を連続的に実行可能に
~わずか3工程で高機能分子を合成~研究の要旨とポイント 3種類の異なる置換基(アジド基、アルキニル基、フッ化スルホニル基)を有するプラットフォーム分子を合成することに成功しました。 プラットフォーム分子で連続したクリック反応を実現し、部品となる分子を3工程で集積できるワンポ…
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2025.02.07
光が流れるナノチェーンを開発し機構も解明
─究極の微小・超高速・省エネルギーデバイスの実現に期待─国立大学法人東北大学 東京理科大学 国立大学法人京都大学 学校法人帝京科学大学 大学共同利用機関法人自然科学研究機構分子科学研究所 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 発表のポイント 長さと色素サイトの配向・配列・距離が正確に規定さ…
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2025.02.06
省CO₂・省力化コンクリートを使用した根固めブロックの現場実証試験を開始
-ブロック製作時のCO₂排出と製作時間をともに半減-東急建設株式会社 東京理科大学 東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏)と東京理科大学(東京都新宿区、学長:石川正俊)は、共同で研究開発した省CO2・省力化コンクリート(以下、開発コンクリート)による「根固めブロック̹…
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2025.02.05
脳に作用する画期的な過敏性腸症候群(IBS)治療薬開発に光
〜オピオイドδ受容体作動薬が脳の特定部位を介して過敏性腸症候群の症状を緩和〜研究の要旨とポイント 抗ストレス作用をもつ新薬として期待されているオピオイドδ受容体作動薬が、過敏性腸症候群の治療薬としても有効である可能性が示されました。 オピオイドδ受容体作動薬は、内臓機能を調節している島皮質と…
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2025.02.03
チオキサントン類を短工程で合成できる新たな手法を開発
~アライン中間体がチオカルボニル基に2度挿入される特異な反応~研究の要旨とポイント アライン中間体とチオ尿素の反応によって、チオキサントンを簡便に合成できる新たな手法を開発しました。 反応機構の詳細解明にも成功し、チオカルボニル基に2分子のアライン中間体が挿入される特異な反応機構を経て合成されることを…
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2025.01.30
マルチカメラシステムを用いた乳牛の一括管理手法を開発
~個々の乳牛の健康管理や牛乳生産の効率化に寄与~研究の要旨とポイント 酪農業において、乳牛の異常の早期発見、病気の予防、効率的な妊娠スケジュールの維持・管理は、牛乳の生産量の安定化に重要な役割を果たします。 本研究では、牛舎に設置したマルチカメラシステムを使用した位置情報に基づく乳牛の追…
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2025.01.27
電気化学小角X線散乱法により、酸化還元酵素の酸化体・還元体の構造を解明
~生物学的試料における初の試み~研究の要旨とポイント 酸化還元酵素において、酸化体、還元体の詳細な構造を理解することは、より優れたバイオデバイスの開発に必要不可欠です。 本研究では、電気化学小角X線散乱法(EC-SAXS)を用いて、電気化学的に酸化還元させたビリルビンオキ…