ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2025.07.25
官能基化ナノケージの高効率な合成法を開発
-機能性有機ホスト材料の開発に向けて-東京科学大学 東京理科大学 ポイント テンプレートを利用することで、オリゴフェニレンケージという「分子の容れ物」を効率的に合成する手法を開発 組み上がったケージからテンプレートを取り除くことで、内部空間が官能基で修飾されたケージに導くことに…
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2025.07.24
目に見える粉体でも、原子の結晶と同様に “転位すべり”が起こる
―1点の欠陥によって、小さな力で粒状物質全体が変形することを発見―大阪大学 名古屋大学 東京理科大学 研究成果のポイント ◇ 固体粒子集合体(粉体※1)において、金属等の原子結晶特有の変形メカニズムである“転位すべり※2”を世界で初めて観測。 ◇ コンピューターシミュレーションにより、ミクロな原子結晶の理…
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2025.07.18
「痛み」は音で伝搬する 〜痛みが増す原因は他者の痛がる声にあった〜
研究の要旨とポイント 近くにいる人の「痛み」が他に伝達する一因が、痛み刺激による発声音にあることを解明しました。 音ストレスはそれだけで脳内の炎症を引き起こし、痛みを誘発することがわかりました。 今後、痛みのコントロールや、痛みを抑制する環…
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2025.07.11
ヘテロ金属配位ナノシートのインク化技術を確立、大量生産や基板への直接塗布が可能に
~新たな電子デバイスや電極触媒などへの応用に期待~研究の要旨とポイント 金属イオンと有機配位子から構成される配位ナノシートは多彩な物理・化学的特性を持つ構造を設計できることから多用途での応用が期待されていますが、一般的な合成法で得られる生成物は薄膜もしくは粉体であるため、加工が難しいという…
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2025.07.09
高品質単結晶によりIGZOの本質的な電子状態を解明
~次世代ディスプレイの性能向上に新たな指針を提供~東京理科大学高輝度光科学研究センター 研究の要旨とポイント 光フローティングゾーン法により作製された高品質なInGaZnO4(IGZO)単結晶に対して、硬X線光電子分光(HAXPES)実験を行い、バルク固有の電子状態を明らかにしました。 こ…
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2025.07.02
磁気渦物質における角運動量反転現象の理論的発見
~ゲージ不変な熱力学が導く量子物質の新たな普遍性~東京理科大学理化学研究所東京大学大学院理学系研究科浙江大学 研究の要旨とポイント 強磁場と高速回転が共存する「磁気渦物質」において、電子の軌道角運動量がスピンを凌駕し、従来考えられてきた方向とは逆向きに偏極する新現象を理論的に発見しました。…
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2025.06.26
小さいナノ粒子ほどタンパク質二次構造に顕著な影響を与える
~ナノ粒子の医学生物学応用に向けた重要な知見~東京理科大学 山陽小野田市立山口東京理科大学 研究の要旨とポイント ナノ粒子は医療応用が期待される材料ですが、タンパク質の構造異常を引き起こすことから生体毒性が懸念されています。 今回、サイズの異なるシリカナノ粒子を用いてタンパク質の二次構…
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2025.06.02
目と脳を模倣した、色を識別する次世代光電子シナプス素子の開発
~省電力・自己給電型の次世代マシンビジョンシステムの実現へ~研究の要旨とポイント 外部電源を必要としない「自己発電型」の光電子シナプスを開発し、マシンビジョンシステムの省電力・高機能化を実現しました。 2種類の色素増感型太陽電池を組み合わせ、可視光の波長に応じたシナプス的応答を実現しました。 本デバ…
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2025.05.19
柔軟性と秩序性を両立した新有機常磁性体を開発
――フレキシブルデバイスへの応用に期待――東京大学 東京理科大学 分子科学研究所 大阪公立大学 科学技術振興機構(JST) 発表のポイント ◆ 次世代IoTデバイスを拓く、柔軟性と秩序性を併せ持つ分子性常磁性体を開発。 ◆ 高度に秩序化された分子膜で、特異な…
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2025.04.28
全結合型イジングマシンLSIシステム、容量と精度のデュアルスケーラブル化に成功
~社会のあらゆる組合せ最適化問題に挑む~研究の要旨とポイント クラウドと異なり、エッジ環境では電力や設置形態に制約があるため、問題の特性に応じて容量(スピン数)と精度(相互作用ビット幅)を最適化することが重要です。 今回、容量と精度の両方向に展開できる画期的なデュアルスケーラブル…
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2025.04.16
脳を標的とした核酸医薬品の開発に光
~次世代医薬品のDDSメカニズムが明らかに。難病治療に向けた応用に期待~研究の要旨とポイント 次世代治療薬として期待される核酸医薬品、コレステロール結合ヘテロ二本鎖オリゴヌクレオチド(Chol-HDO)の薬物動態を明らかにしました。 Chol-HDOは全身循環血液中に長時間滞留し、脳組織への効率的な送達が確認さ…
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2025.04.11
反強磁性準結晶の存在を初めて明らかに!
~周期を持たない長距離反強磁性秩序を発見~東京理科大学 東北大学 Australian Nuclear Science and Technology Organisation 科学技術振興機構(JST) 研究の要旨とポイント これまで、長距離反強磁性秩序を有する準結晶の存在自体が疑…
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2025.04.11
森 武俊教授が日本医療研究開発機構(AMED)のプログラム・スーパーバイザ(PS)に就任
先進⼯学部 機能デザイン⼯学科 森 武俊教授が、⽇本医療研究開発機構(AMED)において「次世代型医療機器開発等促進事業 介護テクノロジー社会実装のためのエビデンス構築事業」及び「介護DXを利⽤した抜本的現場改善事業」の介護テクノロジーに関…
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2025.04.10
半導体内の電子スピン波を自由に制御できる技術を確立
─電子スピン波を活用する次世代情報処理基盤を開拓─国立大学法人東北大学 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 国立大学法人筑波大学 東京理科大学 発表のポイント 従来の技術と比べて、半導体の中で電子スピン波(注1)の波長や空間構造をより自由に制御可能な新たな手法を開発しました。 本手法…
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2025.04.08
薄膜生成時の枝分かれ現象を、トポロジー・物理・AIの融合で解明
〜Beyond 5Gを支える基盤技術への応用に期待〜東京理科大学 岡山大学 京都大学 東北大学 筑波大学 研究の要旨とポイント 材料表面における薄膜生成時に生じる特徴的な枝分かれ(樹枝成長)は、電子デバイスの電気的特性に大きな影響を与えます。 数学・物理・人工知能(AI)を融合して薄膜生成時…