ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2023.09.07
チオエステルの直接酸化によりスルフィン酸エステルを簡便に合成
~創薬や材料化学に有用な有機硫黄化合物の調製が容易に~研究の要旨とポイント チオエステルを直接酸化することにより、スルフィン酸エステルを簡便に合成する手法を開発しました。 入手しやすいヨウ化アリールを原料として、わずか2工程でスルフィン酸エステルを合成できます。 本研究をさらに発展させることで…
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2023.09.05
液中プラズマ処理で酸化チタンが二酸化炭素還元に良好な電極材料に
~液体燃料の出発物質である一酸化炭素と水素を好適な比率で生成に成功~研究の要旨とポイント カーボンニュートラル社会の実現に向け、二酸化炭素を還元して、多様な有用物質を製造する技術が注目されています。 本研究では、液中プラズマ処理を施した酸化チタンを担体として、Ag触媒を複合化した電極材料を開発し、二酸化炭素…
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2023.08.31
リンゴ病害を引き起こすカビ毒を分解する微生物を発見
~カビ毒パツリンの微生物分解に新知見~研究の要旨とポイント パツリンは、ある種のカビがリンゴ果実に着生して産生する毒性物質で、リンゴ果実やリンゴジュースなどの加工品における汚染がしばしば問題になります。パツリンは、ヒトや動物だけでなく微生物にも毒性を示します。 本研究では、パツ…
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2023.08.30
秩序相/非秩序相に相分離した細胞膜において拡散するタンパク質のメゾスケール計算手法の開発
―不均一場における分子拡散と局在化メカニズムの解明―慶應義塾大学 東京理科大学 慶應義塾大学理工学部の山本詠士専任講師、村松眞由准教授、東京理科大学創域理工学部の秋元琢磨准教授、オックスフォード大学のマーク・S・P・サンソム名誉教授、ポツダム大学のラルフ・メツラー教授らの研究グループは、秩序…
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2023.08.28
東京理科大学葛飾キャンパス開設10周年記念行事開催のご案内
東京理科大学葛飾キャンパスは、工学部・基礎工学部※など、工学系の学部・学科が集結することにより、先端融合分野を教育・研究するイノベーションキャンパスとなることを目指して2013年4月に開設しました。その後、本学がこれまで培ってきた教育・研究…
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2023.08.24
カーボンスラリーにせん断応力を与えながらインピーダンスを測定できる手法を開発
~濃厚スラリーの分散性の評価が可能に、電池性能向上への貢献に期待~研究の要旨とポイント 電池材料などに用いられるカーボン分散液(スラリー)にレオメーターでせん断応力を与えながら、粘度と電気化学インピーダンスを測定できる新たな手法を開発しました。 本手法を分散剤濃度の異なる複数のカーボンスラリーに適用し、評…
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2023.08.23
東京理科大学 入学試験出願者からの問合せ対応にカスタマーサービスツール『Zendesk』を導入
東京理科大学入試課では、出願者からの問合せ対応の品質向上を目的として、2023年度学部入試からカスタマーサービスツール(Zendesk®)を導入しております。Zendesk®を利用してFAQ(よくある質問)を公開し、あわせて問い合わせフォー…
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2023.08.10
創域フォーラム〜融合教育・連携研究の将来〜開催のご案内
東京理科大学創域理工学部は、理学と工学の新しい価値を創造するという強い決意のもと、2023年4月に理工学部より生まれ変わりました。また、大学での教育研究の成果を地域社会や産業界に実践的に還元することを目指し、サステイナブルアーバンシティセン…
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2023.08.07
顔の映像から非接触・高精度で心拍数を推定する手法を開発
~環境光変動によるノイズを低減し、従来法よりも精度向上~研究の要旨とポイント 非接触に心拍数を推定する手法として、顔の映像の色変化を活用する手法が提案されていますが、従来の方法では周囲の環境光変動の影響を受け、精度の高い結果を得ることが困難でした。 動的モード分解を用いることで、心拍由来の顔のわ…
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2023.08.03
広範なアジドを合成する新たな方法を確立
~医薬品として有用な1,2,3-トリアゾール類の合成が容易に~研究の要旨とポイント 保護されたアジド基を有するGrignard反応剤を用いたアジド化合物の合成法の確立に成功しました。 本手法により合成されたアジド化合物を原料としたクリック反応により、1,2,3-トリアゾール類を合成することに成功しまし…
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2023.08.01
エンドサイトーシスの新しい細胞内輸送経路を発見
~トランスゴルジ網の特定領域にエンドサイトーシスの選別区画が存在する~東京理科大学 東京工科大学 研究の要旨とポイント トランスゴルジ網は細胞内小胞輸送の中心的な役割を果たす細胞内区画であり、近年の研究においてエンドサイトーシス経路においても重要であることが報告されています。 今回、細胞内小胞輸送のモデル生物…
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2023.07.27
Fe³⁺を選択的に吸着するAgクラスター連結構造体の創製に成功
~高感度のセンシング材料として応用可能~研究の要旨とポイント Agクラスターアセンブリー材料(SCAMs)は、分子レベルの構造設計が可能で、ユニークな光物理特性を持つ新しい発光材料です。 本研究では、さまざまな溶媒中でも安定的に存在できる新たなSCAMの合成に成功しました。 今回…
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2023.07.24
「有性生殖の喪失」にはメリットがある?
~イネのいもち病菌P. oryzaeの不稔化原因遺伝子を特定~研究の要旨とポイント イネいもち病菌P. oryzaeは、本来、有性生殖と無性生殖の両方を行いますが、野外で分離されるほぼすべての菌は、有性生殖能を失い「不稔化」した株です。 この不稔化を引き起こす原因遺伝子を特定しました。また、この原因遺…
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2023.07.19
新たな抗生物質の候補、タンザワ酸Bの初の人工合成に成功
~タンザワ酸類の合成や多剤耐性菌にも有効な抗菌薬の開発に期待~研究の要旨とポイント 現在、薬剤耐性菌(*1)の出現が大きな社会問題となっており、新たな抗生物質の候補が求められています。 今回の研究では、天然由来ポリケチド(*2)で、抗菌活性を有するタンザワ酸Bの人工合成を達…
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2023.07.18
汗中乳酸濃度を長時間安定してモニタリングできるバイオセンサを開発
~センサ内に侵入した気泡を捕捉し、測定への影響を抑制~研究の要旨とポイント 人の汗に含まれる乳酸濃度を長時間安定してモニタリングできるバイオセンサを開発しました。 測定誤差の原因となる気泡をトラップする機構をマイクロ流体デバイス内に設けることで、測定への影響を抑えることに成功しました。 従来よ…