ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2023.04.03
新規抗がん剤の標的分子として期待されるCENP-Eの構造を解明
~より副作用の少ない抗がん剤の開発に向けて前進~研究の要旨とポイント セントロメア関連タンパク質E(CENP-E)は、細胞分裂時の適切な染色体整列に関わるモーター分子であり、新規抗がん剤の標的分子として期待されています。 X線結晶構造解析により、非加水分解性ATP類似体と結合した状態のC…
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2023.03.31
アレルギー病の原因となるIgE自然抗体の産生メカニズムを解明
~肺の共生細菌の変化によりIgE自然抗体の産生が誘発される~研究の要旨とポイント 免疫グロブリンE(IgE)はアレルギー反応に関与する抗体であり、血液中のIgE自然抗体濃度が高いほどアレルギー疾患にかかりやすいとされます。 血中IgE濃度が高く維持される遺伝子改変マウスを用いて、IgE自然抗体の産生…
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2023.03.30
低分子βグルカン摂取により大腸がんを予防、改善
~昆布などに含まれる低分子βグルカンにより大腸癌を予防・治療できる可能性~研究の要旨とポイント 昆布やワカメなどに多く含まれるラミナリンのような低分子βグルカンを含む食品の摂取が大腸がんの予防に有用である可能性が、マウス実験およびヒトにおける研究から示唆されました。 低分子βグルカンはキノコや酵母に含まれる通常の…
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2023.03.29
がん免疫療法の治療効果予測の新たな指標候補を発見
~治療効果をさらに高める治療介入法や薬剤の開発にも期待~研究の要旨とポイント 免疫チェックポイント阻害剤を用いた免疫療法は、新たながん治療法として注目されています。しかし、その有効性は20〜30%程度にとどまることから、有効性の予測指標が求められていました。 今回、免疫チェックポイント阻害剤(抗…
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2023.03.28
安定的で高効率発光を示すラジカルを開発
樹状高分子を結合することで発光効率と安定性が向上九州大学 京都大学 産業技術総合研究所 東京理科大学 ポイント 高効率な発光材料には有機ELデバイスやバイオイメージングなどの用途がある 発光ラジカルに樹状高分子(デンドリマー)を結合することで安定化と高効率化が出来ることを世界で初めて発見…
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2023.03.27
アンドロゲン受容体の重複進化による、“かたちと繁殖行動”の多様化
〜魚類のオスの装飾的なかたちや求愛行動を爆発的に進化させた起爆剤を解明〜九州大学 京都大学 基礎生物学研究所 福井県立大学 岡山大学 広島大学 東京理科大学 横浜市立大学 ポイント 男性ホルモン(アンドロゲン)による求愛行動や装飾的な見た目の性差は多彩な繁殖戦略を可能にし、生物の多様化をもたらした重要な原動力で…
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2023.03.27
「2022年度 「デジタル戦略・国際経営セミナー」」を開催(3/15・開催報告)
2023年3月15日(水)に、「2022年度 デジタル戦略・国際経営セミナー」を対面(富士見校舎)およびオンラインにて開催いたしました。 本セミナーでは、国際的な「先端デジタル戦略」「イノベーション創出」「デジタル・アーキテクチャ」の領域の…
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2023.03.27
ベクトル光渦の偏光空間構造を半導体中のスピンに直接印刷
~固体中スピンの空間構造を利用した情報大容量化が可能に~東京理科大学 東北大学 筑波大学 研究の要旨とポイント ベクトル光渦の軌道角運動量に起因する偏光空間構造をスピンの空間構造として固体中に直接印刷することに成功しました。 固体中の電子スピンに働くスピン軌道相互作用の有効磁場を組み合わせること…
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2023.03.24
渡⼠ 幸⼀客員教授と本学大学院生らが、令和5年度⽂部科学省学習資料「⼀家に1枚」に採択の「ウイルス 〜⼩さくて⼤きな存在〜」の製作監修・製作協⼒に参加
理工学研究科 応用生物科学専攻 渡⼠ 幸⼀客員教授と本学大学院生らが、令和5年度⽂部科学省学習資料「⼀家に1枚」に採択の「ウイルス 〜⼩さくて⼤きな存在〜」の製作監修・製作協⼒をしました。 「⼀家に1枚」とは、文部科学省が発行している学習資…
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2023.03.23
IgA腎症の根治につながる病因を解明
~世界初、メサンギウム細胞に対するIgA型自己抗体を発見~東京理科大学 順天堂大学 研究の要旨とポイント IgA腎症では、なぜIgA抗体がメサンギウム領域に沈着するのか分かっていませんでした。 IgA腎症では、メサンギウム細胞表面に発現したβ2スペクトリンに対するIgA型の自己抗体(抗&…
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2023.03.22
広範囲な発光の時間変化を数秒で計測する技術を開発
深層学習を活用した次世代有機EL材料開発の新たな道を拓く産業技術総合研究所 東京理科大学 ポイント 熱活性型遅延蛍光材料から放射される光の強度の時間変化を迅速に計測できる装置を開発 数時間の測定を数秒に短縮、7桁を超える発光信号強度の検出も実現 大量の実験データを利用した深層学習による新しい材料…
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2023.03.20
巨大な細孔を有する超軽量の多孔質材料『TUS-64』の創製に成功
~徐放性のドラッグデリバリーシステムとしての活用に期待~研究の要旨とポイント 共有結合性有機構造体(COF: Covalent Organic Framework)は、触媒やガス分離に応用可能な多孔質材料として注目されています。 これまで報告された中で最大の細孔径、最小の密度を有する3次元COF…
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2023.03.15
【開催報告】第12回坊っちゃん講座「”電気絶縁材料”とは?」
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2023.03.10
髙嶋 隆太教授らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載
理工学部 経営工学科 髙嶋 隆太教授らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載されました。 髙嶋教授らは、省エネ住宅の効果とコスト意識の選択型実験を行い、政府補助金額の設定は、より真剣なターゲットに対する調査が欠かせないことを確かめました。 詳細…
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2023.03.10
L-アミノ酸を選択する反応メカニズムの解明、生命進化の大きな謎の解明に一歩前進
~量子力学と分子力学のハイブリッド計算法によるRNAのキラル選択的アミノアシル化反応の可視化~研究の要旨とポイント 地球上の生物はなぜL-アミノ酸(左手型アミノ酸)を利用するようになったのかという「アミノ酸のホモキラリティー」の起源問題は、生命進化の大きな謎のひとつであり、その鍵を握るものとして「L-アミノ酸選択的なRNAのアミノア…