ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
-
2020.09.28
ブルーベリーに含まれるプテロスチルベンの免疫調節機能とその作用機序を解明
~炎症性腸疾患の効果的な予防法や治療法につながる期待~研究の要旨とポイント ●難病として指定されている潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患は、免疫のバランスが崩れて過剰に働くことが原因の一つと考えられており、効果的な予防法や治療法の開発が望まれています。 ●今回、天然化合物「プテロスチルベン」が免疫…
-
2020.09.25
天然食用色素による安全で安価な細胞の生死判定法を開発
~ミドリムシからヒトがん細胞まで適用が可能、幅広い分野への応用に期待~研究の要旨とポイント ●細胞の生死判定に一般的に用いられる合成色素は有毒であり、生きた細胞も殺してしまうため、試験後の培地は使用できないという問題がありました。 ●本研究では、食用色素を用いた低コストで非侵襲的な細胞の生死判定法の開発に成功…
-
2020.08.25
市販の炭酸水を用いたアルギン酸ゲルの簡便な調製方法を確立
~創傷治療への応用に期待~研究の要旨とポイント ●アルギン酸ゲルは、生体適合性の高さから、創傷治療をはじめとする臨床応用に期待が寄せられている材料です。 ●時間の経過に応じてpHが変化するという炭酸水の性質を利用し、従来よりも簡便な方法で、創傷治療に適した物理化学的…
-
2020.07.29
血液型の迅速かつ簡便な高感度判定を可能にする手法の開発に成功
~医療従事者への負荷軽減や医療の質向上に寄与~研究の要旨とポイント ●遠心分離などの前処理なしに、ABO式、Rh式の血液型を検査開始から5分以内に目視で判定できる全血用血液型分析チップを開発しました。 ●血液型判定試験や交差適合試験は緊急医療の現場で輸血を行う際に必須のものですが、技術…
-
2020.07.27
がんや免疫疾患に重要なPD-L2の発現制御機構の解明
~免疫細胞における細胞表面分子PD-L2は転写因子によって協調的に制御される~研究の要旨とポイント ●細胞表面分子PD-L2は様々ながんに関わっていることが知られているPD-1のリガンド分子ですが、その発現制御機構はよくわかっていませんでした。 ●本研究ではPD-L2の遺伝子発現において、転写因子PU.1が、パートナ…
-
2020.07.10
オキシトシンがアルツハイマー型認知症に関連する神経活性の障害を改善
~ 新たな作用機序を有するアルツハイマー型認知症の治療薬開発に期待~研究の要旨とポイント ●高齢化が進展する日本においてアルツハイマー型認知症の患者数は増えつつあり、新たな治療薬の開発が求められています。 ●オキシトシンがアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドベータ(Aβ)による海馬ニュ…
-
2020.05.01
遺伝性腎臓病のヒトiPS細胞を樹立
-難病「若年性ネフロン癆」の発症機序解明と治療法開発に期待-理化学研究所近畿大学東京理科大学 理化学研究所(理研)バイオリソース研究センターiPS細胞高次特性解析開発チームの林洋平チームリーダー、荒井優研究パートタイマー(東京理科大学薬学研究科薬科学専攻修士課程2年)らの共同研究グループ※は、遺伝性…
-
2020.04.22
新型コロナウイルス治療薬候補となる既承認薬の発見
~ネルフィナビルとセファランチン薬剤併用による新型コロナウイルス排除効果~研究の要旨東京理科大学大学院理工学研究科応用生物科学専攻 渡士幸一客員教授のグループは、国内外25研究室・プロジェクトの共同研究により、国立感染症研究所で開発されたウイルス培養技術を利用して、既承認薬より新型コロナウイルス増殖を効果的に排除…