ニュース&イベント NEWS & EVENTS
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2021.06.29
オピオイドδ受容体作動薬の作用機序を解明!新規向精神薬としての応用へ前進
~グルタミン酸による神経伝達を抑制し、神経細胞自体の興奮も抑制する~研究の要旨とポイント オピオイドδ受容体作動薬KNT-127は抗うつ様・抗不安様作用を持ち、既存の抗不安薬で報告されている記憶障害や消化器症状などの副作用を示さないことから、新規向精神薬として期待されていますが、詳しい作用機序は…
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2021.06.21
アクリルアミドによる神経障害を防御する因子を解明
~ Nrf2による抗酸化または炎症に関わる遺伝子群の発現調節が鍵~研究の要旨とポイント アクリルアミドは神経毒性、発がん性を持つことで知られる親電子性物質で、工業用途で用いられるだけでなく、食品にも含まれますが、神経障害を引き起こす詳細なメカニズムはまだわかっていませんでした。 本研究では、Nrf2がアク…
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2021.06.03
白血球減少症治療薬/脱毛症治療薬セファランチンとHIVプロテアーゼ阻害剤ネルフィナビルの併用が新型コロナウイルス感染症治療に有効な可能性
研究の要旨とポイント 既に承認されている薬剤を対象にin vitroスクリーニングを行った結果、白血球減少症治療薬/脱毛症治療薬セファランチンとHIVプロテアーゼ阻害剤ネルフィナビルの併用が、新型コロナウイルスSARS-CoV-2に対して高…
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2021.05.19
コロナ禍における通所介護の利用控え、訪問介護ではなく女性による家庭内介護が代替に
~家庭内介護と就労の両立を可能にする施策が急務~研究の要旨とポイント 本研究では、地域レベルの集計データを用いて、日本におけるCOVID-19の第一波感染拡大が、在宅介護と労働に与えた影響を解析しました。 その結果、通所介護だけではなく、政府が代替を推奨している訪問介護でも利用控えが起き…
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2021.05.18
細胞内抗体プローブを用いて
遺伝子の転写が活性化している細胞を生体内で特定することに成功東京大学山形大学東京工業大学科学技術振興機構東京理科大学 発表者 発表のポイント 発表概要 発表内容 発表雑誌 問い合わせ先 研究室 東京理科大学について 1. 発表者: 澁田 未央(山形大学学術研究院(理学部担当) 助教/研究当時:東京大…
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2021.05.17
オキシトシンの分泌を制御するタンパク質を発見!
~自閉症の早期分子診断法や治療法開発に光~研究の要旨とポイント 自閉症は社会的相互作用やコミュニケーションの欠損などを特徴とする発達障害の一種であり、高い有病率を示します。その発症メカニズムはまだ解明されていませんが、一部の自閉症患者では、神経ペプチドや生体アミンの分泌を促進するC…
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2021.04.12
微小環境の変化に応答して薬物放出するハイドロゲルの簡便な調製方法の開発に成功
~より効果的に標的部位に薬剤を送達できるがん治療技術への応用に期待~研究の要旨とポイント ●ハイドロゲルは水を多く含み、様々な刺激に対して応答する機能を持つように設計できることから、がん治療におけるドラッグデリバリーシステムのキャリアとして有望視されています。 ●本研究では、温度、pH、還元環境に応答するハ…