ニュース&イベント NEWS & EVENTS
-
2021.03.15
汗中乳酸から高出力を生み出す薄膜型ウェアラブルバイオ燃料電池アレイを開発
〜自己発電型ウェアラブル乳酸センシング・デバイスとして活用可能!〜東京理科大学筑波大学理化学研究所山形大学 研究の要旨とポイント ●和紙を基板として多孔性炭素電極をスクリーン印刷して作製する、高出力の薄膜型ウェアラブル乳酸バイオ燃料電池アレイの開発を行いました。 ●これまで報告されている乳酸バイオ燃料電池…
-
2020.12.14
超高容量を示すナトリウムイオン電池用炭素負極材料の開発に成功
~リチウムイオンを超える高エネルギーなナトリウムイオン電池の実現へ~東京理科大学岡山大学 研究の要旨とポイント ●これまで、ナトリウムイオン電池の炭素負極材料の容量は300-350mAh/gがほとんどで、ナトリウムイオン電池はリチウムイオン電池よりも低エネルギー密度だと認識されてきました。 ●本研究では47…
-
2020.12.07
SiC系複合材料のコーティング候補材料
Ybケイ化物の大気中および水蒸気中における酸化挙動を解明
~航空機エンジン部材への応用に期待~研究の要旨とポイント ●炭化ケイ素(SiC)系複合材料(SiC繊維強化SiC複合材料(SiC/SiC))は航空機エンジン部材の耐熱材料として期待されていますが、燃焼雰囲気から保護するためにはYb系複合酸化物のコーティングが不可欠です。 ●本…
-
2020.10.28
水溶液中で六価クロムを毒性の低い三価に還元する銅錯体の合成に成功
~低コストで簡便な廃液処理方法への応用に期待~研究の要旨とポイント ●クロム化合物を廃棄する際には六価クロムから三価クロムへの還元が必要となりますが、現行の処理方法にはコストや二次廃棄物などの問題があり、低価格で簡単に入手可能な材料を用いて六価クロムを除去する方法が求められています。 …
-
2020.10.16
熱電性能の起源となる構造と電子状態の変化を解明
~環境にやさしい効率的な熱電材料開発の基礎となるメカニズム~東京理科大学高輝度光科学研究センター島根大学 研究の要旨とポイント ●アンチモン(Sb)を添加したケイ化マグネシウム(Mg2Si)は熱電材料として高い性能を示すことから、次世代の熱電交換材料として注目されています。 ●本研究では、大型放射光…
-
2020.09.25
天然食用色素による安全で安価な細胞の生死判定法を開発
~ミドリムシからヒトがん細胞まで適用が可能、幅広い分野への応用に期待~研究の要旨とポイント ●細胞の生死判定に一般的に用いられる合成色素は有毒であり、生きた細胞も殺してしまうため、試験後の培地は使用できないという問題がありました。 ●本研究では、食用色素を用いた低コストで非侵襲的な細胞の生死判定法の開発に成功…
-
2020.09.21
260μmの素子に光を照射するだけで852Vの電圧発生
~発生電圧向上メカニズムを解明~研究成果のポイント ●ビスマスフェライトにMnを微量添加することで発生電圧が飛躍的に向上 ●-193℃において852V、室温において280Vの電圧発生を確認 ●ビスマスフェライトにMnを添加することで、酸素空孔に起因する準位が減少し、フェル…
-
2020.06.29
赤外自由電子レーザー照射によりセルロースがグルコースに効率的に分解することを発見
~グリーンプロセスとしてバイオエタノール生産などへの活用に期待~研究の要旨とポイント ●セルロースに赤外自由電子レーザーを2段階の異なる波長で照射することで、効率的にグルコースへの分解が起きることを発見しました。 ●セルロースは食料としての利用とは競合しない植物資源から豊富に得られるため、バイオエタノー…
-
2020.06.03
水溶液中のプラズマ照射によって多面体構造を持つ光触媒の性能が向上 ~効率的な水素エネルギー生成法の開発に期待~
研究の要旨とポイント ●水素は化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして注目を集めており、水素を製造する方法として光触媒を用いた水の分解が有望視されています。 ●研究グループは、BiVO4(バナジン酸ビスマス)に、水溶液中でプラズマを発生させ…
-
2020.04.03
低い温度で作動する固体酸化物燃料電池のための極薄電解質膜の開発
~100°C以下での物理吸着した水による表面プロトン伝導性~東京理科大学高エネルギー加速器研究機構東北大学多元物質科学研究所 研究の要旨とポイント ●面方位[111]に優先的に成長させたSm-doped CeO2-δ薄膜において、100°C以下の低温域で、物理吸着した水による表面…