ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2025.01.30
マルチカメラシステムを用いた乳牛の一括管理手法を開発
~個々の乳牛の健康管理や牛乳生産の効率化に寄与~研究の要旨とポイント 酪農業において、乳牛の異常の早期発見、病気の予防、効率的な妊娠スケジュールの維持・管理は、牛乳の生産量の安定化に重要な役割を果たします。 本研究では、牛舎に設置したマルチカメラシステムを使用した位置情報に基づく乳牛の追…
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2025.01.27
電気化学小角X線散乱法により、酸化還元酵素の酸化体・還元体の構造を解明
~生物学的試料における初の試み~研究の要旨とポイント 酸化還元酵素において、酸化体、還元体の詳細な構造を理解することは、より優れたバイオデバイスの開発に必要不可欠です。 本研究では、電気化学小角X線散乱法(EC-SAXS)を用いて、電気化学的に酸化還元させたビリルビンオキ…
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2025.01.22
新たな口腔粘膜炎治療薬として有望な茶カテキン含有ゲル剤を開発
~使い勝手の良い口腔粘膜炎治療薬の開発に向けて~研究の要旨とポイント 口腔粘膜炎(口内炎)は患者のQOLに深く関わる症状であるにも関わらず、既存の治療薬には使い勝手の面で様々な課題があり、簡便かつ快適に使用できる製剤の開発が待たれています。 茶カテキンとキシログルカンからなる粘接付着性フ…
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2025.01.21
合成技術の「新旧融合」二酸化マンガンを極小ナノ粒子に
~極小ナノ領域のユニークな粒子形態によって次世代蓄電池や触媒が高性能に~北海道大学 東北大学 東京大学 芝浦工業大学 東京理科大学 ポイント アルファ型二酸化マンガンの極小ナノ粒子を短時間で合成する「アルコール溶液法」を開発。 極小ナノ粒子化によって粒子のアスペクト比が低下し棒状の結晶が球状の結晶に変化。 次世…
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2025.01.20
東京理科大学 スペースシステム創造研究センター「第6回宇宙シンポジウム」開催のご案内
東京理科大学スペースシステム創造研究センターは、基礎研究から宇宙へのアクセス手段までを網羅して総合的に宇宙研究に取り組むことのできる宇宙共創の場の形成を目指しております。 今般、2025年3月6日(木)に、第6回宇宙シンポジウムを開催します…
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2025.01.16
同期理論で紐解くリカレントニューラルネットワークの予測機構と新学習法の提案
~ニューロンの状態から何を読み取り、カオスを予測しているのか?~研究の要旨とポイント 同期ダイナミクスに関する数学理論を応用し、リカレントニューラルネットワーク(RNN)によるカオス時系列予測の仕組みを数理的に解明しました。 近年数学的に証明された一般化同期写像を用いて、予測の“正解読み出し写像”を調べ…
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2025.01.15
カゴメ文様に秘められた磁場中分数量子状態
~フラストレーションと量子揺らぎで安定化するカゴメ磁性体の1/3磁化プラトーを発見~北海道大学 大阪大学 東京理科大学 ポイント 磁性元素を日本の伝統的幾何学文様であるカゴメ編みに織り込んだ新規量子磁性体の開発に成功。 強磁場中の精密磁化測定により、磁場に反応しない磁場中分数量子状態(磁化プラトー状態)を発見。 新物質開発…
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2025.01.14
オピオイドδ受容体作動薬の即効性抗うつ作用の機序解明
~臨床応用の実現に向け大きく前進~東京理科大学 研究の要旨とポイント オピオイドδ受容体(DOP)作動薬は、既存薬よりも即効性が高く、副作用の少ない新規抗うつ薬として有望視されていますが、作用機序には不明な点が残されています。 今回、単回投与時のDOP作動薬の作…
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2025.01.14
量子の世界で「冷やす」を測る
量子回路中の光子吸収を量子ビットにより高速評価国立研究開発法人 産業技術総合研究所 東京理科大学 ポイント 量子ビットの周波数変化を用いて量子回路のエネルギー減少量を高速に評価 超伝導・常伝導接合による光子吸収後に量子回路に残った光子1粒以下のエネルギーを検出 より高速で高忠実度な量子…
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2025.01.09
タンパク質分子が細胞膜を通り抜ける過程の可視化に成功
〜ナノスケールの生命活動の動的な分子メカニズムの解明に新たな道拓く〜国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生命創成探究センター 東京理科大学 発表のポイント 細菌の生体膜をタンパク質が透過する際に、通り道を形成するSec…
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2024.12.26
特定健診による生活習慣病の予防効果を、累計30万人規模の医療ビッグデータを用いて検証
静岡社会健康医学大学院大学 東京理科大学 京都大学大学院 発表のポイント 2008年に開始された特定健診(通称:メタボ健診)は制度設計段階から現在に至るまで、生活習慣病の予防効果がどの程度あるのかに関して詳しくは検証されていません。 今回、…
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2024.12.16
抗炎症免疫応答に寄与するRALDH2の発現を促す食品由来物質を同定
~免疫疾患の新たな予防法開発につながる成果~研究の要旨とポイント 樹状細胞はRALDH2によるレチノイン酸の合成を介して、過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞の誘導を促進することから、腸管免疫系において重要な役割を果たしています。 今回、ポリフェノールの一種であるケンフェロールが、RA…