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2025.06.05 Thu UP

青木 伸教授らの論文が 「Chemical and Pharmaceutical Bulletin」(日本薬学会)のFeatured Articleに選出

薬学部 生命創薬科学科 青木 伸教授らの論文が 「Chemical and Pharmaceutical Bulletin」(日本薬学会)のFeatured Articleに選出されました。

受賞者
薬学部 生命創薬科学科 教授 青木 伸
掲載論文
Design, Synthesis, and Anti-SARS-CoV-2 Activity of Amodiaquine Analogs
Shin Aoki, Tomohiro Tanaka, Kenta Yokoi, Azusa Kanbe, Tomoe Morita, Mayuka Nii, Hidetoshi Satoh, Masaki Kakihana, Shotaro Otaki, Saki Sekiguchi, Koki Nakamura, Toshifumi Tojo, Masanori Baba, and Mika Okamoto
Chemical and Pharmaceutical Bulletin, 2025,73 (4), 355-368 (DOI: org/10.1248/cpb.c24-00647)
内容
本学教員、大学院生および学部生の学術論文が、日本薬学会の「Chemical and Pharmaceutical Bulletin」誌のFeatured articleに選ばれました。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によるパンデミック(COVID-19)は、今なお感染拡大期と小康期を繰り返しながら世界的な問題となっています。薬学部生命創薬科学科の青木らは、COVID-19発生直後から鹿児島大学の岡本特任教授、馬場特任教授らと抗SARS-CoV-2低分子薬の開発を開始しました。特に、抗マラリア薬として知られるアモジアキンをシーズ化合物として200種類以上の化合物を合成し、抗ウイルス活性を評価しました。その結果、ジアルキルアミノ基で修飾されたアミノフェノール基をもつアモジアキン誘導体の中に、高い抗SARS-CoV-2活性をもちながら、毒性の低い化合物を発見し、その結果を日本薬学会の国際学術誌であるChemical and Pharmaceutical Bulletin(CPB)で発表しました。その成果が評価され、Featured Articleに選出されました。
さらに、本学薬学部薬学科の月本光俊教授らとSARS-CoV-2感染症の後遺症とみられるLong COVIDを緩和するための低分子薬の探索を行い、ウイルス感染によって刺激されたマクロファージからのサイトカイン(インターロイキン6)産生を阻害するアモジアキン誘導体を見出しました。
Biological and Pharmaceutical Bulletin, 2024, 47 (12), 2101-2118(DOI:org/10.1248/bpb.b24-00639
受賞日
2025年4月18日

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Featured articles /「Chemical and Pharmaceutical Bulletin」

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