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2025.05.27 Tue UP

本学教員らの論文が「Nature」に掲載

創域理工学部 先端物理学科 幸村 孝由教授と内田 悠介助教、理学部第一部 物理学科 松下 恭子教授と小林 翔悟講師らの論文が「Nature」に掲載されました。

XXRISMの優れた分光能力により、へび座の方向の20億光年彼方にある銀河の中心に潜む「PDS456」とよぶ大質量ブラックホールから、ぶつぶつとした弾丸のような風が光速の20%~30%もの超高速で噴き出していること、また、この風が運ぶガスのエネルギーが予想以上に大きいものであることを世界で初めて発見しました。
ブラックホールから超高速で吹き出す風のガスが持つエネルギーは、ブラックホールが周囲の物質を飲み込んで成長することを妨げたり、銀河自身に膨大なエネルギーをあたえて星形成を止めたりするなど、ブラックホールの成長に大きく寄与しています。
今回の発見は、ブラックホールの成長と銀河の進化が互いに関わり合いながら共に進化しているという「銀河とブラックホールの共進化」という宇宙物理学における大きな謎に対して、新たな知見を与える画期的な成果です。
このXRISM衛星の開発には、創域理工学部 先端物理学科 幸村 孝由教授、内田 悠介助教、理学部第一部 物理学科 松下 恭子教授、小林 翔悟講師が貢献しています。

詳細は関連リンクをご覧ください。

関連リンク
Structured ionized winds shooting out from a quasar at relativistic speeds
X線分光撮像衛星(XRISM)観測成果の科学誌「Nature」論文掲載/JAXA

幸村研究室
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