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2022.06.20 Mon UP

本学学生が第14回日本不安症学会学術大会において若手優秀演題賞を受賞

本学学生が第14回日本不安症学会学術大会において若手優秀演題賞を受賞しました。

受賞者
薬学部 薬学科 学部5年 山崎 万有奈
指導教員
薬学部 薬学科 教授 斎藤 顕宜
薬学部 薬学科 助教 山田 大輔
受賞題目
オピオイドδ受容体作動薬は代理社会的敗北ストレスモデルにおける過敏性腸症候群症状を改善する
内容
過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome: IBS)は、大腸に腫瘍や炎症といった器質的な異常がないにも関わらず、腹痛・便秘・下痢といった症状が数か月にわたって続く疾患です。IBSの病因として、精神的なストレスの関与が指摘されているものの、未だ十分に明らかにされていません。その背景には、適当なモデル動物が開発されていないことが挙げられます。これまでに用いられてきたIBS様症状を示す動物モデルは、大腸に炎症を誘発させた器質的な異常を伴うものや、長時間にわたり拘束するなどの身体的ストレスを伴うもので、IBSの病因・病態を適切に反映したモデルとは言い切れないものでした。本研究では、マウスに精神的なストレスのみを与えることで、腸に器質的な異常を示さずにIBS様の腹痛・下痢様症状を誘発する動物モデルを作製することに成功しました。また、本モデルのIBS様症状が、実際のIBS治療に用いられている桂枝加芍薬湯の処置により改善されることも確認しました。
現在、IBSの治療満足度は高いとは言えず、より治療効果の高い医薬品の開発が望まれています。本モデルを用いることにより、精神的ストレスによるIBS症状の発現メカニズムを解明するとともに、そのメカニズムに基づいた有効性の高い優れた治療薬候補化合物を見出すことが期待されています。
受賞日
2022年5月21日

■第14回日本不安症学会学術大会
https://www.c-linkage.co.jp/jpsad14/

■若手優秀演題賞 受賞者一覧
https://www.c-linkage.co.jp/jpsad14/#presentation_award

■斎藤研究室
研究室のページ:https://yakurisaitohlab.jimdofree.com/
斎藤教授のページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?7017
山田助教のページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?703E

本学学生が第14回日本不安症学会学術大会において若手優秀演題賞を受賞