2020.07.02 Thursday

本学教員らの論文が『Journal of Molecular Evolution』8月号に掲載、表紙に選出

本学教員らの論文が『Journal of Molecular Evolution』に掲載、表紙に選出されました。

遺伝暗号は地球上の生命システムの根幹を成していますが、これがどのようにして生まれ、現在の形に進化してきたのかを示す証拠は見つかっていませんでした。筆者らは、最小のゲノムサイズを持つ古細菌・ナノアーキアのαとβという2本のポリペプチド鎖から構成されるアラニルtRNA合成酵素によるアミノアシル化現象から、遺伝暗号がどのような道筋を経て進化したかを示唆する重要な手掛かりを発見しました。α鎖にβ鎖が加わるにつれて、この酵素による認識部位が変化し、tRNA側でも「超原始tRNA」→「RNAミニヘリックス」→「tRNA」という存在形態の変遷を通して、現在の遺伝暗号ができあがってきた可能性が示されました。こうした内容が評価され、掲載誌の表紙として選出されました。

論文執筆者 基礎工学部 生物工学科 教授 田村 浩二
論文タイトル G:U-Independent RNA Minihelix Aminoacylation by Nanoarchaeum equitans Alanyl-tRNA Synthetase: An Insight into the Evolution of Aminoacyl-tRNA Synthetases
掲載論文 https://link.springer.com/article/10.1007/s00239-020-09945-1
掲載日 2020年6月30日(冊子体版掲載)、2020年5月7日(オンライン版掲載)

田村研究室のページ
大学公式ページ :https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?4d37f
研究室公式ページ:https://kojitamura.web.fc2.com/icec_ioaaue.html

本学教員らの論文が『Journal of Molecular Evolution』8月号に掲載、表紙に選出
表紙のクレジット:Journal of Molecular Evolution
図のクレジット:基礎工学部 電子応用工学科 講師 安藤 格士

■ 本学プレスリリース2020年5月26日
日本語:古細菌ナノアーキアが示す遺伝暗号の進化の道筋~アラニルtRNA合成酵素の認識部位の変遷が鍵~
英 語:Modern Problems, Primitive Solutions: A Glimpse into Archaic Protein Synthesis Systems

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