2024.04.18
RNAワールド仮説の中核をなすリボザイムの生成を実験的に検証
~ATPとアミノ酸によって活性を制御できるアロステリックリボザイムを開発~
研究の要旨とポイント 近年、生命は自己複製できるRNAから生まれたとする「RNAワールド仮説」が有望視されていますが、触媒機能を持ったリボザイム(RNA酵素)の生成については、実験的な検証が十分には進んでいません。 今回、生命活動の中心的な…
2023.03.10
L-アミノ酸を選択する反応メカニズムの解明、生命進化の大きな謎の解明に一歩前進
~量子力学と分子力学のハイブリッド計算法によるRNAのキラル選択的アミノアシル化反応の可視化~
研究の要旨とポイント 地球上の生物はなぜL-アミノ酸(左手型アミノ酸)を利用するようになったのかという「アミノ酸のホモキラリティー」の起源問題は、生命進化の大きな謎のひとつであり、その鍵を握るものとして「L-アミノ酸選択的なRNAのアミノア…
2023.03.07
田村 浩二教授らの研究が『Nature』誌の「NEWS FEATURE」に掲載
掲載:2023年03月03日 更新:2023年03月07日 English 先進工学部 生命システム工学科 田村 浩二教授らの研究が、『Nature』誌の「NEWS FEATURE」に取り上げられ掲載されました。 この論文では、タンパク質合…
2022.06.01
朝日新聞 大学企画特集「関東の大学力2022」に本学記事が掲載(5/29)
5月29日(日)~31日(火)の期間で朝日新聞朝刊にて行われた大学紹介特集「関東の大学力2022」において、本学の記事広告が掲載されました。 本記事では、石川 正俊学長、伊藤 浩行 理工学部長、田村 浩二 先進工学部長の3名が、2023年度…
2022.04.21
タンパク質合成場であるリボソームの起源と進化
~原始tRNAと原始リボソームからのペプチドの生成~
研究の要旨とポイント タンパク質合成の場であるリボソームはタンパク質とRNAの複合体であり、23S rRNA上に位置するペプチジルトランスフェラーゼセンター(PTC)は二つのtRNAに似た構造様式で、対称的に配置されており、アミノ酸をつなげ…
2020.07.02
本学教員らの論文が『Journal of Molecular Evolution』8月号に掲載、表紙に選出
本学教員らの論文が『Journal of Molecular Evolution』に掲載、表紙に選出されました。 遺伝暗号は地球上の生命システムの根幹を成していますが、これがどのようにして生まれ、現在の形に進化してきたのかを示す証拠は見つか…