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【開催報告】第14回 東京理科大学・野田市・流山市 包括連携協定講演会について
2024年12月21日(土)に、本学野田キャンパス7号館6階講堂において、野田市・流山市と本学との包括連携協定に基づく第14回の講演会が開催されました。
第14回目となる今回は、オンライン(Zoom)の同時配信で本学薬学部 生命創薬科学科 早田 匡芳教授が「人生百年時代の骨の健康を考える」のテーマに基づき講演しました。
講演会は安部 良名誉教授が司会進行役となり、講演者の早田 匡芳教授を紹介し、講演が始まりました。
早田教授の専門は薬理学、発生生物学、骨代謝学です。


講演では、皮膚が一定のサイクルで新しく生まれ変わるように、骨も絶えず新陳代謝を行っていることについて触れ、この代謝のバランスは健康な骨を維持するために必要不可欠ですが、このバランスが崩れると、骨密度が低下して、骨粗しょう症などの病気につながる可能性があります。日本では、約1590万人が骨粗しょう症を患っていると推定されており、高齢者の生活の質を大きく損なう病気の一つとなっています。超高齢化社会を生きる私たちにとって、骨の健康を保つことは非常に重要で、骨代謝のメカニズムや骨の病気とその治療法について解説しました。
講演後は参加された方からの質問と意見交換が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
次回は、3月15日(土)、本学垣野 義典教授による「もし、避難所を開設することになったら?」を開催する予定です。
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