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2023.11.09 Thu UP

硤合 憲三名誉教授及び本阿彌 眞治名誉教授が瑞宝中綬章を受章

11月3日(金)、秋の叙勲が発表され、硤合 憲三名誉教授及び本阿彌 眞治名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました。

硤合名誉教授は、永年にわたって有機化学の教育、研究に努められました。特に分子不斉化学の研究、すなわち「不斉自己触媒反応の発見と不斉の起源解明の研究」において、世界で初めて不斉自己触媒反応を発見され、この分野の研究の進展に大きく貢献されました。
また、フランスEcole Supérieure de Physique et Chimie Industrielles de la Ville de Paris(ESPCI)客員教授、九州大学客員教授、早稲田大学客員教授、フランスUniversité Louis Pasteur (現University of Strasbourg)客員教授、中国吉林大学客員教授として招聘、日本学術振興会の専門委員や審査員を歴任されるなど、科学技術の振興に尽くされました。

<略歴>
1950年、広島県生まれ。東京大学理学部卒業。理学博士。
日本学術振興会奨励研究員、米国ノースカロライナ大学博士研究員、東京理科大学理学部第一部教授を務め、現在東京理科大学名誉教授。2012年紫綬褒章受章。

硤合 憲三名誉教授及び本阿彌 眞治名誉教授が瑞宝中綬章を受章

本阿彌名誉教授は、永年にわたり流体機械内部に発生する剥離渦の現象解明に取り組まれ、剥離渦の発生を抑制する工学的手法を開発し、この分野の進展に貢献されました。さらに、旧航空技術研究所を中心とする産官学連携研究会では超音速輸送機用エンジンの開発と衝撃波制御技術に取り組まれました。また、日本学術振興会科学研究費委員会委員、ならびに東京高等裁判所における知的財産に関する専門委員として活動されました。
教育面では、大学基準協会等の大学評価委員を務め、日本の大学教育の質保証制度の発展に貢献し、本学工学部の教育研究環境を整備されました。

<略歴>
1945年、福島県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。工学博士。
米国スタンフォード大学機械工学科客員研究員、東京理科大学教授、旧科学技術庁航空宇宙技術研究所原動機部客員研究官、東京理科大学評議員、東京理科大学工学部第一部学部長および工学研究科長を務め、現在東京理科大学名誉教授。

硤合 憲三名誉教授及び本阿彌 眞治名誉教授が瑞宝中綬章を受章
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