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早野 元詞准教授がXPRIZE Healthspan FSHD Bonus Prize(Top 8)を受賞
研究推進機構 総合研究院 早野 元詞准教授がXPRIZE Healthspan FSHD Bonus Prize(Top 8)を受賞しました。
- 受賞者
- 研究推進機構 総合研究院 准教授 早野 元詞
- 内容
-
社会課題の解決を目的とした賞金付き国際技術コンペティションを主催する米国の非営利団体であるXPRIZE財団が、エイジングや健康寿命の課題を解決するためのコンペティションXPRIZE Healthspanを2023年より開催しています。60歳が超高齢者だった100年前の時代に比べて、平均寿命は40歳から80歳まで急激に倍増し、2024年の日本では65歳以上の人口が全体の29%を超えるまでに達しました。世界的にも先進国を中心に、超高齢化社会による医療費負担の増加や、生産年齢人口の減少、健康的で幸福な生活の維持が課題になっています。健康寿命は、1年延ばすと世界経済に38兆ドル(約6,000兆円)の価値をもたらし、健康寿命を10年延ばすことができれば、その価値は300兆ドルを超えると試算されています。
XPRIZE Healthspanでは、認知機能、筋力、免疫といった健康寿命にとって重要なヒトにおける機能を最低限10年分改善するHealthspan部門と、難病で治療法が存在しないFSHD(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)の治療法を開発を目指すFSHD Bonus Prize部門を同時に開催しています。Healthspan部門の賞金総額は101M USD(約150億円)、FSHD Bonus Prize部門は10M USD(約15億円)となっています。今回、早野元詞 准教授はチームASAGI Labsの責任者として参加し、中間評価でHealthspan部門 Top100、FSHD Bonus Prize部門 Top8となり、25万ドルの賞金を受賞しました。
今後、国内外で共同研究や企業連携を推進し、Healthspan部門においては2026年3月までに次の中間評価に向けて健康寿命を延伸するための研究シーズの有効性を臨床研究で実証し、FSHD Bonus Prize部門は2030年までに同様にヒトでの有効性を検証していく予定です。 - 受賞日
- 2025年5月12日
関連リンク
受賞一覧
XPRIZE Healthspan
「ASAGI Labs」が世界的課題である健康寿命の延伸を目指す XPRIZE Healthspan FSHD Bonus PrizeのTop8/決勝へ選出 (2025.5.22)
研究室
早野准教授のページ

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