ニュース＆イベント NEWS & EVENTS
2024.03.22 Fri UP
本学教員と大学院生らの論文がWiley社出版「Chemistry – A European Journal」誌のFront Coverに選出
吉越 裕介助教の論文がWiley社出版「Chemistry – A European Journal」誌のFront Coverに選出されました。
- 受賞者
-
理学部第一部 化学科 助教 吉越 裕介
理学研究科 化学専攻 修士課程2年 島田裕天
近畿大学 大学院総合理工学研究科 修士課程2年 髙木 拓哉
近畿大学 理工学部 今井 喜胤
理学部第一部 化学科 教授 斎藤 慎一 - 掲載カバー
- Chemistry – A European Journal
- 掲載論文
- Synthesis and Isolation of a Homochiral Nanohoop Composed of a Tröger's Base and Hexaparaphenylene
- 内容
- 本論文では、ヘキサパラフェニレン（[6]PP）にTröger's塩基骨格を導入した新規ナノフープ、TB[6]CPPの合成について報告した。ホモキラルなTB[6]CPPはHPLCによる単離とホモキラル合成により高収率で得られた。TB[6]CPPは安定なC2対称構造を有し、許容遷移を促進し、量子収率〜0.69の発光を示す。TB[6]CPPは、円二色性と中程度の効率をもつ円偏光発光などのキラル光学特性を示した。査読者の評価により、本論文で報告された結果は非常に重要であると判断されたため、選出された。
- 選出日
- 2024年2月7日
関連リンク
Chemistry Europe
関連記事
-
2023.12.18
第85回有機合成化学協会関東支部シンポジウムにおいて本学大学院生らが優秀発表賞を受賞
掲載：2023年12月15日 更新：2023年12月18日 第85回有機合成化学協会関東支部シンポジウムにおいて、本学大学院生らが優秀発表賞を受賞しました。 受賞者 理学研究科 化学専攻 修士課程2年 井原 慧 指導教員 理学部第一部 化学…
-
2022.08.09
- プレスリリース
- 研究
金と炭素がつくりだす新たな動的共有結合性を利用した新たな炭素ナノリングの合成法の確立
研究の要旨とポイント シクロパラフェニレン(CPP)はナノサイズの環状化合物で、環状のπ共役系に基づく多彩な電子的・光学的性質を持つ機能性有機化合物です。 本研究では、以前に著者らの研究グループが発見した環状有機金錯体を経由するCPP…
-
2024.04.26
- プレスリリース
- 研究
可視～近赤外の広範囲でハイパースペクトルイメージングが可能な硬性内視鏡システムを開発
～生体内の深部組織観察や非破壊検査の進展に寄与～研究の要旨とポイント スーパーコンティニューム光源（＊1）と音響光学可変フィルター（＊2）を用いて、可視光～近赤外光の範囲（490~1600nm）でハイパースペクトルイメージングを実行できる硬性内視鏡システムを開発しました。 ニューラルネッ…