ニュース&イベント NEWS & EVENTS
本学大学院生・教員らの研究成果が日刊工業新聞等に掲載
掲載:2023年12月26日
更新:2024年1月10日
理学研究科 化学専攻 修士課程2年 手島 涼太さん、理学部第一部 応用化学科 大塚 英典教授、薬学部 薬学科 花輪 剛久教授らの研究グループによる研究成果が日刊工業新聞等に掲載されました。
手島さんらの研究グループは、海藻の成分であるアルギン酸塩と炭酸カルシウム、炭酸水を用いることで、接着性と膨潤性の低い創傷治療用ゲルを開発しました。
開発したゲルは、創傷治癒効果を有しており、臨床で使用されているゲルで生じる創傷部の拡張を抑制できることを実証しました。本研究で開発したゲルは、新たな創傷治療用ゲルとしての実用化が期待されています。
詳細は掲載紙をご覧ください。
掲載紙
日刊工業新聞 2023年12月22日
電子版はこちら
(電子版の購読には会員登録が必要です)
日本経済新聞 2023年12月29日
電子版はこちら
関連リンク
大学ジャーナルONLINE 2023年12月23日
海藻成分と炭酸水から高機能かつ環境にやさしい創傷治療用ゲルを作製
MEDICAL TRIBUNE 2024年1月4日
逆転の発想!海藻から創傷治療用ゲルを開発 低接着性・低膨潤性で創傷部の拡張を抑制
本学プレスリリース
海岸に漂着した海藻の成分と炭酸水を用いて高機能な創傷治療用ゲルを開発~従来の創傷治療用ゲルと真逆の低皮膚接着性・低膨潤性が創傷部の拡張を抑制する~
関連記事
-
2023.12.15
海岸に漂着した海藻の成分と炭酸水を用いて高機能な創傷治療用ゲルを開発
~従来の創傷治療用ゲルと真逆の低皮膚接着性・低膨潤性が創傷部の拡張を抑制する~研究の要旨とポイント 海岸に漂着した海藻から抽出されたアルギン酸塩と炭酸カルシウム、炭酸水を材料に、生体適合性が高く医療現場で簡便に使用可能な創傷治療用ゲルを作製することに成功しました。 これまでの創傷治療用ゲルと真逆の特性である低接着性・…
-
2023.04.18
果実の皮成分と炭酸水で高機能なハイドロゲルを創製
~環境負荷を低減しつつ、医療分野に応用可能な材料~研究の要旨とポイント 低メトキシ化ペクチンと炭酸カルシウムの混合溶液に、炭酸水を加えることで、均一な網目構造を有するハイドロゲルを簡便に調製することに成功しました。 炭酸水のpHによってハイドロゲルの物性を制御可能であることを明らかにすると…
-
2020.08.25
市販の炭酸水を用いたアルギン酸ゲルの簡便な調製方法を確立
~創傷治療への応用に期待~研究の要旨とポイント ●アルギン酸ゲルは、生体適合性の高さから、創傷治療をはじめとする臨床応用に期待が寄せられている材料です。 ●時間の経過に応じてpHが変化するという炭酸水の性質を利用し、従来よりも簡便な方法で、創傷治療に適した物理化学的…