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本学大学院生及び教員らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載
理工学研究科 修士課程2年 古郡 美紀さん、理工学部 先端化学科 中山 泰生准教授らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載されました。
TADF材料は希少金属を使わず、原理的に効率100%の発光が可能な次世代の有機EL用発光材料として世界的に研究開発が進められていますが、過渡発光データの数が不十分なため、高性能なTADF材料の開発が遅れています。
本研究では、TADF材料の発光特性に合わせた独自の計測システムを構築することで、過渡発光データの測定に要する時間の大幅な短縮に成功しました。
本手法により、従来法では計測できなかったTADF材料を含む、大量の過渡発光データの取得が可能となります。
また、これらのデータを活用した高性能なTADF材料の設計手法も新たに提案しました。
将来的に、有機ELディスプレーの低コスト化や省資源化に貢献するだけでなく、光触媒や蓄光材料などのあらゆる有機光材料の開発への応用も目指します。
詳しくは掲載紙をご覧ください。
掲載紙
『日刊工業新聞』2023年3月23日付 朝刊
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本学プレスリリース
広範囲な発光の時間変化を数秒で計測する技術を開発
深層学習を活用した次世代有機EL材料開発の新たな道を拓く(2023年3月22日)
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