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第2回 東京理科大学・野田市・流山市 包括連携協定講演会について(開催報告)
2021年12月11日(土)本学野田キャンパス7号館6階講堂において、野田市・流山市と締結した包括連携協定に基づく第2回講演会を開催しました。
第1回に続き、第2回目も感染予防の観点から来場者数を制限し、オンライン同時配信で、第1部「火の効用、火の災害」をテーマに本学 火災科学研究所の松原 美之教授が講演しました。続けて、第2部は火災科学研究センター実験棟(以下、「実験棟」)の見学が行われました。
前回講師の安部 良名誉教授が司会進行役となり、松原教授の紹介後、講演が始まりました。
第1部の松原教授の講演では、火災の現象(火災とは、燃える、火が着く、燃え広がる、火を消す)について、化学式を用いての専門的な説明やロウソクの炎を例に分かりやすく説明が行われました。
小休止の際は、マーフィーの法則について、"気づきの難しさ"をテレビコマーシャルの例を使って、ユーモアたっぷりに解説しました。
後半の火災の実践(実態と対策を理解する)では、火災で人がなぜ亡くなるのか、消火する、火災安全の対策、豆知識の解説が行われ、ライターの幼児対策(CR機能)の義務化により、規制後の死者数の減少が示されました。また、豆知識「水かけ論争」のお話はとても興味深いものでした。さらに、トンネル内・地下での鉄道火災では、火の正しい知識を得ることができました。
最後に、参加者からガスの安全性について質問が寄せられ、近年プロパンガスも警報やガス漏れ等、都市ガスと同様の改善がなされて安全であるが、使っているときに何か異変を感じたら迷わずガス会社に相談してほしい、そのことが災害の予防になると説明され、講演会は盛況のうちに幕を閉じました。
第2部として、参加者が4班(説明者:松原 美之教授、大宮 喜文教授、松山 賢教授、水野 雅之准教授)に分かれ実験棟の見学が行われました。
今後は、第3回「健康長寿のための体力づくり」(1/29)、第4回「地震に強い安心・安全な木造住宅」(3/26)の講演会を予定しています。

講師の松原 美之教授(左)と司会進行役の安部名誉教授(右)

松原 美之教授の講演

参加者からの質問

実験棟へ移動

燃焼実験(実験棟)

耐火炉(実験棟)
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