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2021.07.30 Fri UP

本学大学院生が日本太陽エネルギー学会主催 2021年度若手研究発表会奨励賞を受賞

本学大学院生が日本太陽エネルギー学会主催 2021年度若手研究発表会奨励賞を受賞しました。

受賞者
工学研究科 電気工学専攻 修士課程2年 谷名 香里
指導教員
工学部 電気工学科 教授 植田 譲
受賞題目
大規模太陽光発電所におけるモジュール動作点密度を用いた故障ストリング検出
内容
大規模太陽光発電所の長期運用、発電機会損失の低減のためには、迅速な不具合検出が必要不可欠です。しかし、大規模太陽光発電所の現地点検による不具合検出はその広大な敷地面積ゆえにコスト・時間がかかる問題があります。測定データの遠隔監視による自動不具合検出をすることが本研究の目的です。
本研究では1ストリング毎に1モジュールの電流電圧値が測定されている太陽光発電システムを対象としています。故障ストリング測定モジュール動作点は、故障モジュールの影響を受け(または測定モジュール自身が故障しており)最大出力動作点位置から移動する特性を持ちます。この特性から、全ストリング測定モジュール動作点分布の密度をOCSVM(One-Class Support Vector Machine)を用いて解析し、この時低密度となるモジュール動作点を故障ストリング測定モジュールとして検出します。
この手法では、従来故障検出の際に必要な日射量・モジュール温度のデータが不必要であるため、日射計・温度計設置コストを抑えたうえで、現地点検における作業員の負担を軽減し大規模太陽光発電所の故障を早期発見、システムの長期運用を達成することが期待されています。
受賞日
2021年7月20日

■日本太陽エネルギー学会
https://www.jses-solar.jp/

■2021年度若手研究発表会奨励賞受賞者会
https://www.jses-solar.jp/report/32279.html

■植田研究室
研究室のページ:https://www.rs.tus.ac.jp/yzrueda/index.html
植田教授のページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?6a3b

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