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2021.01.01 Fri UP

2021年 年頭のご挨拶

学部・学科を再編し
真に価値ある大学へ



学校法人東京理科大学
理事長 本山 和夫
理事長 東京理科大学の
さらなる発展に向けて



東京理科大学
学長 松本 洋一郎
学長
新年あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスは、未だにその収束が見通せない状況です。不自由な生活を強いられ、心身への負担はもとより、経済的にも深刻な影響を受けられている方もいらっしゃるかと存じます。この場を借りて心からお見舞い申し上げますとともに、穏やかな日常が1日も早く戻ることを願っております。
今般のコロナ禍では、国、地域、業界、業種を問わず甚大な影響を受け、それは本学も例外ではありません。理事会としては、コロナ禍による影響が始まった当初より迅速に対応策を打ち出し、遠隔授業に対応する機器・システムの導入および更新を行うとともに、コロナ禍で困窮する学生を支援し、経済的な理由から勉学を断念する学生を出さぬよう、各種の支援策を実行して参りました。
同時に、本学で働く教職員に対しても、感染拡大を未然に防ぐとともに、安心・安全に働いていただくため、在宅でも業務を遂行できる環境を構築してテレワークを推進し、会議をオンラインに切り替える等、さまざまな対策を行っています。
新型コロナウイルスの影響は依然として予断を許さない状況ですが、これからも教育・研究の歩みを止めることなく、むしろ新たな分野への挑戦の機会と捉え、さらなる飛躍へ向け全力で取り組んで参ります。
さて、今年は、本学が東京物理学講習所として誕生してから140年の節目の年にあたります。数年前から各キャンパスの再構築を進めており、野田キャンパスでは、一昨年に竣工した新7号館に続き、昨年7月には新実験棟も竣工しました。新実験棟は、フレキシビリティの高い実験空間と、学生が自由に使えるスタディプラザなど、コミュニケーションを促進する共用部を特徴としています。
神楽坂キャンパスでは昨年、本学の歴史を紹介する資料を充実させた近代科学資料館の改修工事が終了しました。葛飾キャンパスも、「周年記念研究棟(仮称)」の建設、2025年の薬学部の移転が計画されています。今後、神楽坂・葛飾キャンパスともに計画的に再構築を進め、施設を充実させていく計画です。
ハードの整備と併せ、ソフトの改革として全学的な学部・学科の再編計画も進めています。いよいよ4月には、経営学部に新たな学科として「国際デザイン経営学科」を設置し、基礎工学部も「先進工学部」へと生まれ変わります。その後も順次、学部・学科の再編を実施していきます。
一連の計画を通じ、教職員、学生、卒業生等の関係者が一体となり、140周年、その後の150周年に向けて〝真に価値ある大学〞を実現していきたいと考えております。
末筆ながら皆さまのご健康とご多幸を祈念し、新年のご挨拶といたします。
あけましておめでとうございます。
皆さまのこの1年が実り多い年でありますようお祈り申し上げます。
昨年はコロナ禍の中、学生、教職員の安全と健康を最優先に、講義をオンライン化するなど、教育・研究の継続のため、さまざまな措置を講じて参りました。大学にとっては、事業継続性を問われる死活問題であり、困難な状況を乗り切るべく、過去に計画した将来事業の見直し、緊急時対応の実行、新たな事業継続計画の策定など迅速な対応を行って参りました。今後、ポストコロナに向けて、大学の在り方を見直し、本学のさらなる発展の好機としたいと思っています。
東京理科大学は2031年における本学の姿として、「TUS VISION 150:日本の理科大から世界の理科大へ」を掲げ、研究大学としての活動を強化しています。創立140年を迎え、今年を、150年に向けた「行動の10年」の最初の年と位置付けています。その意味もあり、本学の教育・研究の現状を分析し、本来の教育と研究のポテンシャルを最大化する方策を「研究力強化プラン〜東京理科大学の研究力を引き出しさらなる高みへ〜」として取りまとめました。詳細は別の機会に譲りたいと思いますが、教職員が一丸となって、大学の本務である教育と研究を真摯に発展させていこうとするものです。学校教育法によれば、「大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。 その目的を実現するための教育研究を行い、その成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする」とあります。これを実現する大学経営とは、さまざまな収入を教育・研究に充当し、優れた研究者、教育者を任用し、高度な研究を行い、着実に教育に生かすことです。世界が大きく変化していく中、グローバルな大学経営モデルへとパラダイムシフトを起こせるかどうかが、今後の発展の鍵となります。これらの状況を踏まえ、学長室は、教育と研究の最前線に立つ教職員と連携し、現状の課題解決に取り組み、大学創設時の理念を受け継ぎ、学術を牽引し、社会に貢献する大学を目指します。
創立以来、「理学の普及」を建学の精神として、自然と人間の調和的かつ永続的な繁栄への貢献をめざす教育・研究を行ってきました。実力主義の伝統を堅持しつつ、幅広い教養教育と、基礎から最先端までの体系的な専門教育を行うことにより、正しい倫理観、豊かな人間性と国際的な視野を備えた技術者、科学者、そして理数系教育者を育成しており、各方面から高い評価を得ています。
今後も、伝統ある「実力主義」の学風を継承し、教育・研究分野において国際競争力を持つ「世界の理科大」となるため、社会に開かれた透明性の高い大学運営を行い、教職員一丸となってさまざまな諸施策に取り組んで参りますので、関係各位のご支援ご協力をお願い申し上げます。
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