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2020.12.08 Tue UP

本学学生が日本リアルオプション学会2020年研究発表大会において研究発表奨励賞を受賞

本学学生が日本リアルオプション学会2020年研究発表大会において研究発表奨励賞を受賞しました。

受賞者 理工学部 経営工学科 4年 桑原 大樹
指導教員 理工学部 経営工学科 講師 伊藤 真理
理工学部 経営工学科 教授 髙嶋 隆太
受賞題目 不確実性下における分散型電源の投資意思決定 -戦略的プロシューマーの市場競争-
内容 近年、太陽光、風力発電等の再生可能エネルギーの普及により、分散型電源を保有するプロシューマーが増加している。プロシューマーとは、自ら発電し消費する消費者である一方、余剰分を市場で売電する供給者でもあるプレーヤーのことである。分散型電源を所有することで、電力市場から調達していた電力を賄うことが可能となる。この分散型電源を所有するプロシューマーの増大は、集中型電源の利用の減少による送電コストの増大、電力市場価格の上昇等、様々な問題が顕在化している。これまでの研究では、これらプロシューマーの市場参入における投資意思決定の影響を静的なモデルにより分析が行われてきた。また、プロシューマーの投資意思決定に注目しリアルオプション分析を行っている研究は存在するが、投資プロジェクト単体の分析であり、プロシューマーに関して市場との関係性や競争について分析している先行研究は、ほとんど見受けられない。そこで本研究では、リアルオプションモデルを用いて、不確実性下におけるプロシューマーの分散型電源の投資意思決定が電力市場や既存事業者にどのような影響を及ぼすかについて分析を行った。その結果、社会的余剰の観点から、プロシューマー参入により、社会的余剰は増加する一方、不確実性の高い状況下ではプロシューマーの投資意思決定の影響に比較的差がないことが明らかとなった。
受賞日 2020年11月22日

■日本リアルオプション学会
http://www.realopn.jp/

■伊藤講師のページ
大学公式ページ:https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?6d55

■髙嶋教授のページ
大学公式ページ:https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?67ac

本学大学院生が日本リアルオプション学会2020年研究発表大会において研究発表奨励賞を受賞
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