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2025.05.08 Thu UP

秋山 仁栄誉教授が瑞宝中綬章を受章

4月29日(火)、春の叙勲が発表され、秋山 仁栄誉教授が瑞宝中綬章を受章しました。

秋山栄誉教授は、永年にわたって離散数学の研究に従事され、因子存在定理、線形樹化数予想、平行多面体元素定理、分解回転合同定理、タイル・メーカー定理など百数十編の論文を専門誌に発表されてきました。また、数学専門誌「Graphs and Combinatorics」Springer(1985年)を創刊し、1997年に、「離散・計算幾何学日本国際会議(JCDCG)」を立ち上げ、現在に至るまで毎年主催するなど、この分野の進展に著しく貢献しました。さらに、科学技術庁参与、文部省教育課程審議会委員、ユネスコ数学巡回展委員、NHKラジオ・テレビ講座講師、中国南開大学客座教授などを務め、専門書、啓発書二百数十冊を出版し、数学の普及と振興に尽くされました。

<略歴>
東京杉並に生まれる(1946年10月)。東京理科大学理学部応用数学科卒業(1969年)。日本医大助教授、ミシガン大学客員研究員、米国AT&Tベル研究所科学コンサルタント(非常勤)、東海大学教授、東京理科大学教授、東海大学開発研究所所長、東京理科大学理数教育研究センター長、近代科学資料館館長などを歴任し、現在、東京理科大学栄誉教授。ヨーロッパ科学アカデミー会員選出(2007年)、日本数学会出版賞受賞(2016年)、サント・ドミンゴ自治大学名誉博士(2017年)、外務大臣表彰(2018年)、コロンブス騎士勲章受章(2021年)。

秋山 仁栄誉教授が瑞宝中綬章を受章
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