Department of Architecture

創域理工学部 建築学科

社会の複合的な問題を捉えて分析し、
建築的な視点から解決策を見出す

地球的スケールでの環境問題、高度情報化社会の到来、高密度化の中での都市居住問題、高齢化社会への対応など、現代の社会状況は建築のあり方にも変革を迫っています。単なるモノづくりの技術に終わらず、社会の複合的な問題を捉えて分析し、建築的、都市的に解決策を見出すことが求められています。こうした社会認識のもと、建築学科は21世紀に活躍する創造性豊かな建築専門家を育てることを目標としています。高度な知識と技術を基盤として、現実に直面する様々な問題を解決しながら、新しい環境を創出していく提案や企画を立案・遂行できるアクティブな人材を育成することに力点を置いています。

概要図
  • 建築学科の特徴1

    建築や住環境に関わる
    あらゆる分野を学ぶ

    設計、造形、構造、環境、材料防災、都市計画、建築史など、建築や住環境に関わるあらゆる分野を幅広く学べる環境を整え、1年次から建築学の基礎的科目を多く設けています。また、将来の各専門分野での技術の高度化に対応できるよう、コンピュータ教育にも力を入れています。

  • 建築学科の特徴2

    専門性を深める
    6年制教育を強化

    学生の6割近くが大学院に進学する現状を踏まえ、従来の「4年+2年」教育から「3年+3年」教育へと重点をシフトしています。6年制教育では、3年次までに基礎教育を行い、4年次と修士課程の2年では、スタジオ制や横断コースを通じてより高度な専門教育を行います。

  • 建築学科の特徴3

    海外大学との
    活発な交流

    幅広い視野をもったアクティブな人材の育成を目指し、海外大学との交流を積極的に実施しています。国際的な活動展開に向け、ベルビル建築学校(フランス)、リール建築大学(フランス)リスボン工科大学(ポルトガル)、国立トゥールーズ建築学校(フランス)と交換留学を含む学術交流を行っています。

基礎情報・資格 BASIC INFORMATION & CERTIFICATION

キャンパス 取得学位 在籍学生総数 目指せる資格
野田キャンパス 学士(工学)

524名
(男⼦341名/⼥⼦183名)

男子 65%/女子 35%

※2023年5月1日現在

・1級建築士
・2級建築士

カリキュラム CURRICULUM

■必修科目 ●選択必修科目 ◆選択科目

1年次 2年次 3年次 4年次
■建築学入門/微分積分学1・2/物理学A1・2/線形代数学1・2
◆建築IT入門/化学1・2/物理学A演習1・2/線形代数学幾何学演習1・2
■建築法規
◆CAD演習/建築BIM入門
■卒業研究1・2
計画・設計分野 ■近現代建築史/建築計画1(建築プログラム)
◆空間デザイン及び演習1・2
■建築計画2(空間の表現)/都市デザイン/設計製図1・2
◆日本建築史/都市計画/西洋建築史
■設計製図3
●設計演習
◆都市解析基礎
ランドスケープ/デジタルデザイン演習
構造分野 ■建築構造力学1
◆建築構造力学演習1
■構造設計法概論/建築構造力学2
◆建築構造力学演習2/建築構造解析/建築荷重論/木質構造
■鉄骨構造/鉄筋コンクリート構造
●構造実験
◆地盤工学/建築振動学/構造設計法演習
環境分野 ■建築環境工学1/建築設備
◆建築環境工学2/建築環境工学演習/建築音響学
■建築環境実験1
●建築環境実験2
◆建築光環境/建築環境特論
◆建築環境デザイン
材料・防災分野 ■建築材料1/建築防災概論
◆建築材料2
■建築施工1
◆建築防災設計
■建築材料実験
●材料防災実験
◆建築施工2/火災安全工学

2023年度 学修簿 卒業所要単位表

専門
科目
基礎科目 一般教養科目 自由
科目
合計
専門基礎 基幹基礎 関連専門
基礎
自然を学ぶ
科目群
人間と
社会を学ぶ
科目群
キャリア
形成を学ぶ
科目群
外国語を
学ぶ
科目群
領域を
超えて学ぶ
科目群
70 28 30 - 128

卒業研究・
研究室紹介
GRADUATE RESEARCH AND LABORATORIES

計画・設計分野
建築や環境に対するニーズを分析・整理し、どのような建築を造るのかの基本構想を練り、基本的計画をまとめ、建築についての専門知識や技術を用いて建築を具体化します。また、建物の歴史や保全に関する調査分析を通して、建築のデザインの価値を検証します。
構造分野
建物には人や物などの荷重のほか、地震や風の力が作用しますが、建築はこれらの力を安全に受けとめなければなりません。建築構造とは建物に加わるもろもろの力を安全に受けとめる柱・梁・壁などの骨組みを、力学や技術を用いて合理的・経済的に造り出すことです。
環境分野
住宅・オフィス・劇場など建築の目的に応じ、いかに熱・光・音・空気などの状態・挙動を計画・設計し快適な空間を創るかを探ります。生理・心理、地球環境への配慮も不可欠な奥の深いテーマです。
材料・防災分野
建築物は、構造材料や内装材料など、いろいろな材料によって造られています。この分野は材料の強さや安全性を研究する材料分野と建築火災による被害を防止するための対策を研究する防火分野からなっています。

学生の声 VOICE

人はなぜその土地に住み続けるのか フィールドワークでその謎に迫る

学生の声

西田研究室 4年 冨樫 理央奈
愛知県・県立岡崎高等学校出身

印象的な授業 空間デザイン及び演習2

※内容は取材当時のものです。

学生主体の自由で先進的な研究室で「自然さ」という新たな概念を研究

学生の声

西田研究室 4年 水上 翔斗
富山県・県立高岡高等学校出身

印象的な授業 設計製図3

※内容は取材当時のものです。

進路 CAREER

進路グラフ

2023年3月31日現在

主な就職先

  • [建設業]
    大林組、鹿島建設、五洋建設、清水建設、積水ハウス、大東建託、竹中工務店、東急建設、西松建設、長谷工コーポレーション、前田建設工業

  • [不動産・物品賃貸業]
    旭化成ホームズ、一条工務店、オープンハウス、住友林業、大和ハウス工業、大和ライフネクスト、ポラス、ミサワホーム、リビタ

  • [公務員]
    国土交通省、埼玉県、東京都、神奈川県横浜市、千葉県松戸市、東京都特別区、福岡県福岡市、宮城県仙台市

    [サービス業、情報通信業]
    富士ソフト、富士通、ベイカレント・コンサルティング、三菱UFJトラストシステム、URコミュニティ、読売新聞東京本社

2020年3月~2022年3月卒業生

学生主体の自由で先進的な研究室で「自然さ」という新たな概念を研究

学生の声

西田研究室 4年 水上 翔斗
富山県・県立高岡高等学校出身

外部との連携も多く、また学生主体の積極的なチャレンジを奨励する先進的な研究室です。そこで私は「自然さ」という新たな概念を生み出し、その評価軸を見つけるため、地方でのフィールドワークやワークショップなどを含む研究を進めています。自分自身が地方の出身で、地元の将来を案じたこともきっかけの一つ。「自然さ」の調査研究が各地の特色を見出し、持続可能な街づくりの一助となることを期待しています。

設計製図3

与えられた敷地と課題を基に、小学校、図書館を構想してモデリングを行う授業。小学校の課題は個人で設計し、順位も発表されました。一方、図書館の課題は仲間と共同で設計し、協調性や計画性の大切さなどを学びました。

1 経済学1
2 鉄骨構造 都市解析基礎 鉄筋
コンクリート
構造
3 設計製図3 建築環境実験
1
建築材料実験 火災安全工学 設計製図3
4
5
6

前期は、設計課題や実験、さまざまなアルバイトで毎日忙しかったです。その中で友人と共に過ごす時間は貴重でした。ほとんど単位を取り終わった後期は、自分の時間を楽しみました。

※内容は取材当時のものです。

人はなぜその土地に住み続けるのか フィールドワークでその謎に迫る

西田研究室 4年 冨樫 理央奈
愛知県・県立岡崎高等学校出身

西田研究室は、学生主体で興味のあるテーマを自由に探すスタイルです。私はある島集落を対象に、地理的形状による生活要素の表出について研究しています。各家の玄関から道路までの空間を「中間領域」として着目し、この空間のあり方がまちの多様性を生み出しているのではないかという仮説の下、現地のフィールドワークを行っています。都市部では得られない学びがあり、広い視点でまちを考えるようになりました。

学生の声

空間デザイン及び演習2

建築の知識がない状態で、自分がイメージする空間を実際に作る授業です。実存する建築物を詳細に模倣して名作空間を表現したり、想像する空間を作ったりと、学年が上がってからではできない自由な空間デザインに取り組むことができます。

1 空間デザイン
及び演習2
建築防災概論 Integrated
Skills in
English 1
2 数学2 建築計画1
(建築プログラム)
物理学A2
3 経済学2 線形代数学
幾何学演習2
フランス語
(初級)
4 空間デザイン
及び演習2
建築構造力学1 西洋建築史 線形代数学
及び幾何学2
5 建築構造力学
演習1
建築材料2
6

この一年で、建築の基礎知識を幅広く身に付けました。授業や課題はハードですが、自由な時間もあります。サークルに加え、長期休みには建築を見に旅行もしました。

※内容は取材当時のものです。

伊藤 研究室

[専攻]都市計画学 [指導教員]伊藤 香織 教授 [キーワード]都市解析,都市デザイン
[テーマ例]❶中心市街地と地域愛着 ❷回遊行動と情報利用 ❸集落の地理・社会と屋号

世界の都市人口は全人口の半数に達し、今も増え続けています。一方、我が国では縮小する都市が増えています。人々の幸福とサステイナブルな社会の実現のために、都市がうまく機能していくようデザインする必要があります。本研究室は、調査・分析を通して都市の性質を捉え、デザインを通して都市の在り方を提案します。対象は、都市圏のような広域スケールからストリートファニチャのような身近なスケールまで、インフラ整備のようなハード面から都市ブランディング戦略のようなソフト面まで、広範にわたります。

岩岡 研究室

[専攻]建築計画学、建築意匠学、建築設計 [指導教員]岩岡 竜夫 教授 [キーワード]建築デザイン一般に関する調査研究
[テーマ例]❶建築空間のスケールに関する研究 ❷建築の構法と素材に関する研究 ❸現代住宅に関する調査研究および設計

すべての建物は「寸法」によってその形や空間が決定されています。建物や空間の寸法(サイズ)は、人々の思考や行動に対してさまざまな影響を与えています。本研究室では、特に建物のスケール(大きさ)やモジュール(単位空間)に関する調査をベースとして、建築物、外部空間、街並、集落、都市空間などに見られるデザインの解読を試みています。そうした調査研究と並行して、住宅を中心とした実際の設計活動を展開し、新しい建築空間の創造に挑戦しています。

大宮 研究室

[専攻]建築防災・安全、火災工学 [指導教員]大宮 喜文 教授 [キーワード]建築防災技術,火災現象論,避難安全
[テーマ例]❶非常時の避難行動の定量的考察 ❷散水設備を考慮した大規模木造建築物の火災性状予測手法 ❸先進的煙制御システムの開発

阪神淡路大震災や東日本大震災では、多くの大規模な火災が発生しました。また近年、建築物が大規模、大深度化、超高層化し、新たな空間の創出に伴う火災の危険性が危惧されています。本研究室では、このような災害による被害の防止、低減のために研究を進めています。例えば、コンピュータによる火災現象や人間挙動の再現・予測技術の開発、環境心理的な視点からの異変感知特性の検証、統計資料や実地調査資料から被害低減への計画策定、実務的な防災設計法の体系化などを進めています。

垣野 研究室

[専攻]建築計画学、環境行動学 [指導教員]垣野 義典 准教授 [キーワード]建築空間と人間の行動の関係に関する研究
[テーマ例]❶北欧・オランダの学校建築 ❷フィンランドの図書館建築 ❸集合住宅、ゲストハウスなどの居住環境

建築計画は、戦後不足していた集合住宅、学校、病院の3つの建築から始まりました。空間利用者の立場から空間を研究し、その結果を設計に活かしていくことを特徴とします。人間は建築の「ささやき」に感応しながら生きています。「静かで小さな部屋にいると落ち着く」というのも、感応の一種です。その「ささやき」は人間の生活を安定させるとても根源的なことだけれど、あまりに当たり前で普段は認識されないこともあります。だから人間の行動を調べ観察するなかで、建築が発している普段気づかない「ささやき」を顕在化させたいと思います。そして、そこから生まれる設計理論によって新たな建築を提案していきます。

兼松 研究室

[専攻]建築材料学、コンクリート工学 [指導教員]兼松 学 教授 [キーワード]メンテナンス,環境側面,耐久性
[テーマ例]❶建築物の耐久性および維持保全に関する研究 ❷建築材料に関わる資源循環および環境評価 ❸中性子利用技術の建築分野への応用

日本の高度成長の原動力となった建築物は、現在その多くが維持更新の時期を迎えつつあり、いかにそれらをメンテナンスし耐久性を高め、かつ環境に配慮しながら持続再生していくかが大きな課題となっています。本研究室では、建築物の耐久性を精緻に予測するシミュレーション技術や、その維持管理戦略に関する研究に加え、現代社会の大きなテーマである建築物の環境側面に関する問題について、建築材料学的視点から研究しています。建築材料学は社会のさまざまな分野に通ずる守備範囲の広い学問です。

衣笠 研究室

[専攻]建築構造学、都市防災 [指導教員]衣笠 秀行 教授 [キーワード]都市を守る耐震設計法
[テーマ例]❶都市機能維持を目標とした耐震設計法の開発 ❷耐震工学および経済学の両面からの建築性能評価法の開発 ❸地震時損失の低減を目的とした構造システムの開発

首都圏直下型地震による莫大な経済損失の発生とそれにより引き起こされる深刻な環境破壊が懸念されています。建築物の耐震性能を、耐震工学だけでなく経済学の面から適切に評価し、必要な性能を確実に確保できる設計法の開発が求められています。本研究室では、次の二つの課題、「大都市東京はどの程度の地震に耐えられるのか?」、「地震に強い都市はどうすれば実現できるのか?」を掲げ、耐震工学および経済学の両面から、都市経済を支える建築物の最適設計法についての研究を行っています。

高瀬 研究室

[専攻]建築環境工学 [指導教員]高瀬 幸造 講師 [キーワード]熱環境,省エネルギー,サステナブルデザイン
[テーマ例]❶都市・建築における太陽エネルギー利用 ❷建物外皮性能向上と設備の高効率化による省エネルギー化 ❸サステナブル建築実現のためのシミュレーション手法

建築と地球環境との関係を意識し、エネルギー効率の高い住宅・建築や設備システムを研究開発し、普及させていく取り組みを行っています。特に、地域の気候の特徴を捉えて、太陽や風などの自然エネルギーを活用することの価値や面白みを大切にしています。実際に建っている住宅・オフィスビルなどでの実態調査や、実験・シミュレーションを駆使して、人々が健康で快適に暮らしながらも持続可能な建築・都市のあり方を考えています。

永野 研究室

[専攻]建築構造力学 [指導教員]永野 正行 教授 [キーワード]大都市における地震工学と地震防災
[テーマ例]❶近年の被害地震を教訓とした地盤震動特性 ❷地震・地盤・基礎・建物・室内被害までの一貫評価システムの開発 ❸超高層集合住宅を対象とした建物耐震性と室内安全性の評価

2011年東日本大震災では、巨大規模の断層運動に起因して、津波、長周期地震動、液状化等による建物被害が発生しました。2016年熊本地震では都市直下で発生する内陸地殻内地震により、多数の木造建物被害が発生しました。大地震時の建物被害の発生パターンは、さまざまな要因が複雑に絡み合います。本研究室では、震源から基礎、建物応答、室内被害、人的被害までの動的プロセスを総合的に評価し、将来の地震被害軽減に向けた研究を進めています。

西田 研究室

[専攻]建築設計、空間活用、まちづくりとデザイン [指導教員]西田 司 准教授 [キーワード]建築・都市における多様性のデザイン,人の集まる場の研究
[テーマ例]❶遊びから考える都市空間の研究 ❷自然さ~人工物と自然物のあいだにある建築~ ❸空間と時間の構成論研究

都市や地域、社会、生活文化のなかに建築はあります。建築は、一人の居場所であり、コミュニティの拠点であり、誰に対してもひらかれています。設計とは出来上がった建物のことだけではなく、関わる人や地域の暮らし方や働き方の未来を考えます。一人一人が建築の楽しさを、考えたり設計したりすることの価値を、日常の豊かさを実験する研究室です。

宮津 研究室

[専攻]建築構造学 [指導教員]宮津 裕次 講師 [キーワード]木質構造,制振・免震構造,構造最適化
[テーマ例]❶木造建築物に適した制振・免震技術の開発 ❷部分空間法による建築物の振動特性評価 ❸制振ダンパの配置最適化

建物が地震に対して安全であることは、人が安心して生活するために極めて重要です。本研究室では、木造建築物を主な対象として、①地震に対する安全性向上のための制振・免震・耐震技術の開発、②システム同定手法を用いた地震時の振動挙動の解明、③最適化手法を用いた各種構造システムの合理化などに取り組みます。

山名 研究室

[専攻]建築史・意匠、建築設計 [指導教員]山名 善之 教授 [キーワード]保存活用計画,近現代建築史
[テーマ例]❶近現代建築の空間構成および設計過程に関する研究 ❷近現代建築の保全・保存再生に関する研究、建築資料のアーカイブズ化に関する研究 ❸近代計画都市に関する史的研究

今日の建築デザインを「時間」という継続性の中で捉え、 近現代建築、近代計画都市を対象に調査、研究を行っています。また、それらの文化遺産としての側面の重要性を認識し、保存、活用継承していくための方策を立てることを進めています。ユネスコをはじめとする国際機関と密接な関係にあるICOMOS(本部・パリ)やdocomomo(本部・リスボン)とも連携し、文化遺産保護の原理、方法論、科学技術の応用の研究も続けています。また、文化庁国立近現代建築資料館とも連携した近現代建築資料のアーカイブズ化も主要なテーマの一つとなっています。国際的ネットワークの中で調査・研究活動を行い、広い視野の中で、それぞれの対象の固有の「オーセンティシティ」の追求を行い、今日の社会にも開かれた文化的価値を持ち得る「リビング・ヘリテージ」を目指しています。

吉澤 研究室

[専攻]建築環境工学 [指導教員]吉澤 望 教授 [キーワード]照明,光環境,視環境
[テーマ例]❶照明デザイン支援ツールの開発 ❷美術館における昼光導入手法やLED照明利用に関する研究 ❸照明シミュレーションによる視環境評価手法の研究

建築と光は不可分の関係で、かつては自然光、20世紀に入るとそれに加えて人工照明の扱いが重要なテーマとなってきました。光の量と質をコントロールしていく上では、審美性に加えて視認性・省エネルギー性などさまざまな側面を考慮する必要があります。本研究室では、照明シミュレーションによって光の挙動を求め、その結果から建築空間の見えを予測する手法を、実空間の調査・模型実験などを通して導き出すことを、研究の主な目的としています。

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