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2025.11.20 Thu UP

本学研究推進機構 総合研究院の塩谷 光彦教授が紫綬褒章を受章

本学研究推進機構 総合研究院の塩谷 光彦教授が、紫綬褒章を受章しました。
紫綬褒章は、学術・芸術上の発明、改良、創作などにおいて顕著な功績を挙げた方に授与されるもので、今回は2025年11月3日付で17名が選ばれました。

塩谷教授は、錯体化学、超分子化学、生物無機化学の教育・研究に長年尽力され、超分子金属錯体を基盤とした分子やイオンの精密配列制御や多様な空間機能の創出により、物質化学分野を牽引してこられました。
特に、世界に先駆けた金属錯体型人工DNAの開発をはじめ、DNA触媒やロジックゲートシステムの実現、多孔性超分子結晶を用いた新たなナノ空間化学の開拓など、数多くの優れた研究成果を挙げられています。

今回の受章にあたり、塩谷教授は次のように述べています。
「このたび、令和7年秋の紫綬褒章の栄に浴することができましたことを大変光栄に存じます。錯体化学、超分子化学、生物無機化学といった分野における物質創製への貢献は、ひとえに研究に携わっていただいた関係者の皆様のご尽力の賜であり、この場をお借りして心より感謝申し上げます。物質創製化学研究を担う若い世代の刺激となるよう、今後も精進してまいります。」

<略歴>
1986年 東京大学 大学院薬学系研究科 博士課程中退
1986年 広島大学 医学部総合薬学科 助手
1988年 岡崎国立共同研究機構 分子科学研究所 助手
1990年 広島大学 医学部総合薬学科 助手
1990年 広島大学で薬学博士を取得
1991年 広島大学 医学部総合薬学科 講師
1994年 広島大学 医学部総合薬学科 助教授
1995年 岡崎国立共同研究機構 分子科学研究所 教授
1999年 東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻 教授
2024年4月 東京理科大学 総合研究院 教授に就任、現在に至る

主な受賞歴:文部科学大臣表彰 科学技術賞(2016年)、錯体化学会賞(2018年)、日本化学会賞(2020年)、International Izatt-Christensen Award(2022年)、日本核酸化学会賞(2023年)

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