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2025.10.02 Thu UP

第26回応用薬理シンポジウムにおいて本学大学院生が優秀発表賞(口頭発表、ポスター発表)を受賞

第26回応用薬理シンポジウムにおいて本学大学院生が優秀発表賞(口頭発表、ポスター発表)を受賞しました。

<優秀発表賞(口頭発表)>

受賞者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程2年 嶋田 奈央
指導教員
薬学部 生命創薬科学科 講師 秋田 智后
薬学部 生命創薬科学科 嘱託教授 山下 親正
受賞題目
経鼻投与された糖鎖修飾GLP-1 誘導体は神経細胞を乗り継いで神経変性を抑制し学習記憶障害を改善させる
内容
第26回応用薬理シンポジウムにおいて、GSK-3βを抑制することでアミロイドβ(Aβ)とタウの両方に効果を示すGLP-1について、神経細胞を乗り継いで中枢を移行できる糖鎖修飾Nose-to-Brainシステム「糖鎖修飾GLP-1誘導体」の有用性を報告した。
経鼻投与された本誘導体は呼吸上皮の三叉神経を介して作用部位の海馬・大脳皮質に移行し、Aβとタウ誘発性神経変性モデルマウスに対する神経変性抑制効果を有すること、および短期記憶障害に対する最低薬効量を明らかにした。
研究内容や質疑応答の的確性など、優秀な発表を行ったため優秀発表賞に選出された。
受賞日
2025年9月14日

<優秀発表賞(ポスター発表)>

受賞者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 髙橋 寿斗
指導教員
薬学部 生命創薬科学科 講師 秋田 智后
薬学部 生命創薬科学科 嘱託教授 山下 親正
受賞題目
革新的なアルツハイマー病治療薬として臨床応用を可能とする糖鎖修飾GLP-1誘導体の点鼻液剤の開発
内容
アルツハイマー病の革新的治療薬の開発を目指し、Aβとタウの両方に効果を示すGLP-1に効率的な中枢移行を可能とする糖鎖修飾Nose-to-Brainシステムを適応した糖鎖修飾GLP-1誘導体の点鼻液剤化に関して報告した。
本誘導体のAβとタウ誘発性神経変性モデルマウスに対する最低薬効量と臨床推定濃度を明らかにし、開発した点鼻液剤は、少なくとも4週間後まで高い安定性を維持し、臨床で汎用される点鼻デバイスで標的部位の呼吸上皮に広く分布することを報告した。
研究内容や質疑応答の的確性など、優秀な発表を行ったため優秀発表賞に選出された。
受賞日
2025年9月14日

関連リンク
第26回応用薬理シンポジウム

秋田研究室
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第26回応用薬理シンポジウムにおいて本学大学院生が優秀発表賞(口頭発表、ポスター発表)を受賞
左から:髙橋さん、嶋田さん
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