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2025.09.12 Fri UP
【開催報告】第17回 東京理科大学・野田市・流山市 包括連携協定講演会について
2025年9月6日(土)に、本学野田キャンパス7号館6階講堂において、野田市・流山市と本学との包括連携協定に基づく第17回の講演会が開催されました。
第17回目となる今回は、オンライン(Zoom)での同時配信にて本学創域理工学部 生命生物科学科 中村 由和 教授が「皮膚バリアの仕組みと皮膚炎の関係を理解する」というテーマで講演しました。
講演会は安部 良 名誉教授が司会進行役となり、講演者の中村 由和 教授を紹介し、講演が始まりました。
中村教授の専門は脂質生物学、皮膚科学です。


講演では、皮膚が体の内側を外界から守る大切なバリアとして働いていることを説明しました。このバリア機能が弱まると、肌の乾燥やかゆみが起こりやすくなり、その結果としてアトピー性皮膚炎などの炎症につながる場合があります。そこで、皮膚がどのようにバリア機能を発揮しているのか、その仕組みを解説するとともに、バリアの異常が炎症に結びつく過程についても紹介しました。
講演後は参加された方からの質問と意見交換が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
次回は、12月20日(土)、本学七野 成之 講師による「ゲノム科学の進歩の歴史と、人々の生活や医療への貢献、またその将来の発展の方向性について理解する」を開催する予定です。