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iSAI/NLP2024において本学大学院生がBest Paper Awardを受賞
iSAI/NLP2024において本学大学院生がBest Paper Awardを受賞しました。
- 受賞者
- 工学研究科 電気工学専攻 修士課程1年 佐藤 優大
- 指導教員
- 工学部 電気工学科 教授 河原 尊之
- 受賞題目
- Quantum Circuit Learning Enhanced by Dynamic Circuit
- 内容
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量子回路学習(Quantum Circuit Learning)は、量子コンピュータを機械学習に応用するためのアルゴリズムであり、量子ビット数が限られており物理的エラーを修正できないノイズの多い中規模量子(NISQ)デバイスを活用するための方法である。しかしながら、ノイズによってその性能は制限されてしまう。今回、学習フェーズと推論フェーズの両方でノイズの影響を軽減するために、データの再アップロードと動的回路技術を組み合わせた回路構成を提案した。更に、実機ベースのノイズモデルを用いて、シミュレータでその有効性の高さを評価した。
この結果を、IEEEタイランド支部、タイ人工知能協会、タイ国立電子コンピューター技術研究センターなどの主催による「第19回人工知能と自然言語処理に関する国際合同シンポジウム(iSAI/NLP2024)」にて発表したところ、Best Paper Awardを獲得した。
- 受賞日
- 2024年11月13日
河原研究室
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