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2024.06.03 Mon UP

日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞

日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞しました。

<学生優秀発表賞(口頭発表の部)>

受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 博士後期課程2年 溝口 湧真
指導教員
薬学部 薬学科 教授 月本 光俊
薬学部 薬学科 助教 北畠 和己
受賞題目
反転培養法を利用した宇宙放射線防護剤の開発
内  容
反転培養法を利用した宇宙放射線防護剤の開発に関する研究内容について口頭発表し、熱意に溢れ分かりやすく且つ学術上注目すべき内容を有しており将来の発展が期待されるとして、学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。
受 賞 日
2024年4月23日
受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 石井 慎也(2023年度修士課程修了)
指導教員
薬学部 薬学科 教授 礒濱 洋一郎
薬学部 薬学科 助教 村上 一仁
受賞題目
肺上皮細胞のaquaporin-5はアポトーシスを抑制することで敗血症に伴う肺水腫を抑制する
内  容
日本薬学会第144年会における発表が高く評価され、受賞に至りました。
受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 小堀 愛仁
指導教員
薬学部 薬学科 教授 西川 元也
薬学部 生命創薬科学科 准教授 草森 浩輔
薬学部 薬学科 助教 板倉 祥子
受賞題目
CpGオリゴデオキシヌクレオチドの自己ゲル化核酸への搭載による免疫賦活化作用の増強
内  容
CpGオリゴデオキシヌクレオチドの自己ゲル化核酸への搭載による免疫賦活化作用の増強に関する発表と研究内容が高く評価され、日本薬学会第144年会において受賞に至りました。
受 賞 日
同上

<学生優秀発表賞(ポスター発表の部)>

受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 博士後期課程2年 鈴木 雅斗
指導教員
薬学部 薬学科 准教授 東 恭平
薬学部 薬学科 助教 米野 雅大
受賞題目
サメ由来コンドロイチン硫酸はグラム陽性細菌の増殖を抑制する
内  容
機能性食品であるサメ由来コンドロイチン硫酸はグラム陽性菌の増殖を抑えること、およびその増殖抑制には糖鎖に修飾された硫酸基の数と位置が重要であることを明らかにした点が高く評価され、日本薬学会第144年会において受賞に至りました。
受 賞 日
2024年4月23日
受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程2年 大瀧 正太郎
指導教員
薬学部 生命創薬科学科 教授 青木 伸
薬学部 生命創薬科学科 講師 東條 敏史
受賞題目
光照射によって構造制御されるアゾベンゼン含有キラル環状化合物の設計と合成
内  容

本研究の目的は新たな分子機械の開発である。アゾベンゼン骨格を有するキラル環状化合物を設計・合成し、分子内キラリティーによって光および熱異性化の回転運動の方向制御することに成功した成果が認められ、学生優秀発表賞(ポスター発表の部)が授与された。

発表タイトル(ポスター):光照射によって駆動するアゾベンゼン含有キラル環状化合物の設計と合成
発表者:大瀧正太郎、芝内涼太、東條敏史、棚田法男、景山義之、青木伸

受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 市田 夏海
指導教員
薬学部 薬学科 講師 藤江 智也
受賞題目
カドミウムの内皮細胞傷害に対するインテグリン発現抑制の関与
内  容
カドミウムは、内皮細胞層に特徴的な脱離様の傷害を示すことが明らかになっていますが、その分子機構は未解明でした。本研究では、カドミウムによる細胞接着分子インテグリンの減少がその本質的な機構であることを示しただけでなく、その減少に関与する細胞内シグナルの一端を明らかにしました。
受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 小池 奈月子
指導教員
薬学部 薬学科 教授 野口 耕司
国立感染症研究所 細胞化学部 部長 深澤 征義
受賞題目
ウイルス高感受性Vero細胞株樹立の試み
-STAT1を欠損させたポリオウイルス非感受性Vero細胞株の樹立-
内  容
ウイルスに高い感受性を有する細胞株は、ウイルスを高効率に分離するため、あるいは宿主細胞におけるウイルス増殖機構を解明するために非常に有用です。本研究では、ポリオウイルス受容体欠損Vero細胞株を用い、IFNのシグナル伝達を担うSTAT1を欠損させることで、既存のVero細胞よりもウイルス感受性にすぐれた新規細胞株を樹立しました。これらの細胞株は、未知のウイルス分離同定において強力なツールとなることが期待され、今後の感染症研究に広く貢献するものです。
受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 佐藤 薫
指導教員
薬学部 薬学科 教授 野口 耕司
薬学部 薬学科 助教 山本 雄一朗
受賞題目
SARS-CoV-2スパイクタンパク質S2領域を標的とする二重特異性中和抗体の作製
内  容
新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスSARS-CoV-2の表面抗原 スパイクタンパク質は、ウイルスの侵入阻害薬の創薬標的分子です。本研究では、スパイクタンパク質のS2領域を新規エピトープとする抗体から二重特異性抗体を作製し、その阻害様式を解析しました。二重特異性抗体は免疫逃避型変異ウイルスにも有効性を示す可能性があることから、本研究は、抗体医薬耐性問題の克服に貢献するものです。
受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 西口 ひかり
指導教員
薬学部 薬学科 教授 高橋 秀依
薬学部 薬学科 助教 中村 佳代
受賞題目
大麻抽出物を識別する新規呈色試薬の開発
内  容
近年、特に若年層での大麻の乱用拡大が社会問題となっています。捜査機関等は法規制成分(THC等)を迅速に見分けなければなりませんが、現在の手法では偽陽性が多いことが課題です。本研究では、大麻抽出物とジアゾニウム塩との反応を利用し、法規制成分と精神作用のない成分(CBD、CBN等)を色ではっきりと区別できる新たな呈色試薬の開発に取り組み、いくつかの有力な呈色試薬を合成しました。新たに合成した呈色試薬は実際の捜査を円滑にして社会貢献できることが期待できるため、学生優秀発表賞の受賞に至りました。
受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学部 薬学科 藤塚 亮次(2023年度卒業)
指導教員
薬学部 薬学科 教授 斎藤 顕宜
生命医科学研究所 准教授 寺島 裕也
受賞題目
アロディニアを発症する新規がん性疼痛モデルマウスに対するジスルフィラムの鎮痛効果
内  容
アルコール依存症治療薬として使用されているジスルフィラム(DSF)には、ケモカイン受容体CCR2及びCCR5シグナルを促進する細胞内タンパク質FROUNTに直接結合し、そのシグナルを減弱することで、抗がん作用および抗不安様作用を発揮することを報告してきました。本研究では、癌患者が発症する神経障害性疼痛の代表的症状の一つである「アロディニア」を呈する担癌モデルマウスを作出し、DSFの鎮痛効果に関する検討結果を報告して、この発表が高く評価され、受賞に至りました。
受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学部 薬学科 学部6年 松岡 大暉
指導教員
薬学部 薬学科 教授 東 達也
受賞題目
エストラジオールの骨格由来の特異的プロダクトイオンを生成する誘導体化法とそれを用いた血中エストラジオールのLC/ESI-MS/MS定量法の開発
内  容
松岡 大暉さんが日本薬学会第144年会(2024年3月28日〜31日、横浜)において研究成果を発表し、研究内容、プレゼン方法等の審査項目で高評価され、学生優秀発表賞を受賞しました(ポスター発表の部、1268審査演題中259演題受賞)。本研究は乳癌の治療効果追跡になどにおいて測定が不可欠な血中超微量エストラジオールに対し、LC/ESI-MS/MSでの感度、特異性を大幅に向上させる誘導体化法に関するものです。臨床検体を用いた試験でも良好な結果が得られており、実用化も期待されます。
受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学部 薬学科 学部6年 吉田 菜月
指導教員
薬学部 薬学科 教授 東 達也
受賞題目
新規Cookson型誘導体化試薬とLC/ESI-MS/MSを用いた,ヒト尿中23,25-ジヒドロキシビタミンD3-グルクロニドの抱合位置決定
内  容
吉田 菜月さんが日本薬学会第144年会(2024年3月28日〜31日、横浜)において研究成果を発表し、研究内容、プレゼン方法等の審査項目で高評価され、学生優秀発表賞を受賞しました(ポスター発表の部、1268審査演題中259演題受賞)。本研究は、尿中の微量ビタミンD代謝物の抱合位置や構造を正確に決定する手法の開発に関するもので、ビタミンD欠乏症の診断やビタミンD代謝の理解に役立つと期待されます。
受 賞 日
同上
受 賞 者
薬学部 薬学科 学部5年 小島 優奈
指導教員
薬学部 薬学科 教授 花輪 剛久
薬学部 薬学科 助教 廣瀬 香織
国立成育医療研究センター 齊藤 順平
国立成育医療研究センター 赤羽 三貴
国立成育医療研究センター 山谷 明正(明治薬科大学教授)
薬学研究科 薬学専攻 客員教授 芦澤 一英(国立成育医療研究センター)
薬学研究科 薬学専攻 客員教授 石井 文由(明治薬科大学教授)
薬学研究科 薬学専攻 客員研究員 今中 侑子(明治薬科大学講師)
薬学研究科 薬学専攻 客員研究員 小田 馨
受賞題目
小児科循環器疾患薬の粉砕後の安定性評価
内  容

循環器疾患薬は小児に対しても用いられる場合がありますが、小児用の剤形は少なく、医療現場では錠剤を粉砕して倍散とした散剤を予め調製し調剤に用いています。しかし、それらの散剤(粉砕製剤)の長期保存による物性変化や主薬の安定性について検討した報告は少数です。そこで本研究では降圧利尿剤のヒドロクロロチアジド(HCTZ)錠をモデル製剤とし、粉砕製剤とした際の保存安定性について検討しました。

PXRD、DSC、FTIRなどの機器を駆使し、網羅的な検討から製剤の安定性を評価した点が評価されたと考えています。また、小島さんは学内外の実習の寸暇を利用してコツコツと研究を重ね、その結果が評価され教員としても大変嬉しく思っております。

受 賞 日
同上

関連リンク
受賞者一覧
日本薬学会第144年会
一般社団法人 情報処理学会

月本研究室
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礒濱研究室
礒濱教授のページ
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西川研究室
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西川教授のページ
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草森研究室
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東准教授のページ
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青木研究室
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藤江研究室
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野口研究室
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斎藤研究室
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松島研究室
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寺島准教授のページ

花輪研究室
研究室のページ
花輪教授のページ
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日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞
溝口さん
日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞
小堀さん
日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞
市田さん
日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞
小池さん
日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞
佐藤さん
日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞
松岡さん
日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞
吉田さん
日本薬学会第144年会において本学修了生ら及び大学院生ら、学生らが学生優秀発表賞(口頭発表の部・ポスター発表の部)を受賞
小島さん
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